「次の休みはどこへ行こうか」「お得に旅行を予約したい」と考えたとき、多くの人がまず思い浮かべるのがインターネット上の旅行予約サイトではないでしょうか。スマートフォンやパソコン一つで、膨大な数のホテルや航空券、ツアーを比較・予約できる旅行予約サイトは、現代の旅行計画に欠かせないツールとなっています。
しかし、国内外に数多くの予約サイトが存在し、「どのサイトを使えばいいのかわからない」「結局どこが一番安いの?」と悩んでしまうことも少なくありません。サイトごとに得意な分野や強みが異なり、ポイント還元率やセールの内容も千差万別です。
自分に合った旅行予約サイトを見つけ、賢く活用することが、満足度の高い旅行を実現するための第一歩と言えるでしょう。
本記事では、旅行予約サイトの基本的な知識から、メリット・デメリット、そして失敗しないための選び方までを徹底的に解説します。さらに、2024年最新のおすすめ旅行予約サイト15選をそれぞれの特徴とともに詳しく紹介し、目的別にどのサイトが最適かもご提案します。
この記事を最後まで読めば、あなたにぴったりの旅行予約サイトが見つかり、次の旅行をよりお得に、よりスムーズに計画できるようになるはずです。旅行計画の参考に、ぜひご活用ください。
目次
旅行予約サイトとは?旅行代理店との違い
旅行を計画する際、多くの人が利用する旅行予約サイト。しかし、その仕組みや種類、昔ながらの旅行代理店との違いを正確に理解している人は意外と少ないかもしれません。ここでは、旅行予約サイトの基本から、それぞれの特徴、実店舗を持つ旅行代理店との違いまでを詳しく解説します。この章を読むことで、自分が利用すべきサービスはどれなのかを明確に判断できるようになります。
旅行予約サイト(OTA)とは
旅行予約サイトとは、インターネット上でホテルや旅館などの宿泊施設、航空券、パッケージツアー、レンタカー、アクティビティといった旅行関連商品を販売するウェブサイトやアプリのことを指します。一般的に「OTA(Online Travel Agent)」という名称で呼ばれることが多く、文字通りオンライン上の旅行代理店としての役割を担っています。
ユーザーは、パソコンやスマートフォンを使って、目的地や日程、予算などの条件を入力するだけで、膨大な選択肢の中から自分に合った商品を簡単に検索・比較できます。気になる商品が見つかれば、そのままサイト上で予約手続きと決済を完了させることが可能です。
24時間365日、場所を選ばずに利用できる手軽さと、多様な商品を横断的に比較検討できる利便性がOTAの最大の特徴です。また、実際にその施設やサービスを利用した他の旅行者による口コミや評価が多数掲載されており、予約前の重要な判断材料となります。これにより、パンフレットや公式サイトの情報だけでは分からない、リアルな情報を得た上で意思決定ができるのです。
旅行予約サイトの種類と特徴
一口に旅行予約サイトと言っても、そのビジネスモデルによっていくつかの種類に分類できます。主に「予約サイト(OTA)」「比較サイト(メタサーチ)」「旅行会社の公式サイト」の3つに大別され、それぞれに異なる特徴があります。
種類 | 特徴 | 具体例 |
---|---|---|
予約サイト(OTA) | 自社で宿泊施設などと直接契約し、在庫を確保して販売。予約から決済までサイト内で完結する。独自のポイントプログラムやセールが豊富。 | 楽天トラベル, Booking.com, Expedia, Agoda |
比較サイト(メタサーチ) | 複数の予約サイトや航空会社の情報を集約し、価格を一覧で比較できる。最安値を見つけやすいが、予約は各社のサイトに移動して行う。 | トラベルコ, skyticketの一部機能, Googleフライト |
旅行会社の公式サイト | 実店舗を持つ旅行会社が運営。自社企画のパッケージツアーが豊富で、サポート体制に安心感がある。 | JTB, 日本旅行, H.I.S. |
予約サイト(OTA)
一般的に「旅行予約サイト」と聞いて多くの人がイメージするのが、このタイプのサイトです。楽天トラベルやBooking.com、Expediaなどが代表例です。
これらのサイトは、宿泊施設や航空会社と直接契約を結び、自社のプラットフォーム上で商品を販売します。ユーザーはサイト内で検索から予約、決済まで全てのプロセスを完結させることができます。
大きな特徴は、独自のポイントプログラムや会員ランク制度を設けている点です。例えば、楽天トラベルで予約すれば楽天ポイントが貯まり、次回の旅行や普段の買い物に利用できます。また、利用実績に応じて会員ランクが上がり、特別な割引や特典を受けられることもあります。頻繁に開催されるセールや限定クーポンの配布も、このタイプのサイトの魅力です。
比較サイト(メタサーチ)
比較サイトは「メタサーチエンジン」とも呼ばれ、複数の予約サイト(OTA)や航空会社の公式サイトが販売している旅行商品の情報を一箇所に集約し、価格などを横断的に比較できるサービスです。トラベルコや、航空券検索で有名なskyscanner(スカイスキャナー)などがこれにあたります。
メタサーチの最大のメリットは、手間をかけずに最安値を見つけやすいことです。同じホテル、同じフライトであっても、販売する予約サイトによって価格が異なることは珍しくありません。メタサーチを使えば、それらの価格を一覧で表示してくれるため、ユーザーは最もお得なサイトを選んで予約に進めます。
ただし、注意点として、メタサーチサイト自体で予約や決済はできません。予約ボタンをクリックすると、その商品を販売している各予約サイト(OTA)のページに移動(遷移)し、そこで改めて予約手続きを行う必要があります。あくまで「検索と発見」に特化したツールと理解しておくと良いでしょう。
旅行会社の公式サイト
JTBや日本旅行、H.I.S.といった、古くから実店舗を構えて事業を展開してきた大手旅行会社が運営する公式サイトも、広義の旅行予約サイトに含まれます。
これらのサイトの強みは、長年の経験とノウハウを活かした質の高い自社企画のパッケージツアーが豊富な点です。添乗員が同行する安心のツアーや、個人では手配が難しい特別な体験を組み込んだプランなど、独自の魅力を持つ商品が多く見つかります。
また、オンラインだけでなく全国に実店舗を持つため、オンラインで探して店舗で相談・予約する、といった連携が可能な場合もあります。万が一のトラブルの際も、電話や店舗でのサポートが期待できるため、特に海外旅行や複雑な旅程を組む際には大きな安心感に繋がります。
実店舗を持つ旅行代理店との違い
それでは、オンラインで完結する旅行予約サイト(OTA)と、カウンターで相談しながら予約する実店舗を持つ旅行代理店とでは、具体的に何が違うのでしょうか。それぞれの特徴を比較してみましょう。
一番の違いは、やはり「コミュニケーションの形態」と「自由度」にあります。
実店舗の旅行代理店では、経験豊富なスタッフに「ハネムーンにおすすめの場所は?」「予算10万円で楽しめる温泉旅行を提案してほしい」といった曖昧な要望を伝え、プロの視点から最適なプランを提案してもらうことができます。航空券やホテルの手配はもちろん、現地の交通手段やオプショナルツアー、海外旅行保険まで、旅行に関わるあらゆることをまとめてお願いできる「おまかせ」の手軽さが魅力です。旅先でのトラブル時にも、担当者やサポートデスクが対応してくれる安心感は、特に旅行初心者やシニア層にとって大きなメリットでしょう。
一方、旅行予約サイトは、自分で情報を集め、比較検討し、意思決定することが基本となります。決まったパッケージだけでなく、航空券とホテルを自由に組み合わせる「ダイナミックパッケージ」を利用したり、複数のサイトを駆使して最も安い宿泊施設を探したりと、自分のこだわりや予算に合わせて旅を自由にカスタマイズできるのが最大の強みです。また、店舗の営業時間を気にする必要がなく、深夜でも早朝でも思い立った時に予約できる利便性も、忙しい現代人にとっては大きな魅力です。
どちらが良い・悪いというわけではなく、旅行の目的や個人のスタイルによって最適な選択肢は異なります。 例えば、複雑な周遊旅行や特別な手配が必要な旅行、情報収集が苦手な場合は実店舗の代理店が、費用を抑えたい個人旅行や、決まった目的地への単純な往復旅行などでは旅行予約サイトが、それぞれ強みを発揮すると言えます。
これらの違いを理解し、自分の旅のスタイルに合った方法を選ぶことが、賢い旅行計画の第一歩となるのです。
旅行予約サイトを利用するメリット・デメリット
手軽で便利な旅行予約サイトですが、もちろん良い点ばかりではありません。メリットを最大限に活かし、デメリットを回避するためには、その両面を正しく理解しておくことが重要です。ここでは、旅行予約サイトを利用する上でのメリットとデメリットを、具体的なシナリオを交えながら詳しく解説していきます。
旅行予約サイトのメリット
まずは、多くの旅行者が旅行予約サイトを選ぶ理由となっている、主なメリットから見ていきましょう。
24時間いつでも予約や比較検討ができる
旅行予約サイト最大のメリットは、時間と場所に縛られずに旅行の計画・予約ができる点です。実店舗の旅行代理店のように、営業時間を気にする必要はありません。
例えば、仕事終わりの深夜、ベッドの中でふと「次の週末、温泉に行きたいな」と思い立ったとします。その場でスマートフォンを取り出し、目的地と日程を入力すれば、すぐに空いている旅館やホテルのリストが表示され、価格や口コミを比較しながら予約まで完了できます。通勤電車の中や、家事の合間のちょっとした隙間時間でも、気軽に旅行の計画を進めることが可能です。
この「思い立ったが吉日」を実現できるスピード感と手軽さは、実店舗にはない大きな魅力です。また、旅行の計画は時間をかけてじっくり考えたいもの。家族や友人と相談しながら、複数の候補を何度も見比べ、納得がいくまで検討できるのも、オンラインならではの利点と言えるでしょう。焦って決める必要がなく、自分のペースで最適なプランを練り上げることができます。
実店舗の代理店より安くなる場合がある
多くの人が旅行予約サイトを利用する大きな動機の一つが「価格」です。旅行予約サイトでは、実店舗の代理店よりも安く旅行を予約できるケースが少なくありません。
その理由はいくつか考えられます。
第一に、コスト構造の違いです。オンラインで事業を完結させるOTAは、実店舗を持つ代理店に比べて、店舗の賃料や人件費といった固定費を大幅に削減できます。その分を商品価格に還元し、ユーザーに安価なプランを提供しやすくなるのです。
第二に、激しい価格競争です。インターネット上では、ユーザーは複数のサイトを簡単に比較できます。そのため、各予約サイトは「1円でも安く」と価格競争を繰り広げています。さらに、サイト独自のクーポンや期間限定のセール、ポイント還元などを頻繁に実施しており、これらをうまく活用することで、表示価格からさらに割引を受けられるチャンスが豊富にあります。
例えば、「航空券+宿泊」がセットになったダイナミックパッケージは、それぞれを個別に予約するよりも大幅に割安になることが多く、旅行予約サイトの得意とする分野です。こうした仕組みを賢く利用することで、旅行費用を大きく節約できる可能性があります。
豊富な口コミや評価を参考に選べる
旅行予約サイトには、実際にその宿泊施設やツアーを利用したユーザーからの膨大な数の口コミや評価が蓄積されています。これは、予約を検討する上で非常に価値のある情報源です。
公式サイトやパンフレットに掲載されているのは、基本的にその商品の良い側面だけです。しかし、口コミを読めば、「写真で見るより部屋が狭かった」「駅から少し歩くが、その分静かで快適だった」「朝食のビュッフェの種類が豊富で満足した」といった、利用者の正直な感想を知ることができます。
特に、部屋の清潔さ、スタッフの対応、Wi-Fiの速度、アメニティの充実度といった、実際に泊まってみないと分からない細かな情報を事前に把握できるのは大きなメリットです。評価スコア(5段階評価など)を見れば、その施設の総合的な満足度を直感的に理解できますし、多くのサイトでは「立地」「清潔感」「スタッフ」といった項目別の評価も確認できます。
もちろん、口コミを参考にする際は注意も必要です。極端に感情的な意見や、何年も前の古い情報は参考程度に留め、なるべく多くの口コミに目を通し、総合的に判断することが大切です。それでも、第三者のリアルな声は、失敗のない選択をするための強力な羅針盤となってくれるでしょう。
旅行予約サイトのデメリット
一方で、オンラインならではの手軽さが、時にはデメリットとして働くこともあります。事前に注意点を知っておくことで、トラブルを未然に防ぎましょう。
手厚いサポートは期待できないことがある
旅行予約サイトは、基本的にユーザー自身が検索・予約・決済を行うセルフサービスです。そのため、実店舗の代理店のような、担当者による手厚い人的サポートは期待できない場合があります。
例えば、予約内容について不明な点があったり、特別なリクエスト(記念日なので眺めの良い部屋を希望したい、など)を伝えたかったりする場合、問い合わせ方法はFAQページやチャットボット、メールフォームが中心となります。電話での問い合わせ窓口を設けているサイトもありますが、特に海外の予約サイトでは日本語に対応していなかったり、国際電話になったり、時間帯によっては繋がりにくかったりすることもあります。
「複数の都市を周遊する複雑な旅程の相談」や「最適なフライトの乗り継ぎパターンの提案」といった、専門的な知識を要するコンサルティングを求めるのは難しいでしょう。あくまで自己完結できるシンプルな旅行手配に向いていると考えるのが無難です。旅行に不慣れな方や、万全のサポート体制を重視する方は、この点をデメリットと感じるかもしれません。
予期せぬトラブルは自己責任になる場合がある
手軽に予約できる反面、予約内容の確認ミスや、規約の見落としなどによって生じたトラブルは、原則として自己責任となる点には十分な注意が必要です。
よくあるのが、キャンセルポリシーの確認漏れです。「キャンセル無料」と表示されていても、「宿泊日の〇日前まで」といった条件が付いているのが普通です。その期間を過ぎてしまうと、高額なキャンセル料が発生する可能性があります。特に格安で販売されている航空券やホテルは、「予約後の変更・キャンセル不可」という厳しい条件が付いていることも少なくありません。予約を確定する前には、必ずキャンセルポリシーや利用規約の細部まで目を通す習慣をつけましょう。
また、現地でトラブルが発生した場合の対応も、基本的には自分で行う必要があります。例えば、予約したはずのホテルで「予約が入っていない」と言われた(ダブルブッキング)、搭乗予定の飛行機が欠航になった、といったケースです。実店舗で申し込んだツアーであれば、旅行会社が代替便や代替ホテルの手配に動いてくれますが、個人で予約サイトを通じて手配した場合、自分で航空会社やホテルと直接交渉しなくてはなりません。
特に海外旅行でこのような事態に陥ると、言語の壁もあって非常に困難な状況になり得ます。こうしたリスクを理解し、予約確認書を必ず印刷またはスクリーンショットで保存しておく、海外旅行保険に加入しておくといった自衛策を講じることが重要です。
失敗しない!旅行予約サイトの選び方6つのポイント
数ある旅行予約サイトの中から、自分に最適な一つを見つけ出すのは簡単なことではありません。しかし、いくつかのポイントを押さえることで、効率的に候補を絞り込み、満足のいく選択ができます。ここでは、旅行予約サイト選びで失敗しないための6つの重要なポイントを解説します。これらの基準を元に、あなたの旅のスタイルにぴったりのサイトを見つけましょう。
① 旅行の目的地(国内か海外か)で選ぶ
まず最も基本的な選択基準となるのが、旅行の目的地が国内か海外かという点です。旅行予約サイトには、それぞれ得意なエリアがあります。
国内旅行がメインであれば、日系の予約サイトが断然おすすめです。
楽天トラベルやじゃらんnetは、日本のホテル、旅館、ペンション、民宿に至るまで、圧倒的な掲載数を誇ります。特に、地方の小さな温泉旅館や、独自の魅力を持つ個人経営の宿などは、海外系のサイトでは見つからないことがよくあります。
また、「全国旅行支援」のような国内の観光振興策への対応が早く、地域限定で使えるクーポンが豊富に用意されているのも大きなメリットです。サイトの作りも日本人にとって直感的で分かりやすく、万が一の際の日本語サポートも万全なので、安心して利用できます。
一方、海外旅行を計画している場合は、外資系のグローバルな予約サイトに強みがあります。
Booking.comやExpedia、Agodaといったサイトは、世界中の膨大な数の宿泊施設を網羅しており、検索のヒット数が国内系サイトとは比較になりません。特にヨーロッパのB&B(ベッド・アンド・ブレックファスト)や、東南アジアの格安ホステルなど、多様な宿泊形態から選びたい場合に非常に便利です。
また、世界中の利用者が投稿した多言語の口コミを参考にできるため、現地のリアルな情報を得やすいのも利点です。24時間対応のカスタマーサービスを多言語で展開しているサイトも多く、海外でのトラブル時にも心強い味方となります。
② 旅行の形態(ツアーか個人手配か)で選ぶ
次に考えるべきは、旅行の形態です。交通手段や宿泊、観光などがすべてセットになった「パッケージツアー」を好むか、航空券とホテルを個別に予約する「個人手配」を好むかによって、選ぶべきサイトは大きく変わります。
手軽さや安心感を重視し、パッケージツアーを探しているなら、JTB、日本旅行、H.I.S.といった大手旅行会社の公式サイトが最適です。これらのサイトは、長年の実績に基づいた質の高い企画ツアーを豊富に取り揃えています。添乗員が同行するプランや、空港からホテルまでの送迎が含まれているプランも多く、旅行初心者やシニア層、小さなお子様連れの家族旅行でも安心して参加できます。個人では手配が難しいレストランや観光スポットが組み込まれていることもあり、効率よく充実した旅を楽しみたい方に向いています。
対照的に、旅の自由度を最大限に高めたい、自分のペースで行動したいという方には「個人手配」がおすすめです。この場合、楽天トラベルやじゃらんnet、Expediaなどで提供されている「ダイナミックパッケージ(航空券+ホテル)」が非常に便利です。これは、無数のフライトとホテルの中から、好きなものを自由に組み合わせて自分だけのオリジナルツアーを作れるサービスで、多くの場合、別々に予約するよりも割安になります。行きと帰りで違う空港を利用したり、旅行の途中でホテルを変えたりといった、柔軟な旅程を組むことも可能です。
③ 予約したい内容(宿・交通手段・セットプラン)で選ぶ
旅行計画の中で、何を予約したいのかを明確にすることもサイト選びの重要な手がかりになります。
- ホテル・旅館の予約が中心の場合: 宿泊に特化したサイトが便利です。世界中の宿を網羅したいならBooking.com、高級ホテルや旅館で特別な体験をしたいなら一休.com、アジア圏のホテルを安く探したいならAgodaといったように、目的に合わせて使い分けると良いでしょう。
- 航空券の予約が中心の場合: 航空券の比較・予約に強みを持つサイトを選びましょう。skyticketやエアトリは、LCC(格安航空会社)から大手航空会社まで幅広く取り扱っており、横断的に検索して最安値を見つけやすいのが特徴です。
- 航空券とホテルのセットがお得なサイト: 前述の通り、楽天トラベル、じゃらんnet、Expediaなどが提供するダイナミックパッケージは、セット割引が適用されるため、トータルコストを抑えたい場合に非常に有効です。
- レンタカーやアクティビティも一緒に予約したい場合: 楽天トラベルやExpediaのような総合的な予約サイトは、宿泊や交通手段だけでなく、現地でのレンタカーやオプショナルツアー、観光施設の入場チケットなども一括で予約できるため、手配の手間を省きたい場合に重宝します。
④ ポイント還元率や会員特典のお得さで選ぶ
旅行は大きな出費を伴うため、ポイント還元や会員特典を賢く活用することで、実質的な費用を大きく節約できます。自分が普段利用している「経済圏」に合わせてサイトを選ぶのは、非常に合理的な方法です。
- 楽天経済圏のユーザー: 迷わず楽天トラベルを選びましょう。旅行代金に応じて楽天ポイントが貯まるだけでなく、貯まったポイントを1ポイント=1円として支払いに利用できます。SPU(スーパーポイントアッププログラム)の対象にもなっており、楽天市場でのポイント倍率がアップする特典も見逃せません。
- Pontaポイントを貯めているユーザー: じゃらんnetがおすすめです。リクルートIDと連携し、予約金額に応じてPontaポイントが貯まります。貯まったポイントは、ローソンや提携店舗での買い物にも使えます。
- PayPayをよく利用するユーザー: Yahoo!トラベルが第一候補になります。宿泊予約でPayPayポイントが貯まり、特に「ヤフープラン」やキャンペーンを利用すると高い還元率が期待できます。
また、各サイト独自の会員プログラムも要チェックです。Booking.comの「Genius」プログラムやAgodaの「VIPプログラム」は、利用回数に応じて会員レベルが上がり、宿泊料金の割引や朝食無料、無料の客室アップグレードといった魅力的な特典を受けられます。頻繁に旅行する方は、特定のサイトを継続して利用することで、より多くの恩恵を受けられるでしょう。
⑤ セールやクーポンの豊富さで選ぶ
定期的に開催されるセールや、お得なクーポンを狙うのも、旅行費用を抑えるための重要な戦略です。
多くの予約サイトでは、季節ごとや特定のイベントに合わせて大規模なセールを実施しています。
例えば、楽天トラベルの「楽天スーパーセール」(3月、6月、9月、12月)やじゃらんnetの「じゃらんのお得な10日間」(毎月20日〜29日)は、宿泊料金が半額以下になるプランや、高額クーポンが配布されることで知られています。
こうしたセールの時期を把握しておき、旅行の計画をそれに合わせて立てるのも一つの手です。また、サイトのメルマガに登録したり、公式アプリをダウンロードしたりすることで、会員限定のシークレットセール情報や、先行で配布されるクーポンを入手できることもあります。予約前には、必ず利用できるクーポンがないかを確認する習慣をつけましょう。
⑥ サポート体制で選ぶ
最後に、見落としがちですが非常に重要なのがサポート体制です。特に、海外旅行や初めて利用するサイトでの予約では、万が一のトラブルに備えてサポート体制を確認しておくことが安心に繋がります。
確認すべきポイントは以下の通りです。
- 日本語サポートの有無: 海外系のサイトでも、日本語によるカスタマーサポートを提供しているか。
- 問い合わせ方法: 電話、メール、チャットなど、どのような手段で連絡が取れるか。電話サポートがある場合、フリーダイヤルか、受付時間はどうなっているか。
- 24時間対応か: 深夜便のトラブルや、海外の滞在先からの問い合わせを考えると、24時間対応のサポートは非常に心強い存在です。
一般的に、JTBや日本旅行といった日本の旅行会社が運営するサイトは、サポート体制が手厚い傾向にあります。予約の変更やキャンセル、現地でのトラブルなどに対して、丁寧に対応してくれることが期待できます。一方、外資系のサイトはシステム化が進んでいる分、人的サポートはメールやチャットが中心になることが多いです。
旅慣れているか、トラブル対応に自信があるかといった自身のスキルと、旅行の複雑さを考慮して、安心できるサポート体制のサイトを選ぶようにしましょう。
【2024年最新】旅行予約サイトおすすめ15選
ここでは、数ある旅行予約サイトの中から、特におすすめの15サイトを厳選してご紹介します。国内旅行に強い日系サイトから、世界中の宿を網羅する外資系サイト、特定のジャンルに特化したサイトまで、それぞれの特徴や強み、どんな人におすすめかを詳しく解説します。ぜひ、あなたの旅行スタイルに合ったサイトを見つけるための参考にしてください。
サイト名 | 主な特徴 | 得意ジャンル | ポイント制度 |
---|---|---|---|
楽天トラベル | 国内最大級。楽天ポイントが貯まる・使える。セールが豊富。 | 国内全般、ダイナミックパッケージ | 楽天ポイント |
じゃらんnet | 口コミ数が豊富。Pontaポイントが貯まる・使える。 | 国内全般、宿・ホテル | Pontaポイント |
Yahoo!トラベル | PayPayポイント還元率が高い。ヤフーユーザーにお得。 | 国内の宿・ホテル | PayPayポイント |
JTB | 大手旅行会社の安心感。質の高いパッケージツアーが豊富。 | 国内・海外ツアー、高級宿 | JTBトラベルポイント |
一休.com | 高級ホテル・旅館、レストランに特化。タイムセールが人気。 | 高級宿、レストラン | 一休ポイント |
るるぶトラベル | JTB運営。観光情報誌「るるぶ」と連携したプランが魅力。 | 国内全般、観光付きプラン | JTBトラベルポイント |
日本旅行 | 日本初の旅行会社。「赤い風船」ブランドの安心感。 | 国内・海外ツアー(特にJRセットプラン) | ― |
Expedia | 世界最大級のOTA。海外に強く、ダイナミックパッケージがお得。 | 海外全般、航空券+ホテル | Expedia Rewards |
Booking.com | 世界最大級の宿泊予約サイト。掲載軒数が圧倒的。 | 海外・国内の宿・ホテル | Geniusプログラム(特典) |
Agoda | アジア圏に特に強い。独自割引や最低価格保証。 | アジア圏のホテル、格安宿 | アゴダコイン, VIPプログラム |
Trip.com | 中国系OTA。アジアの航空券やホテルが格安な傾向。 | アジア圏の航空券・ホテル | Trip Coins |
H.I.S. | 海外格安ツアーに定評。学生旅行やLCC利用ツアーも豊富。 | 海外ツアー、航空券 | ― |
エアトリ | 航空券予約に強み。テレビCMでもおなじみ。 | 国内・海外航空券 | エアトリポイント |
skyticket | 航空券の横断検索・比較に便利。LCCの取り扱いも多数。 | 国内・海外航空券 | スカイチケットポイント |
トラベルコ | 大手比較サイト(メタサーチ)。最安値検索に最適。 | 全ジャンルの比較 | (各予約サイトのポイント) |
① 楽天トラベル
楽天経済圏のユーザーならまずチェックしたい国内最大級の予約サイト。 宿泊施設、国内・海外のダイナミックパッケージ(航空券+宿)、高速バス、レンタカーまで幅広く取り扱っています。最大の魅力は、予約で楽天ポイントが貯まり、支払いに使えること。楽天スーパーセールやお買い物マラソンと連動した大規模セールも頻繁に開催され、半額以下のプランや大幅割引クーポンが登場することもあります。
(参照:楽天トラベル公式サイト)
② じゃらんnet
リクルートが運営する、楽天トラベルと並ぶ国内大手の予約サイトです。宿泊施設の掲載数が多く、特に利用者の口コミが豊富なのが特徴。宿選びで失敗したくない方にとって、非常に参考になります。予約でPontaポイントが貯まり、ローソンなど提携店で使えるのも便利。「じゃらんのお得な10日間」など、定期的なセールやクーポン配布も積極的です。
(参照:じゃらんnet公式サイト)
③ Yahoo!トラベル
ヤフーが運営する予約サイトで、PayPayポイントの高い還元率が最大の武器です。特に「週末72時間タイムセール」や「5のつく日」などは、他のサイトを圧倒するポイント還元率になることも。普段からPayPayを利用している方には見逃せません。宿泊プランの予約に特化しており、シンプルで使いやすいサイト構成も魅力です。
(参照:Yahoo!トラベル公式サイト)
④ JTB
「安心と信頼」を求めるならJTB。 日本を代表する大手旅行会社が運営しており、質の高いパッケージツアーが国内外ともに充実しています。特に、添乗員同行ツアーや、個人では手配しにくい特別な体験を含むプランはJTBならでは。高級旅館・ホテルの取り扱いも豊富で、記念日などの特別な旅行にもおすすめです。オンラインで予約し、不明な点は近くの店舗で相談することも可能です。
(参照:JTB公式サイト)
⑤ 一休.com
「心に贅沢させよう」をコンセプトに、高級ホテル・旅館、上質なレストランの予約に特化したサイトです。独自の基準で厳選された施設のみを掲載しており、非日常的で特別な体験を求めるユーザーから絶大な支持を得ています。会員ステージ制があり、上級会員になるとさらなる割引や特典が受けられます。お得なタイムセールも頻繁に開催されており、憧れの宿にリーズナブルに泊まれるチャンスがあります。
(参照:一休.com公式サイト)
⑥ るるぶトラベル
旅行情報誌「るるぶ」の名前を冠した、JTB運営の予約サイト。「るるぶ」編集部がおすすめする観光スポット情報と連携した宿泊プランが特徴で、「泊まる」だけでなく「観光する」ことまで考えたプランニングが可能です。JTBの商品も検索・予約でき、ポイントもJTBトラベルポイントが貯まります。旅の目的から宿を探したい方におすすめです。
(参照:るるぶトラベル公式サイト)
⑦ 日本旅行
1905年創業の、日本で最も歴史のある旅行会社が運営するサイト。「赤い風船」ブランドで知られるJRと宿泊がセットになったプランに強く、新幹線や特急を利用した国内旅行で非常に便利です。長年の実績に裏打ちされた安心感と、手厚いサポート体制が魅力。家族旅行や団体旅行など、しっかりとした手配が求められるシーンで頼りになります。
(参照:日本旅行公式サイト)
⑧ Expedia(エクスペディア)
アメリカに本拠を置く、世界最大級のオンライン旅行会社。世界中の膨大な数のホテルと400社以上の航空会社のフライトを扱っており、特に海外旅行では圧倒的な強さを発揮します。航空券とホテルを自由に組み合わせるダイナミックパッケージ「AIR+割(エアプラスわり)」は、セットで予約することでホテル代が最大全額OFFになるなど、非常に強力。会員プログラム「Expedia Rewards」もお得です。
(参照:エクスペディア公式サイト)
⑨ Booking.com(ブッキングドットコム)
オランダ発の、世界最大級の宿泊予約サイト。ホテルからアパートメント、B&B、ホステルまで、世界220以上の国と地域で2,800万件以上のリスティングを誇ります。その網羅性は圧倒的で、「泊まりたい場所にBooking.comで宿が見つからないことはない」と言われるほど。利用実績に応じて特典が受けられる「Genius」プログラムも人気で、多くの施設で割引や無料朝食などの優待が受けられます。
(参照:Booking.com公式サイト)
⑩ Agoda(アゴダ)
シンガポールに本社を置く、アジア圏の旅行に非常に強い予約サイト。Booking.comのグループ企業です。特に東南アジアのホテル掲載数と価格の安さには定評があります。サイト独自の割引クーポンや「アゴダコイン」によるキャッシュバックなど、価格を抑えるための仕組みが豊富。他サイトより1円でも高ければ差額を返金する「最低価格保証」も導入しており、安さへのこだわりが感じられます。
(参照:Agoda公式サイト)
⑪ Trip.com(トリップドットコム)
中国最大のオンライン旅行会社が運営するグローバルブランド。航空券とホテルの予約に強く、特にアジア圏の格安航空券やホテルを見つけやすいと評判です。24時間年中無休の日本語カスタマーサポートも設置しており、安心して利用できます。独自のポイント制度「Trip Coins」は、予約時の割引に利用可能です。
(参照:Trip.com公式サイト)
⑫ H.I.S.(エイチ・アイ・エス)
海外旅行、特に格安ツアーで高い知名度を誇る旅行会社。学生旅行や若者向けの自由度の高いツアー、LCCを利用した格安プランなどが豊富です。テレビCMなどで目にするユニークなツアー商品も多く、見ているだけでも楽しめます。もちろん、国内旅行やオンラインでの航空券・ホテル単体予約も可能です。全国の店舗との連携も強みの一つ。
(参照:H.I.S.公式サイト)
⑬ エアトリ
「エアトリ」のCMでおなじみの、航空券予約に強みを持つサイトです。旧DeNAトラベル。国内・海外の航空券を幅広く取り扱っており、複数の航空会社の価格を比較しながら予約できます。航空券とホテルを組み合わせたダイナミックパッケージも人気。独自のポイント制度があり、次回の旅行で割引として利用できます。
(参照:エアトリ公式サイト)
⑭ skyticket(スカイチケット)
格安航空券の検索・比較・予約に特化したサイト。国内外のLCCを含む多数の航空会社のフライトを横断検索できるため、最安値の航空券を見つけたいときに非常に便利です。シンプルな操作性で、素早く航空券を探したいユーザーに支持されています。航空券だけでなく、ホテルやレンタカー、ツアーの予約も可能です。
(参照:skyticket公式サイト)
⑮ トラベルコ
本記事で紹介するサイトの中で唯一の比較サイト(メタサーチ)。楽天トラベルやJTB、Expediaなど、国内外の主要な予約サイトや旅行会社のプランを一括で検索・比較できます。同じホテルでも、どのサイトで予約するのが一番安いかを瞬時に調べられるため、旅行費用を少しでも抑えたい方には必須のツールと言えるでしょう。予約自体は、検索結果からリンクされた各社のサイトで行います。
(参照:トラベルコ公式サイト)
【目的別】あなたにぴったりの旅行予約サイト
15ものサイトを紹介されると、「結局自分はどれを使えばいいの?」と迷ってしまうかもしれません。そこでこの章では、旅行の目的やニーズに合わせて、最適なサイトを再整理してご紹介します。あなたの次の旅行計画に、どのサイトが最もフィットするかを見つけてみてください。
国内旅行におすすめのサイト
日本の隅々まで網羅した宿泊施設や、国内旅行ならではのお得なプランを探すなら、やはり日系の予約サイトが群を抜いています。
- 楽天トラベル: 楽天ポイントユーザーなら第一選択。ホテル・旅館の掲載数が多く、ダイナミックパッケージも強力。セールやクーポンも豊富で、総合力No.1。
- じゃらんnet: 口コミの質と量を重視するならここ。Pontaポイントが貯まり、宿の独自プランも多い。特に温泉宿探しに強い。
- るるぶトラベル / JTB: 観光情報とセットで考えたい、あるいは質の高いツアーを求めるなら。安心感を重視する家族旅行や記念日旅行に最適。
- Yahoo!トラベル: PayPayでの高ポイント還元を狙うなら。特にキャンペーン期間中のお得度は随一。
これらのサイトは、日本の宿泊施設の文化(例:部屋食、貸切風呂など)を理解した検索項目が充実しており、ユーザーのかゆいところに手が届く設計になっています。
海外旅行におすすめのサイト
海外のホテルや航空券を手配するなら、グローバルに展開する外資系サイトの出番です。圧倒的な物量と情報量で、あなたの知らない選択肢を提示してくれます。
- Booking.com: とにかく宿の選択肢を広げたい場合に最適。ヨーロッパからアジア、南米まで、世界中のあらゆるタイプの宿泊施設が見つかる。
- Expedia: 航空券とホテルのセット(AIR+割)が非常にお得。北米やヨーロッパへの旅行に強く、レンタカーやアクティビティも一括手配可能。
- Agoda: 特にアジア(東南アジア、韓国、台湾など)への旅行なら最有力。価格競争力が高く、掘り出し物の格安ホテルが見つかりやすい。
- H.I.S.: 個人手配が不安な海外旅行初心者におすすめ。現地の支店サポートも心強い、格安ツアーのラインナップが豊富。
海外旅行では、24時間対応のカスタマーサポートの有無も重要な判断基準になります。時差がある国からの問い合わせにも対応してくれるサイトを選ぶと安心です。
格安で予約したい方向けのサイト
旅行の費用はできるだけ抑えたい、というコストパフォーマンス重視の方には、以下のサイトがおすすめです。
- トラベルコ: まずはここで検索するのが鉄則。 複数の予約サイトの価格を一覧比較できるため、最も安いプランを効率的に見つけ出せます。
- Agoda: 「最低価格保証」を掲げるなど、安さへの追求が強いサイト。特にアジア圏では他の追随を許さない価格提示がされることも。
- Trip.com: アジア圏の航空券やホテルで、驚くような価格が見つかることがあります。LCCの利用も検討しているなら要チェック。
- skyticket / エアトリ: 航空券単体で最安値を探すならこの2つ。LCCを含めた幅広い選択肢から、最適なフライトを比較検討できます。
格安プランは「キャンセル・変更不可」などの制約が厳しいことが多いため、予約前には必ず利用規約を熟読しましょう。
高級ホテル・旅館の予約におすすめのサイト
記念日や自分へのご褒美など、少し贅沢な滞在を計画しているなら、上質な施設選びに特化したサイトが役立ちます。
- 一休.com: 高級宿探しの決定版。 独自の厳しい基準をクリアしたホテル・旅館のみを掲載。サイトの雰囲気も洗練されており、特別な旅への期待感を高めてくれます。限定プランやタイムセールも魅力的。
- JTB / 日本旅行: 大手旅行会社が厳選した「ハイクラス」カテゴリの宿は質が高い。長年の信頼と実績があり、サービスレベルに安心感を求める方に最適。
- 楽天トラベル: 「LUXURY DAYS」といった高級宿専門の特集ページやクーポンがあり、普段使いのサイトでポイントを貯めながら贅沢な滞在を予約できます。
これらのサイトでは、単に宿泊するだけでなく、そこで得られる体験価値(ダイニング、スパ、景観など)を重視した宿選びができます。
航空券とホテルのセットプランがお得なサイト
往復の交通手段と宿泊をまとめて予約したい場合、ダイナミックパッケージ(セットプラン)を利用すると、個別に手配するよりお得になることがほとんどです。
- Expedia: ダイナミックパッケージのパイオニア的存在。 「AIR+割」によるホテル代割引が強力で、特に海外旅行では大きなメリットがあります。
- 楽天トラベル / じゃらんnet: 国内旅行のダイナミックパッケージならこの2強。豊富な国内線フライトと、膨大な数の宿泊施設を自由に組み合わせられます。ポイントも貯まりお得。
- エアトリ: 航空券予約サイトとしての強みを活かし、お得なセットプランを多数提供。直前予約にも強いのが特徴です。
セットプランは、予約管理が一元化できるというメリットもあります。複数の予約確認書を管理する手間が省け、スマートな旅行計画が可能です。
旅行をもっと安く!予約で得する8つのコツ
自分に合った予約サイトを見つけたら、次はそのサイトを最大限に活用して、もっとお得に旅行を予約するためのテクニックを実践してみましょう。ここでは、誰でも簡単に試せる8つのコツをご紹介します。これらを組み合わせることで、旅行費用を賢く節約できます。
① 複数のサイトや比較サイトで料金を調べる
これは基本中の基本ですが、最も効果的な方法の一つです。同じホテル、同じフライトでも、予約するサイトによって料金が異なることは日常茶飯事です。
まずはトラベルコのような比較サイト(メタサーチ)を使って、主要な予約サイトの価格を横断的にチェックしましょう。これで、どのサイトが最も安い価格を提示しているか、おおよその相場観を掴むことができます。
ただし、メタサーチには表示されないサイト独自のタイムセールや会員限定プランが存在することもあります。そのため、最終的には目星をつけたいくつかのサイト(例えば楽天トラベル、じゃらんnet、Booking.comなど)を直接訪れて、最終価格を確認するのがおすすめです。少し手間はかかりますが、このひと手間で数千円、場合によっては数万円の差が生まれることもあります。
② セールやクーポンを最大限に活用する
各旅行予約サイトは、顧客獲得のために頻繁にセールやクーポン配布を行っています。これを見逃す手はありません。
- 大規模セールを狙う: 楽天トラベルの「スーパーセール」(年4回)、じゃらんnetの「お得な10日間」(毎月)など、大型セールの時期を把握しておきましょう。
- クーポンを事前にチェック: 予約したいエリアやホテルで使えるクーポンがないか、サイト内のクーポンページを必ず確認します。「全国旅行支援」のような公的なキャンペーンクーポンや、自治体が発行する「ふるさと応援割」クーポンなども見逃さないようにしましょう。
- メルマガ・アプリ通知をONにする: 気になるサイトのメールマガジンに登録したり、公式アプリをダウンロードしてプッシュ通知をONにしておくと、シークレットセールや会員限定クーポンの情報が届くことがあります。
③ 早割・直前割を狙う
予約のタイミングを工夫することも、費用を抑える上で重要です。
- 早割(早期割引): 旅行の計画が早くから決まっている場合に有効です。多くのホテルや航空会社は、60日前、90日前といった早期の予約に対して割引価格を提供しています。特にゴールデンウィークやお盆、年末年始などの繁忙期に旅行する場合は、早めに予約することで、価格が安くなるだけでなく、人気の宿や希望のフライトを確保しやすくなるというメリットもあります。
- 直前割(ラストミニッツ): 日程に融通が利く場合におすすめのテクニックです。出発日間近になっても空室や空席が残っている場合、施設側はそれを埋めるために通常より安い価格で販売することがあります。宿泊日や出発日の1週間前〜数日前にチェックしてみると、思わぬ掘り出し物が見つかるかもしれません。ただし、人気のシーズンや施設では直前に空きが出るとは限らないため、リスクも伴います。
④ 旅行時期をオフシーズンにずらす
もし可能であれば、旅行の時期を多くの人が旅行する繁忙期(ハイシーズン)から、比較的空いている閑散期(オフシーズン)にずらすだけで、旅費は劇的に安くなります。
航空券や宿泊料金は需要と供給のバランスで決まるため、ゴールデンウィーク、お盆休み、年末年始、3連休などは価格が高騰します。逆に、これらの大型連休の前後や、気候が穏やかなのに観光客が少ない時期(例:梅雨の時期、真冬の観光地など)は、あらゆる料金が安くなる傾向にあります。ゆっくりと観光できる、どこも混雑していない、といった価格以外のメリットも大きいでしょう。
⑤ 平日や日曜出発のプランを選ぶ
週末休みの方が多いため、旅行の需要は金曜日出発・土曜日宿泊に集中し、料金が最も高くなります。 逆に、日曜日〜木曜日に出発または宿泊するプランは、比較的安価に設定されています。
もし休暇の調整が可能であれば、月曜日出発や水曜日出発といった平日のプランを選んでみましょう。特に、日曜日の夜に宿泊し、月曜日に帰宅する「日曜泊」は、土曜泊に比べて料金が大幅に安くなることが多く、狙い目です。航空券も同様に、火曜〜木曜のフライトが安い傾向にあると言われています。
⑥ LCC(格安航空会社)も選択肢に入れる
国内・海外問わず、移動に飛行機を使う場合は、LCC(Low Cost Carrier/格安航空会社)の利用も積極的に検討しましょう。ピーチやジェットスター、スプリング・ジャパンなどが代表的です。
LCCは、JALやANAといったFSC(Full Service Carrier/フルサービスキャリア)に比べて、運賃が圧倒的に安いのが魅力です。ただし、その安さには理由があります。機内食やドリンク、預け手荷物、座席指定などが有料のオプションとなっていることが多く、FSCでは無料のサービスに追加料金がかかる点には注意が必要です。また、使用する空港が都心から遠いターミナルであったり、遅延・欠航時の補償が手薄であったりするデメリットも理解しておく必要があります。荷物が少なく、サービスの質よりも価格を重視する旅であれば、LCCは非常に強力な選択肢となります。
⑦ ポイントサイトを経由して予約する
これは知っていると差がつく上級テクニックです。ハピタスやモッピーといった「ポイントサイト」を経由してから旅行予約サイトにアクセスして予約することで、ポイントの二重取り、三重取りが可能です。
仕組みは簡単です。
- ポイントサイトに登録する。
- ポイントサイト内の広告(例:「楽天トラベルで予約すると1%ポイント還元」)をクリックする。
- 楽天トラベルのサイトに移動するので、通常通り予約する。
これだけで、①楽天トラベルのポイントと、②ポイントサイトのポイントの両方が貯まります。さらにクレジットカードで決済すれば、③クレジットカードのポイントも貯まり、ポイントの三重取りが完成します。貯まったポイントサイトのポイントは、現金や電子マネー、他のポイントに交換できます。一手間かけるだけで実質的な割引になる、非常にお得な方法です。
⑧ 株主優待を利用する
少し特殊な方法ですが、航空会社や鉄道会社、一部のホテルチェーンの株主優待を利用するという手もあります。
例えば、ANAやJALの株主優待券は、1枚につき国内線片道1区間の普通運賃が50%割引になります。これは割引運賃ではなく普通運賃が基準なので、直前の予約や繁忙期など、割引運賃がない、または非常に高額な場合に大きな威力を発揮します。これらの優待券は、必ずしも株主でなくても、金券ショップやフリマアプリなどで購入することが可能です。旅行の計画に合わせて、こうした優待券の活用も検討してみると良いでしょう。
旅行予約サイトに関するよくある質問
最後に、旅行予約サイトを利用する際によくある疑問について、Q&A形式でお答えします。予約のタイミングや支払い方法など、多くの人が気になるポイントをまとめました。
旅行の予約はいつからいつまでできる?
予約可能な期間は、予約する商品(航空券、ホテルなど)や各サイトの方針によって異なります。
- 航空券(国内線): 一般的に、搭乗日の2ヶ月〜3ヶ月前の同日から予約受付を開始する航空会社が多いです。JALやANAでは年に2回、夏ダイヤ(3月最終日曜〜10月最終土曜)と冬ダイヤ(10月最終日曜〜翌年3月最終土曜)の航空券を一斉に発売します。発売日はそれぞれ1月下旬と8月下旬頃です。
- 航空券(国際線): 搭乗日の330日〜355日前から予約できるのが一般的です。
- 宿泊施設(ホテル・旅館): 施設によって大きく異なり、半年前や1年前から予約できるところもあれば、3ヶ月前からというところもあります。人気の宿は早めに予約が埋まってしまうため、公式サイトなどで予約開始時期を確認しておくと良いでしょう。
- 直前予約: 多くのサイトでは、出発日や宿泊日当日の予約も可能です。ただし、選択肢は限られ、支払い方法もクレジットカードのみとなる場合がほとんどです。
予約に最適なタイミングは旅行の何ヶ月前?
これは旅行者にとって永遠のテーマであり、「この時期が絶対にお得」という明確な答えはありません。しかし、一般的な傾向として以下のようなことが言えます。
- 繁忙期(GW、お盆、年末年始、連休)の旅行: 計画が決まり次第、できるだけ早く予約するのが鉄則です。目安としては3ヶ月〜半年前。価格が安いうちに確保できるだけでなく、人気のホテルや希望の時間帯のフライトが満席・満室になるのを防げます。待っていても安くなる可能性は低く、むしろ価格は上昇していく一方です。
- 閑散期(オフシーズン)の旅行: 直前割を狙うのも一つの戦略です。出発日の1ヶ月〜2週間前くらいになると、売れ残った席や部屋が割引価格で販売されることがあります。ただし、必ずしも安くなるとは限らないため、ある程度の価格で手を打つ判断も必要です。
- 航空券の傾向: 一般的に、航空券は出発日が近づくにつれて高くなる傾向があります。また、曜日で言うと、ビジネス利用が少ない週末に予約手続きをすると安くなる、あるいは火曜日や水曜日に価格が下がるといった説もありますが、常に当てはまるとは限りません。複数のタイミングで価格をチェックするのが賢明です。
結論として、行きたい時期と場所が明確に決まっているなら、早めの予約が最も確実で安心と言えるでしょう。
主な支払い方法には何がある?
利用できる支払い方法は予約サイトによって異なりますが、主に以下のような選択肢があります。
- クレジットカード: 最も一般的な支払い方法です。VISA, Mastercard, JCB, American Express, Diners Clubなどが利用できます。一括払いのほか、サイトによっては分割払いやリボ払いに対応している場合もあります。
- 後払いサービス: atone(アトネ)やPaidy(ペイディ)といった後払い決済サービスを利用し、旅行後にコンビニや銀行振込で支払う方法です。手元に現金やクレジットカードがなくても予約できます。
- コンビニ決済: 予約後に発行される番号を使って、コンビニのレジや端末で現金で支払う方法です。支払い期限が短く設定されていることが多いので注意が必要です。
- 銀行振込(ATM・ネットバンキング): 指定された口座に代金を振り込む方法です。こちらも支払い期限があります。
- ポイント利用: 楽天ポイントやPontaポイントなど、サイトが提携するポイントを支払いに充当できます。全額ポイントで支払うことも、一部だけ利用することも可能です。
- 現地決済: 宿泊施設でチェックインまたはチェックアウトの際に直接支払う方法です。予約時にはクレジットカード情報の入力のみ求められ、決済は行われない(デポジット目的)のが一般的です。ただし、すべての施設やプランで利用できるわけではありません。
予約するプランやサイトによって選択できる方法が限られるため、予約手続きの際に確認が必要です。
予約のキャンセルはできる?
ほとんどの場合、予約のキャンセルは可能です。しかし、重要なのは「キャンセルポリシー(取消条件)」です。
予約を確定する前に、必ずキャンセルポリシーの内容を隅々まで確認してください。チェックすべきポイントは以下の通りです。
- キャンセル料がいつから発生するか: 「宿泊日の〇日前までキャンセル無料」「予約後すぐにキャンセル料100%」など、条件はプランによって様々です。
- キャンセル料の金額: 時期によってキャンセル料率が変動することが一般的です(例:7日前は20%、前日は50%、当日は100%など)。
- 連絡方法: オンラインでキャンセル手続きができるのか、電話連絡が必要なのかを確認しておきましょう。
特に、「返金不可」「キャンセル・変更不可」と明記されている格安プランは、予約が確定した時点でいかなる理由があっても返金されないため、予定が確定している場合にのみ利用するようにしましょう。
また、台風や地震といった自然災害、あるいは感染症のパンデミックなど、予期せぬ事態によって旅行が困難になった場合は、通常のキャンセルポリシーとは別に、航空会社や予約サイトが特別対応(手数料なしでのキャンセルや変更など)を行うことがあります。このような場合は、公式サイトのお知らせをこまめに確認することが重要です。