【男女別】東京の綺麗なカプセルホテルおすすめ15選!女性も安心

東京の綺麗なカプセルホテルおすすめ、男女別で探せるから女性も安心!

かつては「安かろう、狭かろう」というイメージが強かったカプセルホテル。しかし、近年の東京ではその常識が大きく覆されています。デザイン性に優れた清潔な空間、充実したアメニティ、そして女性一人でも安心して泊まれるセキュリティ対策。もはやカプセルホテルは、ただ安く泊まるための場所ではなく、旅の目的の一つにもなりうる快適な宿泊施設へと進化を遂げています。

出張や観光、イベント参加、あるいは終電を逃してしまった時など、東京での宿泊には様々なシーンが考えられます。そんな時、手頃な価格で好立地、かつ快適な滞在を求めるなら、最新のカプセルホテルは非常に魅力的な選択肢です。

この記事では、東京で綺麗で快適なカプセルホテルを探している方、特に女性やカプセルホテル初心者の方に向けて、その魅力から選び方、男女別のおすすめ施設、利用時のマナーまでを網羅的に解説します。この記事を読めば、あなたにぴったりの一軒がきっと見つかるはずです。

カプセルホテルとは

カプセルホテルとは

カプセルホテルと聞くと、どのようなイメージを持つでしょうか。蜂の巣のように並んだ小さな寝室、共有のシャワーとトイレ、そして最低限の設備。こうした従来のイメージは、もはや過去のものとなりつつあります。ここでは、まずカプセルホテルの基本的な定義と、ビジネスホテルなどの一般的なホテルとの違いを明確にし、さらに現代におけるカプセルホテルの驚くべき進化について掘り下げていきます。

普通のホテルとの違い

カプセルホテルとビジネスホテルやシティホテルといった「普通のホテル」との違いは、いくつかの側面に分けることができます。最も根本的な違いは、日本の法律である旅館業法における営業種別の違いにあります。

一般的なホテルは「ホテル営業」または「旅館営業」の許可を得て運営されています。これらは、客室の最低床面積や設備の基準が定められており、鍵のかかる完全な個室を提供することが基本です。一方、カプセルホテルは主に「簡易宿所営業」に分類されます。簡易宿所営業は、宿泊する場所を多数人で共用する構造及び設備を主とする施設と定義されており、客室の延床面積の基準はありますが、個室である必要はありません。この法律上の違いが、カプセルホテルが「鍵のかからない寝床」を提供するという最大の特徴につながっています。

この基本的な違いから、具体的なサービス内容にも差が生まれます。以下の表で、その違いを整理してみましょう。

比較項目 カプセルホテル(簡易宿所営業) 普通のホテル(ホテル・旅館営業)
宿泊スペース カプセル(ベッド+αの空間)。施錠不可でカーテン等で仕切る。 鍵のかかる完全な個室。
プライバシー 空間が区切られているが、音や光は完全に遮断できない。 高いプライバシーが確保される。
共用設備 トイレ、シャワー、洗面所、ラウンジなどは基本的に全て共用。 客室内にバス・トイレ・洗面所が完備されているのが一般的。
料金 比較的安価。1泊3,000円~8,000円程度が相場。 比較的高価。1泊8,000円~数万円が相場。
荷物保管 共用のロッカーやセーフティボックスを利用。 客室内に保管。クローゼットなども完備。
サービス セルフサービスが基本。ルームサービスなどはない。 フロントサービス、ルームサービス、コンシェルジュなど手厚い。
滞在の自由度 日中の清掃時間帯は退室が必要な場合が多い。 チェックインからチェックアウトまで自由に客室に滞在可能。

このように、カプセルホテルは宿泊機能に特化し、設備を共用することで低価格と好立地を実現している宿泊形態と言えます。プライバシーやサービスの範囲においては一般的なホテルに譲る部分もありますが、その分、宿泊費を大幅に抑えられるという明確なメリットがあります。近年では、そのデメリットを補って余りある付加価値を提供する施設が増えています。

進化する最新のカプセルホテルの特徴

「安くて便利」という従来の価値観に加え、現代のカプセルホテルは「快適さ」と「体験価値」という新たな軸で劇的な進化を遂げています。もはや、ただ寝るだけの場所ではありません。訪れること自体が目的となるような、魅力的な特徴を持つ施設が次々と登場しています。

1. 圧倒的なデザイン性と清潔感
かつての無機質なデザインは一新され、有名デザイナーや建築家が手がけるような、洗練された空間が増えています。和モダン、北欧風、インダストリアル、ミニマルなど、ホテルごとに明確なコンセプトに基づいた内装が施され、非日常的な空間を演出しています。また、新規開業やリニューアルが相次いでおり、全体的に非常に清潔感が高いのも特徴です。水回りやカプセル内の清掃が行き届いていることは、今や当たり前の基準となっています。

2. 睡眠の質を追求したカプセルユニット
狭いというイメージを覆す、広々としたカプセルユニットも登場しています。特に「キャビンタイプ」と呼ばれる、天井が高く中で立てるほどの空間を持つ施設も人気です。寝具にもこだわりが見られ、高級マットレスやオリジナルの快眠枕を導入するなど、睡眠の質をとことん追求する動きが加速しています。さらに、大型テレビモニター、高性能なヘッドホン、調光可能な照明、静音性の高い換気扇など、カプセル内で快適に過ごすための設備も充実しています。

3. 多様化するコンセプトと付加価値
現代のカプセルホテルは、宿泊以外の付加価値で差別化を図っています。

  • サウナ・スパ特化型:本格的なフィンランド式サウナやロウリュ、水風呂、外気浴スペースなどを完備し、「サ活」目的の利用者を魅了しています。
  • コワーキングスペース併設型:高速Wi-Fi、電源、モニターなどを備えた快適なワークスペースを提供し、出張中のビジネスパーソンやノマドワーカーのニーズに応えています。
  • ブックカフェ・シアター併設型:壁一面の本棚に囲まれて眠れる「泊まれる本屋」や、大画面で映画を楽しめるシアタールームなど、エンターテインメント性を追求した施設です。
  • 女性専用・女性フロア:セキュリティを徹底し、パウダールームのアメニティを充実させるなど、女性が心からリラックスできる環境を整えています。

4. 充実のアメニティとサービス
手ぶらで泊まれるほどアメニティが充実しているのも、最新カプセルホテルの魅力です。シャンプー、コンディショナー、ボディソープはもちろんのこと、クレンジング、洗顔料、化粧水、乳液といった基礎化粧品、さらには高品質なドライヤーやヘアアイロンまで完備している施設も珍しくありません。館内着やタオルも肌触りの良いものが用意されており、まさに至れり尽くせりのサービスを提供しています。

これらの進化により、カプセルホテルは単なる宿泊施設から、ライフスタイルや目的に合わせて選ぶ「体験型の空間」へと変貌を遂げているのです。

カプセルホテルを選ぶ際の5つのポイント

立地・アクセスの良さ、セキュリティの高さ、設備・アメニティの充実度、清潔感、宿泊料金

東京には数多くのカプセルホテルが存在し、その選択肢の多さに迷ってしまうかもしれません。しかし、いくつかのポイントを押さえることで、自分の目的や好みに合った最適な一軒を見つけやすくなります。ここでは、カプセルホテルを選ぶ際に特に重視したい5つのポイントを、具体的な視点とともに詳しく解説します。

① 立地・アクセスの良さ

宿泊施設選びの基本中の基本ですが、カプセルホテルにおいては特に重要な要素となります。なぜなら、カプセルホテル利用者の多くは、観光やビジネス、イベント参加など、ホテル滞在以外の目的を重視しているからです。移動にかかる時間や労力を最小限に抑えることが、滞在全体の満足度を大きく左右します。

最寄り駅からの距離

理想は最寄り駅から徒歩5分圏内です。特に、大きな荷物を持っている場合や、雨天時、深夜のチェックインを予定している場合には、駅からの距離が短いことのメリットは計り知れません。公式サイトや予約サイトの「徒歩〇分」という表記を鵜呑みにせず、地図アプリなどで実際のルートを確認することをおすすめします。坂道や信号の有無、夜間の道の明るさなども考慮に入れると、より安心してホテルへ向かえます。また、地下道直結のホテルであれば、天候に左右されず快適にアクセスできるため、大きなアドバンテージとなります。

主要エリアへの移動しやすさ

滞在中の行動計画を考え、主要な目的地へ乗り換えなし、あるいは少ない乗り換えでアクセスできるかを確認しましょう。例えば、渋谷で遊ぶ予定なら山手線沿線、東京ビッグサイトでのイベント参加ならりんかい線やゆりかもめ沿線、といった具合です。複数の路線が乗り入れるターミナル駅(新宿、渋谷、東京、品川、池袋など)の近くにあるホテルは、都内のどこへ行くにも便利で、拠点として非常に優れています。羽田空港や成田空港へのアクセスが良いかどうかも、旅行者にとっては重要なチェックポイントです。

② セキュリティの高さ

特に女性やカプSルホテル初心者にとって、セキュリティは快適な滞在のための大前提です。前述の通り、カプセルユニット自体には鍵をかけられないため、施設全体のセキュリティシステムが非常に重要になります。

女性専用フロアやエリアの有無

女性が安心して過ごすためには、女性専用フロアや、フロアの一部が完全に区切られた女性専用エリアが設けられているかが最も重要なポイントです。男性とフロアが分かれているだけで、心理的な安心感は格段に高まります。専用フロアには、女性専用のパウダールームやシャワールーム、ラウンジが併設されていることも多く、気兼ねなくリラックスできます。予約の際には、「女性専用」の施設なのか、「男女共用施設内に女性専用フロアがある」のかを明確に確認しましょう。

オートロックやカードキーの導入

セキュリティレベルの高い施設では、ホテル入口やエレベーター、各フロアの入口がカードキーやリストバンドキー、暗証番号などで管理されています。宿泊者以外が宿泊エリアに立ち入れないシステムになっているかを確認しましょう。エレベーターで行き先のフロアを制限する(例えば、女性は女性専用フロアにしか行けない)システムが導入されていれば、さらに安心です。

ロッカーやセーフティーボックスの完備

荷物の管理もセキュリティの重要な要素です。チェックイン時に割り当てられるロッカーは、自分のスーツケースが収まるサイズかを事前に確認しておくと安心です。多くのホテルの公式サイトにはロッカーの寸法が記載されています。大きな荷物が入らない場合は、フロントで預かってもらえるかどうかも確認しましょう。また、カプセル内やその近くに、スマートフォンや財布などの貴重品を保管できるセーフティーボックスが設置されていると、就寝時やシャワー利用時にも安心です。

③ 設備・アメニティの充実度

カプセルホテルでの滞在の快適さは、共用設備の質に大きく左右されます。自分が何を重視するかを考えながら、各施設の設備を比較検討しましょう。

設備・アメニティ チェックポイント
大浴場・サウナ 清潔さ、広さ、サウナの種類(ドライ/ミスト)、水風呂の有無、外気浴スペース
シャワーブース 個数(混雑しないか)、清潔さ、水圧、シャンプー等のブランド
パウダールーム 清潔さ、鏡の大きさ・明るさ、ドライヤーの性能、ヘアアイロンの有無、化粧品の充実度
Wi-Fi・コンセント 通信速度(高速Wi-Fiか)、カプセル内のコンセント数、USBポートの有無
ラウンジ等 広さ、快適さ、飲食の可否、PC作業のしやすさ、フリードリンクの有無
アメニティ 館内着、タオル(バスタオル/フェイスタオル)、歯ブラシ、カミソリ、ヘアブラシ、基礎化粧品

大浴場・サウナ・シャワー

一日の疲れを癒すバスタイムは重要です。広々とした大浴場や、本格的なサウナがあれば、滞在の満足度は格段に上がります。特にサウナ好きの方は、ロウリュサービスの有無や水風呂の温度、外気浴スペース(ととのいスペース)の快適さまでチェックすると良いでしょう。シャワーブースのみの施設の場合は、数が十分にあるか、清潔に保たれているか、水圧は十分か、といった点がポイントになります。

パウダールーム・化粧品

女性にとっては特に重要なスペースです。鏡が大きく明るいか、ドライヤーの風量は十分か、コテやヘアアイロンの貸し出しはあるかなどを確認しましょう。クレンジングオイル、洗顔フォーム、化粧水、乳液といった基礎化粧品が一通り揃っていると、荷物を大幅に減らせます。ブランドにこだわっている施設もあり、思わぬ嬉しい出会いがあるかもしれません。

Wi-Fi・コンセント

今や必須の設備です。館内全域で快適に使える高速Wi-Fiが提供されているかを確認しましょう。カプセル内では、スマートフォンやPC、モバイルバッテリーなどを同時に充電できるだけのコンセントやUSBポートがあるかが重要です。枕元に電源があると、就寝中に充電できて便利です。

ラウンジ・コワーキングスペース

カプセル内は飲食や通話が禁止されていることがほとんどです。そのため、食事やPC作業、友人との会話はラウンジなどの共用スペースで行うことになります。そのスペースが快適かどうかが、滞在の質を左右します。フリードリンクや軽食のサービスがあるか、デスクはPC作業に適しているか、リラックスできるソファはあるか、といった視点でチェックしましょう。

④ 清潔感

共有スペースが多いカプセルホテルだからこそ、清潔感は絶対に妥協できないポイントです。どんなに設備が豪華でも、清掃が行き届いていなければ快適な滞在は望めません。

新しさやリニューアル情報

一般的に、新しい施設や最近リニューアルされた施設は清潔感が高い傾向にあります。公式サイトで開業日やリニューアル履歴を確認してみましょう。新しい施設は、設計段階から現代のニーズに合わせて作られているため、設備が使いやすく快適である可能性も高いです。

口コミやレビューの評価

実際に宿泊した人の声は、清潔さを判断する上で最も信頼できる情報源の一つです。予約サイトの口コミをチェックし、特に「清掃」「水回り」「清潔感」といったキーワードに関するコメントを重点的に読みましょう。総合評価が高くても、清掃に関するネガティブなコメントが散見される場合は注意が必要です。複数の予約サイトの口コミを比較することで、より客観的な判断ができます。

⑤ 宿泊料金

カプセルホテルの最大の魅力である価格。しかし、ただ安いだけでなく、コストパフォーマンスを考えることが重要です。

料金は、立地、設備、時期(平日・週末・祝日・イベント開催日など)、予約のタイミングによって大きく変動します。一般的な相場は一泊3,000円〜8,000円程度ですが、都心部の高機能な施設では10,000円を超えることもあります。

料金を比較する際は、その価格に何が含まれているかをしっかり確認しましょう。例えば、Aホテルは3,500円でタオル有料、Bホテルは4,000円でタオル・館内着・充実したアメニティ込み、といった場合、後者の方が結果的にお得で満足度が高いかもしれません。朝食の有無や、大浴場・サウナの利用料が含まれているかも重要なポイントです。安さだけで選ばず、自分が求めるサービスと価格のバランスが取れた施設を見つけることが、賢いカプセルホテル選びの鍵となります。

【女性におすすめ】東京の綺麗なカプセルホテル10選

ここでは、特に女性が安心して快適に過ごせる、清潔感とデザイン性に優れた東京のカプセルホテルを10軒厳選してご紹介します。女性専用施設や、女性専用フロアのセキュリティ・設備が充実している施設を中心に選びました。

① ナデシコホテル渋谷(女性専用)

項目 詳細
特徴 「和」をコンセプトにした女性専用ホテル。大浴場には信楽焼の浴槽や檜風呂があり、和の空間で疲れを癒せる。
立地 JR渋谷駅から徒歩約10分、京王井の頭線神泉駅から徒歩約3分。
セキュリティ 女性専用施設のため、男性の立ち入りは一切なし。安心感が高い。
設備 大浴場、パウダールーム、畳のフリースペース、オリジナルアメニティ。
ポイント 浴衣のレンタルや日本酒のウェルカムドリンク(時期による)など、日本の文化を体験できるサービスが魅力。(参照:ナデシコホテル渋谷 公式サイト)

渋谷の喧騒から少し離れた神泉エリアに佇む、女性のための隠れ家のようなカプセルホテルです。館内に一歩足を踏み入れると、モダンで洗練された和の空間が広がります。最大の特徴は、風情あふれる大浴場。信楽焼の浴槽や富士山のタイル絵が旅の疲れを優しく癒してくれます。アメニティにもこだわりがあり、オリジナルブランドのものが用意されています。パウダールームも広々としており、ゆっくりと身支度を整えられます。渋谷でのショッピングやライブ後の宿泊に最適です。

② 秋葉原BAY HOTEL(女性専用)

項目 詳細
特徴 ピンクと白を基調とした、明るく清潔感のある女性専用カプセルホテル。
立地 JR秋葉原駅から徒歩約4分。つくばエクスプレス秋葉原駅から徒歩約3分。
セキュリティ 女性専用。カードキーによる入館管理でセキュリティも万全。
設備 シャワーブース、広々としたラウンジ、充実したパウダールーム、各種アメニティ。
ポイント 各フロアにシャワー・トイレ・パウダールームが完備されており、移動が少なく済む利便性の高さが魅力。(参照:秋葉原BAY HOTEL 公式サイト)

アニメやアイドルの聖地、秋葉原に位置する女性専用カプセルホテルです。館内は清潔感あふれる明るいデザインで統一されており、女性がリラックスしやすい雰囲気が作られています。セキュリティゲートを通過しないと宿泊フロアに入れないため、安心して過ごせます。広々としたラウンジにはフリーWi-Fiと電源が完備され、PC作業や食事にも便利です。パウダールームにはヘアアイロンやスチーマーまで用意されており、アメニティの充実度は特筆ものです。イベント参加の前泊・後泊に最適なホテルです。

③ the millenials 渋谷

項目 詳細
特徴 「スマートポッド」と呼ばれるハイテクなカプセルが特徴。ベッドがリクライニングしソファにもなる。
立地 JR渋谷駅から徒歩約6分。
セキュリティ 男女共用だが、女性専用フロアあり。カードキーでフロアアクセスを管理。
設備 スマートポッド、共用ラウンジ兼コワーキングスペース、シャワー、キッチン。
ポイント iPod touchで照明やリクライニングを操作する近未来的な宿泊体験。ラウンジは宿泊者以外も利用可能なコワーキングスペースとしても機能。(参照:the millennials 渋谷 公式サイト)

「ミレニアル世代」のライフスタイルを反映した、未来型のカプセルホテルです。最大の特徴である「スマートポッド」は、可動式ベッドと80インチのプロジェクタースクリーンを搭載。iPod touch一つでアラーム(ベッドが自動でリクライニング)から照明まで操作でき、エンターテインメント性も抜群です。20%がワークスペース、80%がホテルのハイブリッド施設で、広々としたラウンジではフリービール(時間限定)のサービスもあり、他の宿泊者との交流も楽しめます。新しい宿泊体験を求める方におすすめです。

④ レンブラントキャビン&スパ新橋

項目 詳細
特徴 男性フロアと女性フロアが完全に分かれている。上質な睡眠を追求したキャビンと充実のスパが魅力。
立地 JR新橋駅から徒歩約5分。
セキュリティ 女性専用フロアはカードキーが必要。セキュリティ面で安心。
設備 大浴場、サウナ(男性)、ミストサウナ(女性)、ラウンジ、シモンズ社製マットレス。
ポイント 女性フロアにはミストサウナとマッサージチェアを完備。パウダールームのアメニティも豊富で、快適な滞在を約束。(参照:レンブラントキャビン&スパ新橋 公式サイト)

ビジネス街・新橋にありながら、リゾートのような癒やしを提供する施設です。男性エリアと女性エリアが完全に分離されているため、女性も気兼ねなく過ごせます。キャビンにはシモンズ社製の高品質なマットレスが採用されており、快適な眠りをサポート。女性専用のスパエリアには、肌に優しいミストサウナが完備されており、リフレッシュに最適です。パウダールームも清潔で使いやすく、ビジネス利用から観光まで幅広く対応できます。

⑤ ファーストキャビン市ヶ谷

項目 詳細
特徴 飛行機のファーストクラスをイメージした「キャビン」が特徴。コンパクトながらも高級感のある空間。
立地 JR市ヶ谷駅から徒歩約2分、地下鉄市ヶ谷駅から徒歩約1分。
セキュリティ 男女別フロア。カードキーでセキュリティを管理。
設備 大浴場、ラウンジ、パウダールーム、各種アメニティ。
ポイント 天井が高く、一般的なカプセルより広い「ファーストクラスキャビン」が人気。駅近でアクセス抜群。(参照:ファーストキャビン市ヶ谷 公式サイト)

「コンパクト&ラグジュアリー」をコンセプトに、全国展開する人気のカプセルホテルブランドです。市ヶ谷店は、都心のどこへ行くにも便利な立地が魅力。キャビンは「ビジネスクラス」と、より広い「ファーストクラス」から選べます。どちらもベッドサイドにテーブルやセーフティボックスが備え付けられており機能的です。大浴場で手足を伸ばしてリラックスでき、清潔感のあるパウダールームやラウンジも快適。武道館でのイベント時などにも便利なホテルです。

⑥ アルビダホテル 青山(女性専用)

項目 詳細
特徴 全室鍵付き完全個室でありながら、カプセルホテルのような手軽さと共用設備を持つ新しいタイプのホテル。
立地 地下鉄外苑前駅から徒歩約1分。
セキュリティ 女性専用かつ全室個室でオートロック付き。セキュリティは万全。
設備 個室(ベッド、デスク、チェア)、シャワーブース、パウダールーム、ラウンジ。
ポイント カプセルホテルの手軽さとビジネスホテルのプライバシーを両立。厳密にはカプセルではないが、同様のニーズに応える施設。(参照:アルビダホテル 青山 公式サイト)

おしゃれな街、青山・外苑前に位置する女性専用ホテルです。法的には「カプセルホテル(簡易宿所)」ではありませんが、コンパクトな個室と充実した共用設備という点で、綺麗なカプセルホテルを探している女性のニーズにマッチするためご紹介します。全室がオートロック付きの完全個室なので、プライバシーとセキュリティは完璧です。それでいて、共用のパウダールームやラウンジで他の宿泊者と交流することも可能。デザイン性が高く、清潔な空間で安心して過ごしたい方には最適な選択肢です。

⑦ anshinお宿プレミアリゾート新橋汐留(女性フロアあり)

項目 詳細
特徴 「進化系カプセルホテル」の代表格。バリ島の高級リゾートをイメージした豪華な内装と設備が特徴。
立地 JR新橋駅から徒歩約3分。
セキュリティ 女性専用フロアは専用エレベーターとカードキーでアクセス。
設備 人工温泉、ミストサウナ、岩盤浴(女性)、マッサージチェア、フリードリンク、豪華アメニティ。
ポイント もはや「泊まれるスパ」。充実しすぎた無料サービスと豪華な設備で、ホテル内で一日中楽しめる。(参照:安心お宿 公式サイト)

「豪華カプセルホテル」として名高い「安心お宿」の、女性も利用可能な店舗です。館内はバリ風のインテリアで統一され、非日常感たっぷり。女性専用フロアには、人工温泉「汐留の湯」やミストサウナ、岩盤浴まで完備されています。パウダールームには高級ドライヤーや多種多様なブランドのシャンプー、化粧品がずらりと並び、選ぶのも楽しみの一つ。フリードリンクや無料のマッサージチェアなど、至れり尽くせりのサービスが全て宿泊料金に含まれており、コストパフォーマンスは抜群です。

⑧ BOOK AND BED TOKYO 新宿

項目 詳細
特徴 「泊まれる本屋」がコンセプト。本棚の中にベッドが埋め込まれたユニークな空間。
立地 JR新宿駅から徒歩約6分、西武新宿駅から徒歩約1分。
セキュリティ 男女共用。女性専用のシャワー・トイレあり。
設備 ブックシェルフ型ベッド、共用ラウンジ、シャワー、Wi-Fi。
ポイント 読書好きにはたまらない空間。眠る直前まで本の世界に浸れるという、唯一無二の宿泊体験が魅力。(参照:BOOK AND BED TOKYO 公式サイト)

本好きのためのコンセプトホテル。壁一面を埋め尽くす本棚の中にカプセルユニットが組み込まれており、まるで秘密基地のような空間で眠ることができます。宿泊の目的は「最高の寝心地」ではなく、「寝る瞬間の幸せな体験」と公言しており、読書をしながらいつの間にか寝落ちする…という贅沢な時間を過ごせます。新宿という最高の立地にありながら、静かで落ち着いた時間を求める人におすすめ。パジャマのデザインがおしゃれなことでも知られています。

⑨ グローバルキャビン東京五反田

項目 詳細
特徴 ドーミーイン系列が運営するキャビンホテル。快適な睡眠と健康的な朝食が魅力。
立地 JR五反田駅から徒歩約3分。
セキュリティ 男女別フロア。カードキーでセキュリティを管理。
設備 大浴場、サウナ(男性)、シモンズ社製ベッド、ラウンジ、健康的な朝食(有料)。
ポイント ビジネスホテルチェーンのノウハウが生かされた安定のクオリティ。特に大浴場の快適さと、栄養バランスの取れた朝食に定評がある。(参照:グローバルキャビン東京五反田 公式サイト)

ビジネスホテル「ドーミーイン」のノウハウが注ぎ込まれた、安心・安定のキャビンホテルです。客室フロアは男女別で、落ち着いた雰囲気。シモンズ社製の幅広ベッドが快適な睡眠を約束します。最上階には大浴場があり、旅や仕事の疲れをしっかり癒せます(※男性はサウナ付き)。有料で提供される朝食は、品数豊富で美味しいと評判です。カプセルホテルが初めてで不安な方でも、ビジネスホテルに近い感覚で安心して利用できるでしょう。

⑩ ℃(ドシー)恵比寿

項目 詳細
特徴 サウナと睡眠に特化。本場フィンランド式のロウリュサウナが楽しめるスタイリッシュな施設。
立地 JR恵比寿駅から徒歩約1分。
セキュリティ 男女フロア別。宿泊フロアへのアクセスは制限されている。
設備 フィンランド式サウナ、ウォームピラー(TOTOのシャワー)、シンプルなカプセル。
ポイント ミント水を使ったセルフロウリュと、様々な温度のシャワーで体を冷却する「ウォームピラー」が特徴。サウナ好きは必見。(参照:℃恵比寿 公式サイト)

「サウナ+宿泊」というシンプルなコンセプトを、非常に高いレベルで実現している施設です。最大の魅力は、ミントが香るアロマ水でセルフロウリュが楽しめる本格的なフィンランド式サウナ。サウナで火照った体を、TOTOと共同開発した様々な温度のシャワー(ウォームピラー)でクールダウンさせる体験は独特です。カプセルやその他の設備はミニマルで機能的にまとめられており、まさに「サウナでととのい、良質な睡眠をとる」ことに集中できます。恵比寿という好立地も魅力です。

【男性におすすめ】東京の綺麗なカプセルホテル5選

続いて、男性におすすめの、特にサウナや設備の充実に定評がある、清潔で快適なカプセルホテルを5軒ご紹介します。ビジネス利用からリフレッシュ目的まで、様々なニーズに応える施設を厳選しました。

① サウナ&カプセルホテル北欧(男性専用)

項目 詳細
特徴 ドラマ「サ道」のロケ地として知られる、サウナーの聖地。本格的なサウナと最高の外気浴が楽しめる。
立地 JR上野駅から徒歩約1分。
セキュリティ 男性専用施設。
設備 高温サウナ、水風呂、外気浴スペース、レストラン(カレーが有名)、カプセル。
ポイント 都心で味わえる極上の外気浴スペースが最大の魅力。サウナ好きなら一度は訪れたい伝説的な施設。(参照:サウナ&カプセルホテル北欧 公式サイト)

「サウナーの聖地」として、その名を知らない者はいないほど有名な施設です。ドラマの舞台になったことで人気が爆発し、今なお多くのファンを魅了し続けています。約100℃に設定された高温のサウナ室、しっかりと冷たい水風呂、そして何よりも、上野の空を見上げながら「ととのう」ことができる極上の外気浴スペース。この一連の流れは、まさに至福の体験です。館内のレストランで提供される名物のカレーも絶品。サウナを主目的に宿泊するなら、これ以上の選択肢はないでしょう。

② anshinお宿プレミアリゾート新宿駅前店(男性専用)

項目 詳細
特徴 新宿のど真ん中にある「豪華カプセルホテル」。バリ風リゾート空間で、人工温泉や豊富な無料サービスが楽しめる。
立地 JR新宿駅東南口から徒歩約2分。
セキュリティ 男性専用施設。
設備 人工温泉、ミストサウナ、マッサージチェア、フリードリンク、PCブース、コミック、豪華アメニティ。
ポイント 圧倒的な設備と無料サービスの数々。手ぶらで訪れて、ホテル内で全てが完結するほどの充実度。(参照:安心お宿 公式サイト)

前述の新橋汐留店と同様、「進化系カプセルホテル」の代表格です。新宿駅前の好立地にありながら、一歩足を踏み入れると都会の喧騒を忘れさせるバリリゾートのような空間が広がっています。人工温泉「トゴールの湯」やミストサウナでリフレッシュした後は、無料のマッサージチェアでくつろいだり、フリードリンクを片手に漫画を読んだりと、思い思いの時間を過ごせます。カプセル内には高級寝具と大型モニターが完備され、プライベートな時間も快適。出張でもプライベートでも、最高の満足感を得られる施設です。

③ グランジット秋葉原

項目 詳細
特徴 「眠り」と「寛ぎ」にこだわった上質な空間。男女フロア別で、落ち着いた大人の雰囲気が魅力。
立地 JR秋葉原駅から徒歩約3分。
セキュリティ 男女別フロア。カードキーでエレベーターとフロアを管理。
設備 大浴場(男性)、シャワーブース(女性)、ラウンジ、カフェバー、シモンズ社製マットレス。
ポイント 洗練されたデザインのラウンジとカフェバーが併設されており、ホテル内で食事や仕事もできる。都会の隠れ家のような施設。(参照:グランジット秋葉原 公式サイト)

秋葉原のメインストリートから少し入った場所に位置する、スタイリッシュなカプセルホテルです。ダークブラウンを基調とした落ち着いた内装は、大人のための上質な空間を演出しています。男性用フロアには大浴場があり、広々とした湯船でリラックスできます。シモンズ社と共同開発したオリジナルマットレスは寝心地抜群。1階には宿泊者以外も利用できるカフェバーがあり、朝食からディナー、バータイムまで楽しめます。PC作業に適したラウンジも完備しており、ビジネス利用にも最適です。

④ Smart Stay SHIZUKU 上野駅前

項目 詳細
特徴 大浴場、高温サウナ、豊富なアメニティが揃ったコストパフォーマンスの高い施設。男女利用可能(フロア別)。
立地 JR上野駅から徒歩約1分。京成上野駅から徒歩約2分。
セキュリティ 男女別フロア。
設備 大浴場、高温サウナ、水風呂、ラウンジ、コミックコーナー、無料アメニティ。
ポイント 駅徒歩1分の好立地と、充実したスパ設備が魅力。特に男性用の高温サウナと水風呂はサウナーからの評価も高い。(参照:Smart Stay SHIZUKU 上野駅前 公式サイト)

上野駅の目の前という抜群のロケーションを誇るカプセルホテル。系列店が複数あり、安定したサービスを提供しています。男性用の大浴場には高温サウナとしっかり冷たい水風呂が完備されており、サウナ好きも満足できるクオリティです。豊富なコミックが揃うラウンジや、無料のアメニティなど、快適に過ごすための設備が整っています。ビジネスホテルに引けを取らない設備を、カプセルホテルならではのリーズナブルな価格で利用できる、コストパフォーマンスに優れた一軒です。

⑤ ドシー五反田

項目 詳細
特徴 恵比寿店同様、サウナに特化したコンセプトホテル。男性専用で、よりサウナ体験に没入できる。
立地 JR五反田駅から徒歩約3分。
セキュリティ 男性専用施設。
設備 フィンランド式サウナ、ウォームピラー(冷水シャワー)、シンプルなカプセル。
ポイント 恵比寿店とコンセプトは同じだが、こちらは男性専用。静かな環境で、純粋にサウナと向き合いたい人におすすめ。(参照:℃五反田 公式サイト)

恵比寿の℃(ドシー)の姉妹店であり、こちらは男性専用施設です。基本的なコンセプトは恵比寿店と共通で、フィンランド式のセルフロウリュサウナと、温度の異なるシャワーで体を冷やす「ウォームピラー」が体験の核となります。ミニマルで洗練されたデザインは、余計なものを削ぎ落とし、サウナと睡眠という本質的な行為に集中させてくれます。五反田というビジネスにも遊びにも便利な立地で、本格的なサウナ体験ができる貴重な施設です。仕事で疲れた心身をリセットしたい時に最適です。

カプセルホテルに泊まるメリット

宿泊費を安く抑えられる、主要駅の近くなど好立地な施設が多い、大浴場やサウナなどの共用設備が充実している、当日でも予約しやすい

進化し続けるカプセルホテルには、従来のビジネスホテルやシティホテルにはない独自のメリットが数多く存在します。ここでは、カプセルホテルを選ぶことで得られる具体的な利点を4つの側面から解説します。

宿泊費を安く抑えられる

カプセルホテル最大のメリットは、何と言ってもその圧倒的なコストパフォーマンスの高さです。都心の一等地にある施設でも、一泊数千円から宿泊が可能です。これは、同程度の立地にあるビジネスホテルの半額以下であることも珍しくありません。

例えば、東京でビジネスホテルに宿泊すると、安くても8,000円〜15,000円程度が相場ですが、カプセルホテルなら3,000円〜8,000円程度で泊まることができます。この価格差は、連泊すればするほど大きくなります。浮いた宿泊費を、観光や食事、ショッピング、あるいは趣味のイベントにかける費用に充当できるため、旅全体の満足度を大きく向上させることができます。「寝る場所は清潔で安全であれば良い、その分他のことにお金を使いたい」と考える合理的な旅行者にとって、カプセルホテルは非常に賢い選択と言えるでしょう。

主要駅の近くなど好立地な施設が多い

ターミナル駅のすぐ近くや繁華街のど真ん中といった、非常に便利な場所に多くのカプセルホテルが立地していることも大きなメリットです。これは、カプセルホテルの「省スペース性」というビジネスモデルに起因します。限られた面積に多くの宿泊ユニット(カプセル)を設置できるため、地価の高い都心の一等地でも採算が合いやすいのです。

利用者にとっては、以下のような利点があります。

  • 移動時間の短縮: 空港や新幹線の駅からホテルまでのアクセスが良く、観光地やビジネスの目的地への移動もスムーズです。
  • 時間の有効活用: 終電を気にせずに食事やイベントを楽しんだり、早朝のフライトやアポイントメントにも余裕を持って対応できます。
  • 利便性の向上: 周辺には飲食店やコンビニ、ドラッグストアなどが豊富にあるため、滞在中に不便を感じることがほとんどありません。

このように、カプセルホテルの好立地は、東京での限られた時間を最大限に有効活用するための強力な武器となります。

大浴場やサウナなどの共用設備が充実している

個室のバスルームを持たない代わりに、多くのカプセルホテルは共用の浴場施設に力を入れています。一般的なビジネスホテルのユニットバスでは味わえない、広々とした大浴場や本格的なサウナを完備している施設が数多く存在します。

足を伸ばして湯船に浸かれる大浴場は、一日の疲れを癒すのに最適です。特に、最近のトレンドであるサウナは、ただ設置されているだけでなく、ロウリュサービスがあったり、水風呂の温度にこだわっていたり、快適な外気浴スペースが設けられていたりと、サウナ愛好家(サウナー)も唸るほどの本格的な設備を持つ施設が増えています。

これらのスパ施設は、宿泊費に含まれていることがほとんどです。もし同レベルの施設を個別に利用しようとすれば、数千円の料金がかかることもあります。つまり、カプセルホテルに泊まることで、宿泊とリラクゼーションの両方をリーズナブルに享受できるのです。これは、特に仕事や観光で疲れた体には何よりのご褒美となるでしょう。

当日でも予約しやすい

急な出張が決まった、飲み会で終電を逃してしまった、といった予期せぬ宿泊のニーズにも柔軟に対応できるのがカプセルホテルの強みです。

一般的なホテルに比べて収容人数(カプセル数)が圧倒的に多いため、直前予約や当日予約(ウォークイン)でも空きがある可能性が高いのです。多くの施設は24時間フロント対応しており、深夜のチェックインにも快く応じてくれます。

もちろん、人気の施設や週末、イベント開催日などは満室になることもありますが、ビジネスホテルなどと比較すれば、予約のハードルは格段に低いと言えます。この「いざという時に頼りになる」という側面も、カプSルホテルが都市部で支持される大きな理由の一つです。

カプセルホテルに泊まる際の注意点・デメリット

法律上カプセルの部屋に鍵がかけられない、周囲の物音やいびきが気になることがある、荷物の収納スペースが限られる、連泊時に日中の滞在ができない場合がある

多くのメリットがある一方で、カプセルホテルにはその構造上、特有の注意点やデメリットも存在します。これらを事前に理解し、対策を講じることで、より快適な滞在が可能になります。

法律上カプセルの部屋に鍵がかけられない

カプセルホテルの最も本質的な特徴であり、最大の注意点が「寝室(カプセルユニット)に施錠できない」ことです。これは、カプセルホテルが旅館業法上の「簡易宿所」に分類され、部屋の入口が壁ではなく、ドアを設置できないと定められているためです。プライバシーの確保は、カーテンやアコーディオンカーテン、ブラインドなどで行うのが一般的です。

このため、セキュリティ意識は常に持っておく必要があります。

  • 貴重品の管理: 就寝時やシャワーなどでカプセルを離れる際は、必ず貴重品をセーフティボックスや鍵付きのロッカーに預けましょう。スマートフォンや財布を枕元に置いたまま離れるのは絶対に避けるべきです。
  • 安心感: 鍵がないことに不安を感じる方は、前述したように女性専用フロアがある施設や、宿泊者以外がフロアに入れないようカードキーで管理されている施設を選ぶことで、安心感を高めることができます。

周囲の物音やいびきが気になることがある

カプセルユニットは壁で仕切られてはいるものの、完全な個室ではないため、周囲の生活音が聞こえやすいというデメリットがあります。特に、いびきや寝言、早朝や深夜に出入りする人の物音、アラームの音などが気になる可能性があります。

音に敏感な方は、以下の対策を検討しましょう。

  • 耳栓やイヤホンの持参: 最も効果的な対策です。ホテルによってはフロントで無料の耳栓を提供している場合もありますが、自分に合ったものを持参するとより安心です。音楽を聴きながら眠りたい方は、ワイヤレスイヤホンが便利です。
  • 角部屋や上段を選ぶ: 一般的に、通路から離れた角のユニットや、人の往来が少ない上段の方が静かだとされています。予約時にリクエストが可能か確認してみるのも一つの手です。

多くの宿泊客はマナーを守って静かに過ごしていますが、こればかりは運の要素もあるため、自衛策を講じておくことが快適な睡眠につながります。

荷物の収納スペースが限られる

カプセルホテルでは、荷物はチェックイン時に指定されるロッカーに保管するのが基本です。しかし、このロッカーのサイズは施設によって異なり、大きなスーツケースは収納できない場合がほとんどです。

  • ロッカーサイズの事前確認: 予約する前に、公式サイトなどでロッカーの寸法を確認しましょう。特に、長期滞在や海外からの旅行で荷物が多い場合は必須のチェック項目です。
  • フロントでの預かり: ロッカーに入らない大きな荷物は、多くの施設でフロントが預かってくれます。ただし、有料の場合や、出し入れの時間に制限がある場合もあるため、事前に確認しておくとスムーズです。
  • 荷物の整理: カプセル内に持ち込めるのは、着替えや洗面用具など、最小限の荷物です。ロッカーとカプセルを何度も往復しなくて済むよう、必要なものを小さなバッグにまとめておくと便利です。

荷物の多さが予想される場合は、収納スペースの大きさやフロントの対応を基準にホテルを選ぶことも重要です。

連泊時に日中の滞在ができない場合がある

連泊する際に注意したいのが、日中の清掃時間帯(通常は午前10時頃から午後3〜4時頃)は、館内から一度退出しなければならないというルールを設けている施設が多い点です。これは、全館一斉に清掃を行うためです。

  • ルールの確認: 連泊プランを予約する際は、「日中滞在可能」かどうかを必ず確認しましょう。滞在できない場合、日中はカフェやコワーキングスペースなどで過ごす必要があります。
  • 荷物の扱い: 日中退出が必要な場合でも、荷物はロッカーに置いたまま外出できるのが一般的です。ただし、施設によっては毎日チェックアウト・チェックイン手続きが必要な「1泊ずつの予約」扱いになることもあります。その場合は、毎日荷物をまとめる必要があり手間がかかるため、予約形態をしっかり確認することが大切です。

日中もホテルでのんびりしたり、仕事をしたりしたいと考えている方は、この点を特に注意してホテルを選びましょう。

カプセルホテルの利用方法とマナー

予約、チェックイン、ロッカーで着替え・荷物整理、館内施設の利用、就寝、チェックアウト

カプセルホテルを初めて利用する方でも、基本的な流れとマナーさえ押さえておけば、戸惑うことなく快適に過ごせます。ここでは、予約からチェックアウトまでの一般的な流れと、お互いが気持ちよく過ごすためのマナーについて解説します。

予約からチェックアウトまでの流れ

① 予約
オンラインの宿泊予約サイトや、ホテルの公式サイトから予約するのが一般的です。特に公式サイトでは、限定プランや割引が提供されていることもあるので、比較検討してみるのがおすすめです。

② チェックイン
予約した日時にホテルのフロントへ向かいます。受付で名前を告げ、宿泊者情報の記入や料金の支払いを済ませます。この時、館内の利用方法について簡単な説明を受け、ロッカーの鍵(リストバンド型が多い)や、タオル、館内着などを受け取ります。

③ ロッカーで着替え・荷物整理
まず指定されたロッカーへ向かい、靴を脱ぎ、荷物を収納します。館内は基本的に土足厳禁で、スリッパに履き替えます。外出用の服からリラックスできる館内着に着替えましょう。

④ 館内施設の利用
着替えが終われば、あとは自由に過ごせます。大浴場やサウナで汗を流したり、ラウンジでくつろいだり、自分のカプセルで休んだり。カプセル内では、ヘッドホンを使ってテレビや動画を楽しみましょう。

⑤ 就寝
自分のカプセルユニットで休みます。入口のカーテンやブラインドをしっかり閉めて、プライベートな空間を確保します。翌朝のアラームは、音が出ないバイブレーション設定にするのを忘れないようにしましょう。

⑥ チェックアウト
指定されたチェックアウト時間までに身支度を済ませ、荷物をまとめます。フロントへ行き、ロッカーの鍵を返却すれば手続きは完了です。追加料金(飲食代など)があれば、この時に精算します。

快適に過ごすための基本マナー

カプセルホテルは、多くの人が一つの空間を共有する場所です。自分自身が快適に過ごすため、そして他の宿泊客に迷惑をかけないために、いくつかの基本的なマナーを守ることが非常に重要です。

カプセル内での通話や飲食は控える

カプセルユニット内での携帯電話による通話は厳禁です。カプセルの壁は音を通しやすいため、小さな声でも周囲には響いてしまいます。通話は、指定されたラウンジや共用スペース、あるいは館外で行いましょう。同様に、匂いの出る食べ物の飲食もマナー違反です。食事はラウンジなどの飲食可能なエリアで済ませるのがルールです。ガサガサと音の出るお菓子の袋を開けるのも、深夜や早朝は控えましょう。

アラームはバイブレーション設定にする

朝の目覚ましアラームは、他の宿泊客の睡眠を妨げる最大の原因の一つです。必ず音が出ないバイブレーション(振動)モードに設定しましょう。スマートフォンのアラーム機能を使えば簡単に設定できます。枕の下や体の近くに置いておけば、振動でも十分に起きられます。万が一、音で設定してしまった場合は、すぐに止めるのが鉄則です。

荷物の開け閉めは静かに行う

ロッカーやスーツケースの開け閉め、特にジッパーの「ジーッ」という音は、静かな空間では意外と大きく響きます。早朝の出発や深夜の到着で荷物を整理する際は、できるだけゆっくりと、静かに行うことを心がけましょう。ビニール袋をガサガサさせる音も同様です。あらかじめ必要なものをまとめておくなど、荷物を出し入れする回数を減らす工夫も有効です。

これらのマナーは、難しいことではありません。「もし自分が寝ている時に、他の人に同じことをされたらどう思うか」という視点を持つことが、快適な共用空間を維持する鍵となります。

カプセルホテルに関するよくある質問

アメニティには何が含まれていますか?、チェックイン前やチェックアウト後に荷物は預けられますか?、カプセル内で食事はできますか?、連泊は可能ですか?

最後に、カプセルホテルの利用を検討している方が抱きやすい疑問について、Q&A形式でお答えします。

アメニティには何が含まれていますか?

含まれるアメニティは施設によって大きく異なりますが、多くの綺麗なカプセルホテルでは、手ぶらで泊まれるほど充実しています。

  • ほぼ全ての施設で用意されているもの:
    • バスタオル、フェイスタオル
    • 館内着、スリッパ
    • 歯ブラシ、歯磨き粉
    • シャンプー、コンディショナー、ボディソープ
    • ドライヤー
  • 多くの施設で用意されているが、要確認のもの:
    • カミソリ、ヘアブラシ、綿棒
    • クレンジング(メイク落とし)、洗顔フォーム
    • 化粧水、乳液
  • ハイグレードな施設で用意されていることがあるもの:
    • ヘアアイロン、コテ
    • フェイススチーマー
    • ブランド物のシャンプーや化粧品(選べる場合も)
    • 耳栓、アイマスク

宿泊前に公式サイトでアメニティ一覧を確認しておくと、持っていく荷物を最小限に抑えられます。

チェックイン前やチェックアウト後に荷物は預けられますか?

はい、ほとんどの施設で対応可能です。

チェックイン時間より早く到着した場合や、チェックアウト後に観光や仕事の予定がある場合、大きな荷物を持っていると不便です。そうした場合、フロントに申し出れば荷物を預かってもらえます。

ただし、以下の点を確認しておくとより安心です。

  • 料金: 無料の場合が多いですが、施設によっては有料の場合もあります。
  • 時間: 預かりや受け取りが可能な時間に制限がないか確認しましょう。
  • 貴重品: 現金やPCなどの貴重品は、預ける荷物の中に入れず、自分で管理しましょう。

このサービスを活用すれば、身軽に行動でき、時間を有効に使えます。

カプセル内で食事はできますか?

原則として、カプセルユニット内での飲食は禁止されています。

理由は、匂いがこもってしまうこと、食べこぼしで寝具が汚れるのを防ぐこと、そして他の宿泊客への配慮(咀嚼音など)のためです。食事は、指定されたラウンジやフリースペースで行いましょう。多くの施設では、ラウンジにテーブルや椅子、電子レンジ、電気ポットなどが用意されており、持ち込んだものを温めて食べることができます。喉が渇いた時のために、蓋付きの飲み物(水やお茶など)をカプセル内に持ち込む程度であれば、多くの場合は許容されています。

連泊は可能ですか?

はい、多くの施設で連泊が可能です。

連泊プランを用意しているホテルも多く、1泊ずつ予約するよりお得になる場合があります。ただし、「注意点・デメリット」のセクションでも触れた通り、連泊時のルールは施設によって異なります。

  • 清掃時間中の滞在: 日中の清掃時間帯(10時〜15時頃)も部屋(カプセル)に残れるか、一度外出する必要があるかを確認しましょう。
  • 荷物の扱い: 外出が必要な場合でも、荷物はロッカーに置いたままで良いのが一般的です。
  • シーツ交換: シーツやタオルの交換頻度も施設によってルールが異なります(毎日、2日に1回など)。

連泊を希望する場合は、予約時にこれらの条件をしっかりと確認し、自分の滞在スタイルに合ったホテルを選ぶことが重要です。

まとめ

かつての「安かろう、狭かろう」というイメージを払拭し、東京のカプセルホテルは「清潔・快適・高機能」な宿泊施設へと目覚ましい進化を遂げています。それはもはや、単に安く泊まるための選択肢ではなく、サウナやデザイン、特定のコンセプトといった「体験」を求めて積極的に選ばれる存在となりつつあります。

この記事では、カプセルホテルを選ぶ上で重要な以下の5つのポイントを解説しました。

  1. 立地・アクセスの良さ: 目的地への移動時間や利便性を考慮する。
  2. セキュリティの高さ: 特に女性は、専用フロアやカードキーの有無を重視する。
  3. 設備・アメニティの充実度: 大浴場やサウナ、パウダールームなど、自分が求める設備をチェックする。
  4. 清潔感: 新しさや口コミを参考に、清掃の行き届いた施設を選ぶ。
  5. 宿泊料金: 安さだけでなく、サービス内容を含めたコストパフォーマンスで判断する。

これらのポイントを踏まえ、男女別におすすめの施設を15軒ご紹介しましたが、いずれも個性的で魅力あふれるホテルばかりです。

もちろん、カプセルホテルには「鍵がかけられない」「物音が気になることがある」といった特有の注意点も存在します。しかし、貴重品管理を徹底し、耳栓を持参するなどの少しの工夫と、周囲への配慮というマナーを守れば、そのデメリットを上回る多くのメリットを享受できるはずです。

出張、観光、イベント、あるいは急な宿泊の必要が生じたとき。この記事が、あなたの目的や好みにぴったり合った、東京での快適なカプセルホテル選びの一助となれば幸いです。進化したカプセルホテルで、賢く、そして快適な東京滞在をお楽しみください。