【2024年最新】ホテル予約サイトおすすめ12選!安く泊まれるのはどこ?

ホテル予約サイトおすすめ12選、安く泊まれるのはどこ?

旅行や出張の計画を立てる際、宿泊先の確保は最も重要なステップの一つです。しかし、「どのホテル予約サイトを使えばいいのかわからない」「できるだけ安く、お得に泊まりたい」と感じている方も多いのではないでしょうか。数多くのホテル予約サイトが存在し、それぞれに特徴や強みが異なるため、自分に最適なサイトを見つけるのは簡単ではありません。

この記事では、そんな悩みを解決するために、2024年最新の情報に基づき、主要なホテル予約サイト12選を徹底比較します。各サイトの特徴やメリット・デメリット、ポイント制度、得意な分野などを詳しく解説するだけでなく、自分に合ったサイトの選び方から、ホテルを一番安く予約するための具体的なコツや裏ワザまで、網羅的にご紹介します。

旅行のスタイルは人それぞれです。とにかく安さを追求したい一人旅、ポイントを賢く貯めたい家族旅行、特別な体験を求める記念日旅行、効率を重視するビジネス出張など、あらゆるシーンに対応できる情報が満載です。

この記事を最後まで読めば、あなたはもうホテル予約で迷うことはありません。自分の旅行スタイルや目的にぴったりの予約サイトを見つけ、誰よりも賢く、お得に旅行を計画できるようになるでしょう。それでは、さっそく見ていきましょう。

人気ホテル予約サイト比較一覧表

まずは、今回ご紹介する人気のホテル予約サイト12社の特徴を一覧表で比較してみましょう。各サイトの詳細については、この後の「【2024年最新】ホテル予約サイトおすすめ12選」で詳しく解説します。この表で全体像を把握し、自分に合いそうなサイトを見つけるための参考にしてください。

サイト名 主な特徴 得意なエリア ポイント・会員制度 クーポン・セール
Booking.com 世界最大級の掲載施設数。海外ホテルに圧倒的に強い。 海外 > 国内 Genius(会員プログラム) シークレットセール、アプリ割
Agoda アジア圏に強く、特に東南アジアのホテルが安い傾向。 アジア > 海外全般 Agoda VIP、Agodaコイン デイリークーポン、スーパーセール
楽天トラベル 楽天ポイントが貯まる・使える。国内施設数が豊富。 国内 > 海外 楽天ポイント 5と0のつく日、スーパーSALE
じゃらんnet Pontaポイントが貯まる・使える。遊び・体験予約も充実。 国内 > 海外 Pontaポイント、dポイント じゃらんスペシャルウィーク
Expedia 航空券+ホテルのダイナミックパッケージが強力。 海外 > 国内 One Key(共通会員プログラム) アプリ会員価格、直前割引
Hotels.com Expediaグループ。共通の会員プログラム「One Key」が魅力。 海外 > 国内 One Key(共通会員プログラム) シークレットプライス、セール
Yahoo!トラベル PayPayポイントの高還元率が魅力。「5のつく日」がお得。 国内 > 海外 PayPayポイント 5のつく日キャンペーン、週末セール
Trip.com 中国最大手。航空券や鉄道チケットもまとめて予約可能。 アジア・中華圏 > 海外 Trip Coins(会員プログラム) 割引コード、プロモーション
るるぶトラベル JTBグループ。観光情報誌「るるぶ」と連携し、プランが豊富。 国内 JTBトラベルポイント タイムセール、特集クーポン
一休.com 高級ホテル・旅館、レストランに特化。独自の審査基準。 国内 一休ポイント(即時利用可) タイムセール、プライベートセール
JTB 大手旅行会社の安心感。添乗員付きツアーなどパッケージが豊富。 国内・海外 JTBトラベルポイント セール、キャンペーン
Relux 満足度の高い宿のみを厳選。最低価格保証で安心。 国内 Reluxポイント Reluxオファー、クーポン

この表はあくまで各サイトの強みを簡潔にまとめたものです。宿泊したい地域やホテル、利用するタイミングによって、最もお得なサイトは変動します。 したがって、この後の詳しい解説を読み、複数のサイトを比較検討することが、最適なホテルを見つけるための鍵となります。

【2024年最新】ホテル予約サイトおすすめ12選

ここからは、前述の比較一覧表で紹介した12のホテル予約サイトについて、それぞれの特徴、メリット・デメリット、ポイント制度などを詳しく掘り下げていきます。ご自身の旅行スタイルに合ったサイトを見つけてみてください。

① Booking.com (ブッキングドットコム)

世界最大級の掲載施設数を誇り、海外旅行の際には真っ先に候補に挙がるのがBooking.comです。オランダ・アムステルダムに本社を置く、世界的なオンライン旅行会社であり、ホテルだけでなくアパートメント、ヴィラ、ホステル、民宿(B&B)まで、多種多様な宿泊施設を網羅しています。

特徴とメリット

Booking.comの最大の強みは、その圧倒的なグローバルネットワークと掲載施設数です。世界220以上の国と地域、2,800万件以上の宿泊施設が登録されており(Booking.com公式サイト参照)、都市部の高級ホテルから地方の小さなゲストハウスまで、選択肢の幅広さは他の追随を許しません。特にヨーロッパ方面のホテルを探す際には非常に強力です。

また、「現地決済」を選択できる施設が多いのも大きな特徴です。多くの予約サイトが事前カード決済を基本とする中、予約時にクレジットカード情報を入力するだけで、実際の支払いはチェックイン時やチェックアウト時にホテルで行えるため、旅行前に大きな出費を抑えたい場合や、外貨で直接支払いたい場合に便利です。

さらに、会員プログラム「Genius(ジーニアス)」は、利用すればするほどお得になる仕組みです。予約回数に応じてレベルが上がり、レベル2以上になると対象施設で10〜20%の割引、無料の朝食、客室の無料アップグレードといった特典を受けられます。一度Genius会員になれば永久にその資格が維持されるため、頻繁に旅行する人にとっては非常に価値の高いプログラムです。

デメリットと注意点

海外発のサイトであるため、日本の旅館や特定のホテルチェーンなど、国内の一部施設では掲載が少ない場合があります。国内旅行がメインの場合は、楽天トラベルやじゃらんnetと併用するのがおすすめです。

また、表示される料金に注意が必要です。検索結果の一覧では税金やサービス料が含まれていない金額が表示されることがあり、予約を進めていくと最終的な支払額が上がることがあります。必ず最終確認画面で総額を確認するようにしましょう。

こんな人におすすめ

  • 海外旅行、特にヨーロッパへ行く予定がある人
  • ホテルだけでなく、アパートメントやB&Bなど多様な宿泊形態を検討したい人
  • 頻繁に旅行に行き、会員プログラムの特典を最大限に活用したい人
  • 予約は先に済ませて、支払いは現地でしたい人

② Agoda (アゴダ)

Booking.comと同じグループ企業に属し、特にアジア圏のホテル予約に絶大な強みを持つのがAgodaです。シンガポールに本社を構え、東南アジアを中心に圧倒的な価格競争力を誇ります。

特徴とメリット

Agodaの最大の魅力は、その価格の安さです。特にタイ、ベトナム、台湾、韓国といったアジアの主要都市では、他のサイトよりも安価な料金が提示されることが多く、「アジア旅行ならまずAgodaをチェックする」という旅行者は少なくありません。独自の仕入れルートやプロモーションにより、驚くような格安プランが見つかることもあります。

最低価格保証」を導入しており、Agodaで予約した後に他のサイトで同じ条件のより安いプランを見つけた場合、その差額分を返金またはAgodaコインで還元する制度があります(適用には条件あり)。この保証があるため、安心して予約できます。

また、Agoda独自のポイント制度「Agodaコイン」も特徴的です。予約時にキャッシュバックとして付与され、次回の予約時に割引として利用できます。頻繁にセールやクーポンを配布しており、特に「デイリークーポン」は毎日内容が変わるため、こまめにチェックすると思わぬ掘り出し物に出会える可能性があります。

デメリットと注意点

Agodaも海外発のサイトであるため、カスタマーサポートの対応が日本語ネイティブではない場合があります。複雑な問い合わせの際に、コミュニケーションに若干の不便を感じる可能性があることは念頭に置いておくと良いでしょう。

料金表示もBooking.comと同様に、税・サービス料が別途加算される形式が多いため、最終的な支払総額を必ず確認する必要があります。また、非常に安いプランの中には「返金不可」の条件が付いていることが多いので、予約を確定する前にキャンセルポリシーを熟読することが重要です。

こんな人におすすめ

  • アジア、特に東南アジアへの旅行を計画している人
  • とにかく宿泊費を抑えたい価格重視の人
  • セールやクーポンを駆使してお得に予約するのが好きな人

③ 楽天トラベル

日本国内で絶大な知名度と利用者数を誇るのが、楽天グループが運営する楽天トラベルです。楽天ポイントが貯まる・使えるという強力なメリットを武器に、国内旅行市場で圧倒的なシェアを占めています。

特徴とメリット

楽天トラベルの最大の強みは、何と言っても楽天エコシステムとの連携です。楽天市場や楽天カードなど、他の楽天サービスで貯めた楽天ポイントをホテル代の支払いに充当でき、逆にホテル予約で貯まったポイントを普段の買い物に使うことができます。楽天ユーザーにとっては、ポイントがザクザク貯まり、非常にお得に旅行を楽しめる仕組みが構築されています。

特に「5と0のつく日」には、クーポンを利用することで高級宿や温泉宿が割引になるキャンペーンを定期的に開催しており、多くのユーザーに狙われています。また、年に数回開催される「楽天トラベル スーパーSALE」では、半額以下のプランや大幅割引クーポンが多数登場し、予約が殺到します。

国内の掲載施設数も非常に豊富で、ビジネスホテルから高級旅館、リゾートホテルまで幅広くカバーしています。また、ホテル予約だけでなく、ANAやJALの航空券と宿泊を組み合わせた「楽パック」や、レンタカー、高速バスの予約も可能で、国内旅行に関する手配をワンストップで完結させられる利便性も魅力です。

デメリットと注意点

国内に強い反面、海外のホテル掲載数は外資系の予約サイトと比較すると見劣りします。海外旅行の際は、Booking.comやAgodaなどと併用するのが賢明です。

また、人気の日程やセールのタイミングでは、お得なプランはすぐに売り切れてしまいます。特にスーパーSALE期間中はサイトが重くなることもあるため、事前の情報収集と素早い判断が求められます。

こんな人におすすめ

  • 普段から楽天のサービスをよく利用する楽天ユーザー
  • 国内旅行がメインの人
  • セールやキャンペーンを狙って、お得に旅行したい人
  • 旅行の手配(交通+宿泊)を一つのサイトでまとめたい人

④ じゃらんnet

リクルートが運営するじゃらんnetは、楽天トラベルと並ぶ国内最大級のホテル予約サイトです。Pontaポイントやdポイントが貯まる・使える点が特徴で、情報誌「じゃらん」で培った観光情報との連携も強みです。

特徴とメリット

じゃらんnetは、宿泊予約でPontaポイントまたはdポイントが貯まるのが大きなメリットです。これらのポイントはローソンやゲオ、高島屋、マクドナルドなど、日常の様々な提携店舗で利用できるため、利便性が非常に高いです。

じゃらんnetの独自性は、「遊び・体験予約」のコンテンツが充実している点にあります。ラフティングや陶芸体験、果物狩りといったアクティビティもサイト内で予約でき、宿泊と合わせて旅全体のプランニングが可能です。これらの予約でもポイントが貯まるため、旅をまるごとお得に楽しめます。

定期的に開催される「じゃらんスペシャルウィーク」は、最大10%分のポイントが還元されたり、お得なクーポンが配布されたりする大型セールで、多くのユーザーがこの期間を狙って予約します。また、口コミの投稿数が非常に多く、宿選びの際に参考になるリアルな声が集まっているのも、長年運営されてきた信頼の証です。

デメリットと注意点

楽天トラベルと同様、海外ホテルのラインナップは外資系サイトに比べて手薄です。また、ポイント還元やクーポンのルールがキャンペーンごとに細かく設定されていることがあるため、利用条件をよく確認しないと「思ったよりお得にならなかった」ということもあり得ます。

こんな人におすすめ

  • Pontaポイントやdポイントを貯めている、使いたい人
  • 宿泊だけでなく、現地の観光アクティビティも一緒に予約したい人
  • 豊富な口コミを参考にして、じっくり宿を選びたい人
  • 国内旅行が中心の人

⑤ Expedia (エクスペディア)

アメリカに本拠を置く世界最大級のオンライン旅行会社の一つがExpediaです。特に航空券とホテルを同時に予約する「ダイナミックパッケージ(ツアー)」に強みがあり、セットで予約することで大幅な割引が期待できます。

特徴とメリット

Expediaの最大の魅力は、「AIR+割(エアプラスわり)」と呼ばれるダイナミックパッケージです。航空券とホテルを個別に予約するよりも、セットで予約することでホテル代が最大で全額割引になるケースもあり、特に海外旅行の際には交通費と宿泊費をトータルで大幅に節約できる可能性があります。

2023年からは、Hotels.comやVrboと共に、新たな共通会員プログラム「One Key(ワンキー)」を導入しました。これにより、Expediaグループのサイトでの予約で「OneKeyCash™(ワンキーキャッシュ)」というポイントが貯まり、次回の旅行代金として利用できるようになりました。サイトを横断してポイントを貯めたり使ったりできるため、利便性が向上しています。

海外のホテル掲載数が豊富で、特に北米やヨーロッパ方面に強いです。サイトのUIも直感的で使いやすく、多言語・多通貨対応も万全なため、海外旅行の計画をスムーズに進めることができます。

デメリットと注意点

ダイナミックパッケージがお得な反面、ホテル単体での予約では、AgodaやBooking.comと比較して価格的な魅力がやや劣る場合があります。あくまで「航空券とセットで」という視点で利用するのが最も効果的です。

また、カスタマーサポートは日本語に対応していますが、海外の拠点に繋がることが多く、時差や言語のニュアンスの違いで、解決までに時間がかかるケースも報告されています。

こんな人におすすめ

  • 海外旅行で航空券とホテルをまとめて予約したい人
  • 交通費と宿泊費をトータルで安く抑えたい人
  • Expediaグループのサイトを複数利用する人

⑥ Hotels.com (ホテルズドットコム)

「10泊すると1泊無料」というユニークなリワードプログラムで人気を博してきたHotels.com。現在はExpediaグループの一員として、前述の共通プログラム「One Key」に移行しましたが、依然として旅行好きにとって魅力的なサイトです。

特徴とメリット

Hotels.comの魅力は、Expediaと同じ会員プログラム「One Key」に集約されています。予約金額に応じて「OneKeyCash™」が貯まり、それを次回の予約時に現金同様に利用できます。シンプルで分かりやすいこの仕組みは、特定のホテルチェーンに縛られずに様々な宿に泊まる旅行者にとって大きなメリットです。

また、会員限定の「シークレットプライス」が用意されており、ログインするだけで通常価格よりも安い料金で予約できることがあります。アプリ限定の割引も頻繁に提供されるため、スマートフォンでの予約がお得です。

世界中の数十万軒のホテルを網羅しており、特に主要な観光都市のホテルラインナップは充実しています。サイトのデザインも見やすく、絞り込み機能も使いやすいため、希望のホテルをストレスなく探すことができます。

デメリットと注意点

かつての「10泊で1泊無料」という非常に分かりやすく強力な特典が「One Key」に変わったことで、以前からのユーザーにとっては魅力が薄れたと感じるかもしれません。One Keyの還元率は予約内容によって変動するため、以前ほどのインパクトは感じにくい場合があります。

料金体系はBooking.comやAgodaと同様、税・サービス料が後から加算される場合があるため、最終画面での総額確認は必須です。

こんな人におすすめ

  • 特定の航空会社やホテルブランドにこだわらず、様々な宿泊施設を利用する人
  • Expediaグループのサイトを横断してポイントを貯めたい・使いたい人
  • シンプルで分かりやすい会員プログラムを好む人

⑦ Yahoo!トラベル

ヤフー株式会社が運営するYahoo!トラベルは、PayPayポイントの高い還元率を最大の武器とする予約サイトです。ソフトバンクユーザーやPayPayユーザーにとって、非常にお得な選択肢となります。

特徴とメリット

Yahoo!トラベルの最大の強みは、PayPayポイントでの支払いや、予約時のポイント付与に対応している点です。特に「5のつく日」や「毎週日曜日」など、特定の日に予約するとポイント付与率が大幅にアップするキャンペーンを頻繁に実施しています。これらのキャンペーンをうまく活用すれば、実質的に最も安く予約できるケースも少なくありません。

また、多くのプランで予約時に獲得予定のポイントを「いまスグ利用」できるのも大きな特徴です。これにより、ポイントが実際に付与されるのを待つことなく、予約時点で割引を受けられます。これは、少しでも支払額を抑えたいユーザーにとって嬉しい機能です。

プランによっては、一休.comやJTB、るるぶトラベルなど、他の予約サイトが提供するプランもYahoo!トラベル上で予約できます。これにより、幅広い選択肢の中から、PayPayポイントの還元というメリットを享受しながら予約することが可能です。

デメリットと注意点

PayPayやソフトバンクのサービスを利用していないユーザーにとっては、ポイント還元の恩恵を最大限に受けることができず、他のサイトと比較してメリットが薄れる可能性があります。あくまで「PayPay経済圏」のユーザー向けのサイトと言えます。

また、サイトの構造上、他の予約サイトのプランを仲介しているケースが多いため、予約に関する問い合わせ先がプラン提供元のサイトになるなど、少し分かりにくい場合があります。

こんな人におすすめ

  • 普段からPayPayを利用しているPayPayユーザー
  • ソフトバンクのスマートフォンを利用している人
  • ポイント即時利用で、予約時の支払額を直接値引きしたい人

⑧ Trip.com (トリップドットコム)

中国最大のオンライン旅行会社「Trip.com Group(旧Ctrip)」が運営するグローバルブランドがTrip.comです。航空券、ホテル、そして中国国内の鉄道チケットまで予約できるのが大きな特徴です。

特徴とメリット

Trip.comは、Agodaと同様に価格競争力に優れており、特にアジア圏や中華圏のホテルで格安プランが見つかることが多いです。グローバルに展開しているため、世界中のホテルを網羅しており、選択肢も豊富です。

最大の独自性は、中国国内の高速鉄道のチケットをオンラインで予約・購入できる点です。中国への旅行や出張の際、現地の駅で切符を購入する手間が省けるため、非常に便利です。

会員プログラム「Trip Coins」は、ホテルや航空券の予約で貯まり、次回の支払いに利用できます。また、24時間年中無休のカスタマーサポートを日本語で提供しており、万が一のトラブルの際にも安心感があります。

デメリットと注意点

中国系の企業であるため、一部のユーザーからは個人情報の取り扱いなどに関して懸念の声が聞かれることもあります。ただし、世界的に事業を展開する大手企業であり、セキュリティ対策は講じられています。

サイトのデザインや日本語の表現に、若干の翻訳調が感じられる部分が残っている場合がありますが、予約手続き自体に支障が出るレベルではありません。

こんな人におすすめ

  • 中国への旅行や出張を計画しており、鉄道も利用する予定の人
  • 価格を重視し、少しでも安くホテルを予約したい人
  • 24時間対応の日本語カスタマーサポートを重視する人

⑨ るるぶトラベル

旅行情報誌「るるぶ」でおなじみのJTBグループが運営するのが、るるぶトラベルです。観光情報と連携したユニークな宿泊プランが豊富で、国内旅行に特化しています。

特徴とメリット

るるぶトラベルの強みは、長年培ってきた「るるぶ」の観光情報に基づいたプランニング力です。「絶景露天風呂のある宿」「ご当地グルメを満喫できる宿」といった、テーマ性のある特集やプランが充実しており、旅の目的から宿を探したい場合に非常に便利です。

JTBグループの一員であるため、掲載されている宿泊施設の質が高く、安心して利用できます。また、JTBの店舗で使える「JTBトラベルポイント」が貯まる・使えるのも特徴です。

サイト内では、目的地の観光スポットやモデルコースの情報も閲覧できるため、宿泊先の予約と同時に、旅全体の計画を立てられるのが大きな魅力です。特に、まだ具体的な行き先が決まっていないけれど「温泉に行きたい」「美味しいものを食べたい」といった漠然とした希望を持っている場合に、インスピレーションを与えてくれます。

デメリットと注意点

国内旅行に特化しているため、海外ホテルの取り扱いはありません。また、価格の安さだけで見ると、他の大手サイトに一歩譲る場合もあります。価格よりも、プラン内容の魅力や安心感を重視するユーザー向けのサイトと言えるでしょう。

2023年にサイトがリニューアルされ、JTBのサイトとシステムが統合されたため、以前の使い勝手と変わった点に戸惑うユーザーもいるかもしれません。

こんな人におすすめ

  • 旅のテーマや目的から宿泊先を探したい人
  • 観光情報誌「るるぶ」のファン
  • 質の高い宿泊プランや、安心感を重視する国内旅行者

⑩ 一休.com

「こころに贅沢させよう」をコンセプトに、高級ホテル・旅館、高級レストランの予約に特化したサイトが一休.comです。特別な日の宿泊や、ワンランク上の旅行を求めるユーザーから絶大な支持を得ています。

特徴とメリット

一休.comの最大の特徴は、独自の基準で厳選された質の高い宿泊施設のみを掲載している点です。そのため、どの宿を選んでも一定以上のクオリティが担保されており、失敗のない宿選びが可能です。記念日や誕生日など、特別な旅行の際には特に頼りになる存在です。

ポイント制度もユニークで、獲得した「一休ポイント」は次回の予約を待たずに、今回の予約で「即時利用」できます。これにより、実質的な割引としてすぐに恩恵を受けられるのが大きなメリットです。

また、会員ステージが上がることでポイント付与率が高まる「ダイヤモンド会員」などの上級会員制度があり、リピーターを優遇する仕組みが整っています。上級会員限定の「プライベートセール」では、通常は予約が難しい人気旅館の特別プランなどが提供されることもあります。

デメリットと注意点

高級路線に特化しているため、格安なビジネスホテルやホステルなどの掲載はほとんどありません。予算を抑えたい旅行には不向きです。あくまで、「価格」よりも「質」や「体験」を重視するユーザーのためのサイトです。

人気施設や週末の予約はすぐに埋まってしまうため、早めの計画が必要です。

こんな人におすすめ

  • 記念日やご褒美など、特別な旅行を計画している人
  • 高級ホテルや旅館で、上質なサービスを受けたい人
  • 宿泊施設のクオリティにこだわり、失敗したくない人

⑪ JTB

日本最大手の旅行会社であるJTBが運営する予約サイトです。長年の歴史と実績に裏打ちされた信頼感と、豊富なパッケージツアーが最大の強みです。

特徴とメリット

JTBの最大の魅力は、大手旅行会社ならではの安心感です。オンラインでの予約に不安がある方でも、全国に広がる店舗で相談したり、サポートを受けたりすることが可能です(プランによります)。

ホテル単体の予約も可能ですが、JTBの真価は交通機関と宿泊がセットになったパッケージツアー(エースJTBなど)にあります。添乗員付きのツアーから個人旅行向けのフリープランまで、多種多様な商品が揃っており、特に旅行の計画を立てるのが苦手な方や、すべておまかせで楽しみたい方にとっては非常に便利です。

るるぶトラベルと同様に「JTBトラベルポイント」が貯まり、質の高い宿泊施設や独自の特典が付いたプランが多いのも特徴です。大手ならではの仕入れ力により、他では見られないような特別なプランが提供されることもあります。

デメリットと注意点

オンライン専業の予約サイトと比較すると、価格面ではやや高めに設定されている傾向があります。安さだけを追求する場合には、他のサイトが有利になることが多いでしょう。JTBは、価格以上の「安心感」「サポート体制」「プランの質」といった付加価値で選ぶサイトです。

サイトのシステムがるるぶトラベルと統合されたため、両者の違いが分かりにくくなっている側面もあります。

こんな人におすすめ

  • 旅行の手配に不安があり、大手旅行会社のサポートを受けたい人
  • 添乗員付きツアーや、内容の充実したパッケージツアーを探している人
  • 両親へのプレゼント旅行など、絶対に失敗できない旅行を計画している人

⑫ Relux (リラックス)

「最低価格保証」と「満足度の高い宿の厳選」を掲げる、高級ホテル・旅館に特化した予約サイトがReluxです。auスマートパスプレミアム会員向けの特典でも知られています。

特徴とメリット

Reluxは、全国の宿泊施設を審査員が実際に訪れ、独自の厳しい基準をクリアした約2,500施設のみを掲載しています(Relux公式サイト参照)。掲載数は多くありませんが、その分、どの施設も満足度が非常に高く、一休.comと同様に「質」を求めるユーザーに適しています。

最低価格保証(Relux Price Assurance)を導入しており、もし公式サイトなどでReluxより安いプランが見つかった場合は、差額を返金する制度を設けています。これにより、「高級宿を予約するならReluxが一番お得」という安心感を持って利用できます。

宿泊すると次回の予約で使える「Reluxポイント」が貯まるほか、会員限定の「Reluxオファー」やクーポンが届くこともあります。特にauスマートパスプレミアム会員は、常時割引が受けられるなど、手厚い優待が用意されています。

デメリットと注意点

掲載施設を厳選しているため、選択肢の幅は限られます。カジュアルなホテルやビジネスホテルを探している場合には不向きです。また、一休.comと比較されることが多いですが、掲載施設やプラン内容に若干の違いがあるため、両サイトを比較検討するのがおすすめです。

こんな人におすすめ

  • 審査を通過した、本当に満足度の高い宿にだけ泊まりたい人
  • 最低価格保証があるサイトで、安心して高級宿を予約したい人
  • auスマートパスプレミアム会員の人

自分に合ったホテル予約サイトの選び方

宿泊したいホテルがあるかで選ぶ、料金の安さで選ぶ、ポイント還元率や独自特典で選ぶ、クーポンやセールの豊富さで選ぶ、サイトやアプリの使いやすさで選ぶ、口コミの信頼性で選ぶ

ここまで12のサイトを紹介してきましたが、「結局どれを使えばいいの?」と迷ってしまうかもしれません。ここでは、自分にぴったりのホテル予約サイトを見つけるための、6つの選び方のポイントを解説します。

宿泊したいホテルがあるかで選ぶ

もし泊まりたいホテルや旅館が既に決まっている場合、その施設がどの予約サイトに掲載されているかをまず確認しましょう。特定のホテルチェーンは自社サイトでの予約を優先していたり、一部の予約サイトにしかプランを提供していなかったりするケースがあります。

例えば、星野リゾートのような人気の高い施設は、公式サイトでしか予約できない期間やプランが存在します。また、地方の小さな旅館などは、楽天トラベルやじゃらんnetといった国内系サイトにしか掲載されていないことも少なくありません。

まずは行きたいホテル名で検索し、複数の予約サイトと公式サイトを比較するのが、最も確実な方法です。

料金の安さで選ぶ

多くの人にとって、料金の安さは最も重要な選択基準の一つでしょう。しかし、単純に検索結果に表示された価格だけで比較するのは危険です。

注意すべきなのは、税金やサービス料が含まれているかどうかです。外資系のサイト(Booking.com、Agodaなど)では、税・サービス料別の料金が表示され、予約の最終段階で金額が加算されることがよくあります。一方、国内系のサイト(楽天トラベル、じゃらんnetなど)は、総額表示が基本です。

したがって、必ず最終的な支払総額で比較する習慣をつけましょう。また、後述するクーポンやポイント還元を考慮すると、表示価格が一番安くなくても、実質的な支払額は最も安くなるというケースも多々あります。

ポイント還元率や独自特典で選ぶ

自分が普段から利用している「経済圏」に合わせて予約サイトを選ぶのも、賢い方法です。

  • 楽天ユーザーなら、楽天ポイントが貯まる楽天トラベル
  • PayPayユーザーなら、PayPayポイント還元率が高いYahoo!トラベル
  • Pontaポイントやdポイントを貯めているなら、じゃらんnet

このように、貯めたポイントを日常の買い物で使えたり、逆に日常の買い物で貯めたポイントを旅行代金に充てたりできるサイトを選ぶことで、生活全体でのお得度が大きく向上します。

また、Booking.comの「Genius」やHotels.comの「One Key」のような独自の会員プログラムも重要です。頻繁に旅行に行く人は、一つのサイトに絞って利用し続けることで、上級会員となり、割引率のアップや客室アップグレードなどの特別な特典を受けられるようになります。

クーポンやセールの豊富さで選ぶ

各予約サイトは、ユーザーを獲得するために様々なクーポンやセールを実施しています。

  • 楽天トラベルの「スーパーSALE」や「5と0のつく日」
  • じゃらんnetの「スペシャルウィーク」
  • Yahoo!トラベルの「5のつく日キャンペーン」
  • Agodaの「デイリークーポン」

これらの大規模なセール期間を狙って予約するだけで、通常時よりも数千円から数万円単位で安くなることもあります。また、アプリ限定クーポンや、メルマガ会員限定のシークレットセールなども頻繁に配布されます。

お得な情報を見逃さないために、利用する可能性のあるサイトのメルマガに登録したり、アプリをダウンロードして通知をオンにしておくことをおすすめします。

サイトやアプリの使いやすさで選ぶ

意外と見落としがちですが、サイトやアプリの使いやすさ(UI/UX)も重要な選択基準です。検索のしやすさ、絞り込み条件の豊富さ、表示の見やすさ、予約プロセスの分かりやすさなど、ストレスなく操作できるかどうかは、快適な旅行計画に直結します。

例えば、「温泉付き」「禁煙ルーム」「駐車場あり」「ペット可」など、自分のこだわり条件でスムーズに絞り込めるか試してみましょう。地図からホテルの場所を確認できる機能や、写真の豊富さもチェックポイントです。

いくつかのサイトを実際に使ってみて、自分が直感的に「使いやすい」と感じるサイトをメインに利用するのが良いでしょう。

口コミの信頼性で選ぶ

ホテルの公式サイトや予約サイトに掲載されている写真は、どれも魅力的に見えるものです。しかし、実際の設備やサービスの質を知るためには、宿泊者のリアルな声である「口コミ」が非常に重要な情報源となります。

多くの予約サイトでは、実際にその施設に宿泊したユーザーしか口コミを投稿できない仕組みになっています。そのため、信頼性が高く、非常に参考になります。

口コミをチェックする際は、総合評価の点数だけでなく、良い評価と悪い評価の両方に目を通すことが大切です。特に、自分が重視するポイント(例:部屋の清潔さ、スタッフの対応、朝食の内容など)に関する具体的なコメントを確認することで、予約後のミスマッチを防ぐことができます。じゃらんnetや楽天トラベルは、国内施設の口コミ数が特に豊富です。

【目的別】おすすめのホテル予約サイト

ここでは、あなたの旅行の目的に合わせて、どの予約サイトが最適かを具体的に提案します。

とにかく安く予約したい人におすすめのサイト

宿泊費を1円でも安く抑えたい価格重視の方には、以下のサイトがおすすめです。

  • Agoda: 特にアジア圏での価格競争力は随一。デイリークーポンやセールも頻繁で、掘り出し物が見つかりやすい。
  • Booking.com: 世界中の施設を網羅しており、価格競争が激しいため、比較的安価なプランが見つかりやすい。Genius会員になればさらにお得。
  • Yahoo!トラベル: PayPayポイントの高還元キャンペーン(5のつく日など)を狙えば、実質的な負担額を大幅に下げられる可能性がある。

ポイントは、これらのサイトを横断的に比較することです。同じホテルでも、日によって一番安いサイトは異なります。

国内旅行におすすめのサイト

出張や国内観光がメインの方には、国内の掲載施設数が多く、ポイントが貯まりやすい日系のサイトが便利です。

  • 楽天トラベル: 楽天ユーザーならまずここ。ポイント還元率が高く、セールも強力。航空券やレンタカーもまとめて予約可能。
  • じゃらんnet: Pontaポイント・dポイントユーザーにおすすめ。遊び・体験予約との連携が魅力で、観光も楽しみたい場合に最適。
  • るるぶトラベル: 「るるぶ」の情報力を活かしたテーマ性のあるプランが豊富。旅の目的から宿を探したい場合に便利。

これらのサイトは、日本の旅館や民宿など、外資系サイトにはない独自のラインナップも強みです。

海外旅行におすすめのサイト

海外への旅行を計画しているなら、グローバル展開している外資系のサイトが圧倒的に有利です。

  • Booking.com: 掲載施設数、対応エリアの広さは世界No.1。特にヨーロッパ方面に強く、多様な宿泊施設から選べる。
  • Agoda: アジア方面、特に東南アジアへの旅行では最有力候補。価格の安さに定評がある。
  • Expedia: 航空券とホテルをセットで予約する「AIR+割」が非常に強力。トータルの旅費を抑えたい場合に最適。

これらのサイトは多言語・多通貨に対応しており、現地の口コミも豊富なため、安心して海外の宿を探すことができます。

高級ホテル・旅館の予約におすすめのサイト

記念日や自分へのご褒美など、特別な体験を求めるなら、質にこだわった以下のサイトがおすすめです。

  • 一休.com: 厳選された国内の高級ホテル・旅館・レストランのみを掲載。質の高さは折り紙付きで、ポイントの即時利用も魅力。
  • Relux: 審査員が選び抜いた満足度の高い宿のみを紹介。最低価格保証もあり、安心して予約できる。
  • JTB: 大手旅行会社の安心感と、質の高いオリジナルプランが魅力。特別な旅行で失敗したくない場合に最適。

これらのサイトでは、通常プランにはない特典(レイトチェックアウト、シャンパンサービスなど)が付いたプランが見つかることもあります。

ビジネスホテル・出張での利用におすすめのサイト

ビジネスでの利用なら、予約のスムーズさ、ポイントの貯まりやすさ、領収書の発行しやすさが重要です。

  • 楽天トラベル: ビジネスホテルプランが豊富で、楽天ポイントも貯まる。オンラインでの領収書発行も簡単。
  • じゃらんnet: こちらもビジネスプランが充実。出張パック(交通+宿泊)も便利。
  • Yahoo!トラベル: PayPayポイントが貯まるため、経費精算とは別にポイントを貯めたい場合にメリットが大きい。「いまスグ利用」で経費の上限内に収めやすい。

これらのサイトは、駅近や駐車場付き、Wi-Fi完備といったビジネス利用で必須の条件での絞り込みがしやすく、効率的に宿を探せます。

ホテルを一番安く予約するための8つのコツ・裏ワザ

ここでは、さらに一歩進んで、ホテルを最もお得に予約するための実践的なテクニックを8つご紹介します。

① 複数の予約サイトで料金を比較する

これが最も基本的かつ重要な鉄則です。 同じホテル、同じ宿泊日、同じプランでも、予約サイトによって料金は異なります。これは、各サイトが独自にセールを行ったり、手数料率が異なったりするためです。

手間はかかりますが、候補のホテルが見つかったら、少なくとも2〜3つの主要な予約サイト(例:Booking.com, Agoda, 楽天トラベルなど)で料金をチェックしましょう。
また、「Trivago(トリバゴ)」や「Google ホテル」といった、複数の予約サイトの料金を一度に比較できる「メタサーチエンジン(横断検索サイト)」を利用するのも非常に効率的です。

② ホテルの公式サイト料金とも比較する

予約サイトだけでなく、必ずホテルの公式サイトの料金も確認しましょう。多くのホテルでは、「ベストレート保証」を掲げており、公式サイトが最も安い価格であることを保証しています。

もし他の予約サイトの方が安かった場合、その旨をホテルに申告すると、同額もしくはそれ以下にしてくれる場合があります。
また、料金は同じでも、公式サイトからの予約限定で「レイトチェックアウト無料」「朝食サービス」「館内利用券プレゼント」といった独自の特典を付けていることも少なくありません。料金だけでなく、特典も含めて総合的に比較することが重要です。

③ セールやクーポンを最大限に活用する

各予約サイトが実施するセールやクーポンは、宿泊費を大幅に下げる絶好の機会です。
楽天トラベルの「スーパーSALE」やじゃらんの「スペシャルウィーク」のような大型セールはもちろん、アプリ限定で配布されるゲリラクーポンや、特定のカード会員向けの割引コードなど、見逃せない情報がたくさんあります。
これらの情報を取りこぼさないよう、よく使うサイトのアプリをダウンロードし、プッシュ通知を許可しておくのがおすすめです。

④ ポイントサイトを経由して予約する

これは知る人ぞ知る裏ワザですが、「ハピタス」や「モッピー」といったポイントサイトを経由してからホテル予約サイトにアクセスして予約することで、ポイントの二重取り、三重取りが可能です。

【例】ポイントサイト経由で楽天トラベルにアクセスし、楽天カードで決済する

  1. ポイントサイトのポイント(例:予約金額の1%)
  2. 楽天トラベルのポイント(例:予約金額の1%)
  3. 楽天カードの決済ポイント(例:決済額の1%)

このように、合計で数パーセント分のポイントを追加で獲得できます。旅行のような高額な決済では、この数パーセントの差は非常に大きくなります。一手間かける価値は十分にあります。

⑤ 早割や直前割を狙う

予約のタイミングも価格に大きく影響します。

  • 早割(早期割引): 旅行の予定が数ヶ月前から決まっている場合は、「60日前予約プラン」「90日前予約プラン」などを狙いましょう。ホテル側は早期に客室を確保したいため、通常より安い価格で提供していることが多いです。
  • 直前割(直前割引): 逆に、予定が直前まで決まらない場合や、平日などにふらっと旅行したい場合は、宿泊日間近に売り出される「直前割」が狙い目です。売れ残った客室を埋めるために、ホテルが価格を下げて販売することがあります。

ただし、人気のホテルや観光シーズンの週末などは、直前になると満室になったり、逆に価格が高騰したりするリスクもあるため注意が必要です。

⑥ 会員プログラムや限定プランを利用する

よく利用する予約サイトがあるなら、そのサイトの会員プログラムに登録し、利用を集中させるのがおすすめです。Booking.comの「Genius」のように、利用実績に応じてランクが上がり、割引率がアップしたり、部屋のアップグレードといった特典が受けられたりします。
また、会員ログインしないと表示されない「シークレットプライス」や「会員限定プラン」も存在します。必ずログインした状態で検索するようにしましょう。

⑦ アプリ限定の割引や特典を利用する

多くの予約サイトは、Webサイトよりもスマートフォンアプリからの予約を優遇する傾向にあります。これは、ユーザーをアプリに囲い込み、継続的な利用を促すための戦略です。
「アプリ限定割引」「アプリ予約でポイント〇倍」といったキャンペーンが頻繁に行われているため、予約する際は一度アプリをチェックしてみることを強くおすすめします。

⑧ 全国旅行支援や自治体のキャンペーンを確認する

国が実施する「全国旅行支援」や、各都道府県・市町村が独自に行う「ふるさと割」「宿泊割引キャンペーン」なども見逃せません。これらのキャンペーンは、予約サイトの割引と併用できる場合もあり、組み合わせることで驚くほど安く宿泊できることがあります。
旅行を計画する際は、観光庁の公式サイトや、旅行先の自治体の観光公式サイトをチェックして、利用できるキャンペーンがないか確認する習慣をつけましょう。

ホテル予約サイトを利用する際の注意点

お得で便利なホテル予約サイトですが、利用する際にはいくつか注意すべき点があります。これらを知らないと、後で思わぬトラブルに繋がる可能性もあります。

キャンセルポリシーを必ず確認する

予約をする前に、必ずキャンセルポリシーを熟読してください。特に格安で提供されているプランは、「返金不可」という厳しい条件が付いていることがほとんどです。この場合、急な出張や体調不良などでキャンセルせざるを得なくなっても、宿泊料金は一切戻ってきません。

また、「〇日前まではキャンセル無料」「〇日前からは50%」「前日・当日は100%」といったように、キャンセルするタイミングによって料金が変わるのが一般的です。この「〇日前」の定義も、「宿泊日のチェックイン時間の24時間前まで」など、サイトやホテルによって細かく規定されています。

自分の予定が不確実な場合は、多少料金が高くても「直前までキャンセル無料」のプランを選んでおくのが賢明です。

最終的な支払総額で比較する

これは選び方の部分でも触れましたが、非常に重要な注意点なので改めて強調します。
特に外資系の予約サイトでは、検索結果の一覧ページに表示されている料金に税金やサービス料、リゾートフィー(リゾート地のホテルでかかる追加料金)などが含まれていない場合があります。

「安い!」と思って予約を進めていくと、最後の決済画面で料金が数千円上がっていて驚く、というケースは少なくありません。
複数のサイトで料金を比較する際は、必ず決済ボタンを押す直前の「最終確認画面」に表示される支払総額で比較するように徹底してください。これにより、「思ったより高かった」という失敗を防ぐことができます。

ホテル予約サイトに関するよくある質問

ホテル予約サイトに関するよくある質問

最後に、ホテル予約サイトに関して多くの人が抱く疑問について、Q&A形式でお答えします。

一番安いホテル予約サイトは結局どこ?

この質問に対する唯一の答えは、残念ながら「その時々による」です。
「このサイトが常に一番安い」という絶対的な王者は存在しません。

  • ホテル(外資系に強い、国内系に強いなど)
  • 時期(セール期間中か、通常期か)
  • 予約のタイミング(早割か、直前割か)
  • 利用者の条件(会員ランク、保有クーポン、利用するポイントなど)

これらの無数の要因の組み合わせによって、最も安いサイトは常に変動します。したがって、「一番安いサイトはどこか」を探すのではなく、「今回はどのサイトで予約するのが一番安いか」をその都度比較するという姿勢が最も重要です。この記事で紹介した「安く予約するためのコツ」を実践することが、結果的に最も安く予約する近道となります。

ホテルを予約する一番安いタイミングはいつ?

これも一概には言えませんが、一般的な傾向としては以下の2つのタイミングが挙げられます。

  1. 早期予約(約2〜3ヶ月前): 「早割」プランが適用されることが多く、特に旅行日程が確定している場合にはおすすめです。ホテル側も早めに客室を埋めたいと考えているため、お得な価格設定になっていることが多いです。
  2. 直前予約(数日前〜当日): 「直前割」として、売れ残った部屋が割引価格で販売されることがあります。ただし、これは空室がある場合に限られ、人気のホテルやシーズン中は逆に価格が高騰したり、満室になったりするリスクも伴います。

また、大型連休やイベント開催時を避けた平日は、需要が落ち込むため安くなる傾向があります。一般的に、旅行需要が低い火曜日や水曜日の宿泊が狙い目と言われています。

ホテル予約サイトはなぜ安い?その仕組みは?

ホテル予約サイトが、ホテルの公式サイトや電話予約よりも安い価格を提供できるのには、明確な理由があります。

その仕組みは、「送客手数料(コミッション)」に基づいています。
ホテル予約サイトは、ホテルに対して多くの顧客を送客する見返りとして、宿泊料金の一部(一般的に10%〜20%程度)を手数料として受け取っています。いわば、ホテルの「オンライン営業代理店」のような存在です。

ホテル側からすれば、自社で宣伝広告費をかけるよりも、予約サイトに手数料を支払う方が効率的に集客できるというメリットがあります。
予約サイトは、世界中から大量の予約を集める「ボリュームディスカウント」の力を背景に、ホテル側と交渉し、安い料金プランを仕入れることができます。その一部をユーザーに還元することで、「安い」価格が実現されているのです。

予約した内容を確認する方法は?

予約が完了すると、通常は登録したメールアドレスに「予約完了メール」や「予約確認書」が届きます。このメールには、予約番号、宿泊者名、チェックイン・チェックアウト日、宿泊料金、ホテルの連絡先、キャンセルポリシーなどが記載されているため、必ず保管しておきましょう。

また、各予約サイトのWebサイトやアプリにログインし、「マイページ」や「予約管理」といったメニューからも、現在の予約状況や詳細を確認することができます。
万が一メールが見当たらない場合でも、マイページを確認すれば安心です。宿泊当日は、この予約確認画面をホテルのフロントで見せるか、予約番号と名前を伝えればスムーズにチェックインできます。