【2024年最新】グランピング施設おすすめ25選!おしゃれで安い人気宿

グランピング施設おすすめ、おしゃれで安い人気宿

近年、新たなアウトドアの形として絶大な人気を誇る「グランピング」。自然の中で過ごす開放感と、ホテルのような快適さを両立させた贅沢な体験は、多くの人々を魅了しています。しかし、施設の種類やプランが多様化する中で、「自分に合ったグランピング施設が分からない」「何から準備すればいいの?」といった疑問を持つ方も少なくないでしょう。

この記事では、グランピングの基本的な知識から、失敗しない施設の選び方、準備すべき持ち物や服装、さらには2024年最新のおすすめグランピング施設25選まで、網羅的に詳しく解説します。カップルや家族旅行、友人との思い出作りに、ぜひこの記事を役立ててください。

グランピングとは?

グランピングとは?

「グランピング」という言葉を耳にする機会は増えましたが、その正確な意味や、キャンプ、ホテルとの違いを詳しく知らない方もいるかもしれません。ここでは、グランピングの基本的な定義と、その魅力がどこにあるのかを深掘りしていきます。

グランピングとは、「グラマラス(Glamorous:魅力的な、華やかな)」と「キャンピング(Camping)」を組み合わせた造語です。その名の通り、自然環境の中でキャンプのような体験を楽しみながらも、宿泊施設や食事はホテルのように豪華で快適なサービスを受けられる、新しいアウトドアのスタイルを指します。

このスタイルが生まれた背景には、アウトドアへの憧れはありつつも、「テントの設営が大変そう」「虫が苦手」「トイレやお風呂が不便なのは嫌」といった、従来のキャンプに対するハードルを感じる人々のニーズがありました。グランピングは、そうした不安要素を解消し、誰でも気軽に、快適に自然を満喫できる画期的な選択肢として登場したのです。

特に日本では、美しい四季折々の自然を背景に、多種多様なコンセプトを持つグランピング施設が次々とオープンしています。富士山を望む絶景のロケーション、温泉やプライベートサウナを備えた施設、地元の高級食材をふんだんに使ったBBQなど、その魅力はとどまるところを知りません。

キャンプやホテルとの違い

グランピングの立ち位置をより明確に理解するために、「キャンプ」と「ホテル」との違いを比較してみましょう。それぞれの特徴を知ることで、なぜグランピングがこれほどまでに人気を集めているのかが見えてきます。

比較項目 グランピング キャンプ ホテル・旅館
手軽さ ◎(手ぶらでOK) △(道具の準備・設営が必要) ◎(手ぶらでOK)
快適性 ◎(ベッド・冷暖房・Wi-Fi完備) △(寝袋・天候に左右される) ◎(充実した設備・サービス)
自然との距離 ◎(自然の中に宿泊) ◎(自然と一体になれる) △(窓からの眺めが中心)
食事 ○(豪華BBQ・コース料理など) △(自炊が基本・準備と片付け) ◎(レストラン・部屋食など)
プライベート感 ◎(独立した客室タイプが多い) ○(区画サイトによる) △(他の宿泊客との距離が近い)
費用(1泊2食) △(比較的高価) ◎(比較的安価) ○(価格帯が幅広い)

グランピングとキャンプの最大の違いは、「手軽さ」と「快適性」にあります。
伝統的なキャンプでは、テント、寝袋、調理器具、テーブル、椅子など、数多くの道具を自分で用意し、現地で設営・撤収する必要があります。火起こしや料理も自分たちで行うため、スキルや経験が求められる場面も少なくありません。この「不便さ」こそがキャンプの醍醐味だと感じる人もいますが、初心者や小さな子ども連れのファミリーにとっては大きなハードルとなります。
一方、グランピングは、テントやコテージといった宿泊施設がすでに設営されており、中にはベッド、ソファ、冷暖房、電源、Wi-Fiといった設備が完備されています。面倒な準備や後片付けは一切不要で、まさに「手ぶら」で訪れて、すぐにアウトドア体験をスタートできるのが大きな魅力です。食事も、施設側が用意した豪華なBBQセットやコース料理を楽しむことができ、準備から後片付けまでお任せできるケースがほとんどです。

グランピングとホテルの最大の違いは、「自然との距離感」と「体験の質」にあります。
ホテルや旅館は、快適な客室と洗練されたサービスを提供してくれますが、基本的には建物の中で過ごすことが中心です。窓から自然を眺めることはできても、自然の音や香り、空気感を肌で感じる体験は限定的です。
それに対してグランピングは、宿泊施設そのものが自然の中に溶け込むように設置されています。テントのドアを開ければ目の前に広がる森や湖、夜には満点の星空を寝そべりながら眺めるなど、自然との一体感をダイレクトに味わえるのが特徴です。また、焚き火やアウトドアクッキング、カヌーやハイキングといった、その土地の自然を活かしたアクティビティが豊富に用意されている点も、ホテルステイとは異なる大きな魅力と言えるでしょう。

結論として、グランピングは、キャンプの「自然との一体感」と、ホテルの「快適性・手軽さ」という、両者の“良いとこ取り”をしたハイブリッドな宿泊スタイルなのです。アウトドアへの入り口として、また、いつもとは違う特別な休日を過ごすための選択肢として、幅広い層から支持されています。

グランピングの5つの魅力

手ぶらで気軽にアウトドア体験ができる、アウトドア初心者や子どもでも安心・快適、ホテルのような豪華な食事を楽しめる、SNS映えするおしゃれな空間、プライベートな空間でくつろげる

グランピングが多くの人々を惹きつける理由は、単に快適なだけではありません。そこには、現代人のライフスタイルや価値観にマッチした、5つの大きな魅力が存在します。

① 手ぶらで気軽にアウトドア体験ができる

グランピング最大の魅力は、何と言ってもその圧倒的な「手軽さ」です。本格的なキャンプをしようとすると、テントやタープ、寝袋、ランタン、調理器具など、揃えるべき道具は多岐にわたります。これらを一から購入するにはかなりの費用がかかりますし、保管場所の確保や、車への積み込み・運搬も一苦労です。

しかし、グランピング施設には、アウトドアに必要な設備や備品がすべて揃っています。宿泊するテントやコテージはもちろん、BBQグリルや食器類、焚き火台に至るまで、施設側が用意してくれます。利用者は、着替えや洗面用具といった最低限の荷物だけで、まるで旅行に行くかのように気軽に訪れることができます。

この手軽さは、忙しい現代人にとって非常に価値があります。「週末にリフレッシュしたい」と思いついた時に、面倒な準備に頭を悩ませることなく、すぐに行動に移せます。仕事帰りにそのままグランピング施設へ直行し、都会の喧騒を離れて自然の中で一夜を過ごす、といった贅沢な時間の使い方も可能です。アウトドアの知識や経験がなくても、専門のスタッフがサポートしてくれるため、安心して楽しむことができます。

② アウトドア初心者や子どもでも安心・快適

「キャンプはしてみたいけれど、虫が苦手」「夜、寒くて眠れなかったらどうしよう」「トイレやお風呂が汚いのはちょっと…」といった不安は、アウトドアに慣れていない人なら誰もが抱くものです。グランピングは、こうした不安をすべて解消してくれます。

多くのグランピング施設では、宿泊用のテントやキャビンに冷暖房が完備されています。そのため、真夏や真冬でも快適な室温で過ごすことができ、気温の変化に敏感な小さな子どもや高齢の方でも安心です。寝具も、キャンプで使う寝袋ではなく、ふかふかのベッドや布団が用意されているため、自宅の寝室と変わらない寝心地でぐっすりと休めます。

また、衛生面への配慮も万全です。各客室に専用の清潔なトイレやシャワールームが併設されている施設も多く、共用の場合でもホテルのようにきれいに管理されています。虫の侵入を防ぐための対策が施されたドームテントや、セキュリティーがしっかりしたコテージなど、安全性にも優れています。自然の魅力はそのままに、不便さや不安だけを取り除いた快適な環境が、アウトドアへのハードルを大きく下げ、誰もが安心して楽しめる体験を提供してくれるのです。

③ ホテルのような豪華な食事を楽しめる

グランピングの「食」体験は、単なるキャンプ飯とは一線を画します。多くの施設が食事に並々ならぬこだわりを持っており、まるで高級レストランやホテルのようなクオリティの料理を、開放的な自然の中で味わうことができます。

代表的なのは、豪華な食材を使ったBBQです。地元のブランド牛や豚、新鮮な海の幸、契約農家から仕入れた採れたての有機野菜など、その土地ならではの旬の味覚をふんだんに盛り込んだメニューが用意されています。分厚いステーキやアヒージョ、パエリアなど、見た目にも華やかで、自分たちで準備するのは難しいような料理を手軽に楽しめるのが魅力です。

さらに、食事のスタイルも多様です。シェフが客室のデッキで調理してくれるプライベートシェフサービスや、施設内のレストランで本格的なコース料理を堪能できるプランもあります。もちろん、食材や調理器具はすべて施設側が用意し、面倒な後片付けまで行ってくれるため、利用者は純粋に食事と会話を楽しむことに集中できます。「作る」楽しみではなく「味わう」喜びに特化した贅沢な食体験は、グランピングを特別な時間にする重要な要素です。

④ SNS映えするおしゃれな空間

グランピング施設は、そのデザイン性の高さも大きな魅力の一つです。玉ねぎのような形が可愛らしい「ベルテント」や、近未来的なフォルムで大きな窓から絶景を楽しめる「ドームテント」、木のぬくもりが感じられる「コテージ」や「キャビン」など、宿泊施設そのものが個性的でおしゃれです。

内装にもこだわりが詰まっています。北欧風のスタイリッシュな家具で統一されていたり、ボヘミアン調のラグやクッションで彩られていたりと、まるでインテリア雑誌の1ページのような空間が広がっています。ハンモックに揺られながら読書をしたり、テラスのソファでくつろいだりする時間は、それだけで非日常的な気分にさせてくれます。

夜になると、施設全体がライトアップされ、昼間とはまた違った幻想的な雰囲気に包まれます。焚き火の揺れる炎や、ストリングライトの優しい光は、ロマンチックなムードを演出し、写真映えも抜群です。どこを切り取っても絵になるおしゃれな空間は、特に若い世代や女性からの支持を集める大きな理由となっており、旅の思い出をより一層色鮮やかなものにしてくれます。

⑤ プライベートな空間でくつろげる

グランピング施設の多くは、各客室が独立した作りになっており、高いプライベート性が確保されています。隣の客室との間には十分な距離が保たれ、専用のテラスや庭が付いていることも珍しくありません。これにより、周囲の目を気にすることなく、自分たちだけの時間を心ゆくまで満喫できます。

特に、コロナ禍を経て、人々は密集を避け、プライベートな空間で安心して過ごしたいというニーズが高まりました。グランピングは、このニーズに完璧に応える宿泊スタイルです。家族水入らずでBBQを楽しんだり、カップルで誰にも邪魔されずにロマンチックな時間を過ごしたり、友人たちと気兼ねなく語り合ったりと、思い思いの過ごし方ができます。

ホテルや旅館では、ロビーやレストラン、大浴場などで他の宿泊客と顔を合わせる機会が多くありますが、グランピングではチェックインからチェックアウトまで、ほとんど他のゲストと接触することなく過ごせる施設もあります。都会の喧騒だけでなく、他者からの干渉からも解放される究極のプライベート空間は、心身ともにリラックスし、大切な人との絆を深めるための最高の舞台となるでしょう。

失敗しないグランピング施設の選び方

エリアから探す、目的・テーマから探す、宿泊施設のタイプから探す、食事のスタイルから探す

魅力あふれるグランピングですが、施設によってコンセプトやサービスは千差万別です。せっかくの旅行で「思っていたのと違った…」と後悔しないために、自分たちの目的やスタイルに合った施設を慎重に選ぶことが重要です。ここでは、4つの切り口から、失敗しないグランピング施設の選び方を解説します。

エリアから探す

まずは「どこへ行くか」というエリア選びから始めましょう。エリアによって、アクセスのしやすさや体験できる自然の特色が大きく異なります。

  • アクセスのしやすさで選ぶ
    車で行くのか、公共交通機関を利用するのかを考えましょう。車がない場合や運転が苦手な場合は、最寄り駅から送迎サービスがある施設を選ぶと安心です。また、週末の短い休みを利用する場合は、自宅から2〜3時間以内で行ける近場のエリアがおすすめです。移動時間が短い分、現地で過ごす時間を長く確保できます。
  • 自然環境で選ぶ
    どのような景色の中で過ごしたいかをイメージすることも大切です。

    • 山・高原エリア: 避暑地として夏でも涼しく過ごせ、ハイキングや森林浴が楽しめます。空気が澄んでいるため、夜には満点の星空が期待できます。
    • 海エリア: オーシャンビューの絶景を眺めながらBBQを楽しんだり、海水浴やマリンスポーツを満喫したりできます。夕日が沈む景色は格別です。
    • 湖・川エリア: 湖畔の静かな環境でリラックスしたい方におすすめです。カヌーやSUP、釣りなどのウォーターアクティビティが充実しています。
    • 里山エリア: 田園風景が広がるのどかな場所で、農業体験や収穫体験ができる施設もあります。日本の原風景に癒されたい方にぴったりです。
  • 周辺の観光スポットで選ぶ
    グランピング施設での滞在だけでなく、その地域の観光も楽しみたい場合は、周辺の観光スポットや温泉街へのアクセスも考慮しましょう。午前中は観光を楽しみ、午後は施設でゆっくり過ごすといったプランも可能です。

目的・テーマから探す

次に「誰と行くか」「何がしたいか」という目的を明確にすることで、施設を絞り込みやすくなります。

  • カップル・夫婦で行くなら
    プライベート感を重視しましょう。客室同士が離れていて、専用の露天風呂やジャグジー、サウナが付いている施設は、二人だけの特別な時間を過ごすのに最適です。夜景が美しい、食事が豪華、アニバーサリープランがあるといった点もチェックポイントです。
  • 子連れ・ファミリーで行くなら
    安全性とアクティビティの豊富さが重要です。子どもが走り回っても安全な広い敷地があったり、キッズスペースや遊具が用意されていたりする施設がおすすめです。動物とのふれあい体験や収穫体験、アスレチックなど、子どもが夢中になれるアクティビティがあると、家族全員で楽しめます。また、子ども用の食事メニューやアメニティの有無も確認しておくと良いでしょう。
  • 友人・グループで行くなら
    大人数で一緒に楽しめる空間と設備があるかを確認しましょう。複数のテントを連結して利用できたり、大人数で囲める大きなBBQスペースがあったりする施設が適しています。コテージやキャビンタイプなら、リビングスペースで集まってゲームをしたり語り合ったりできます。アクティビティや共有スペースが充実していると、皆で盛り上がれます。
  • ペットと一緒に泊まるなら
    「ペット同伴可」の施設の中から選びます。その際、同伴できるペットの種類(犬種や大きさ)や頭数、宿泊可能な客室タイプなどの条件を必ず公式サイトで確認しましょう。専用のドッグランや足洗い場、ペット用アメニティが充実している施設を選ぶと、愛犬も快適に過ごせます。

宿泊施設のタイプから探す

グランピングの宿泊施設には様々なタイプがあり、それぞれに特徴や魅力があります。好みのスタイルに合わせて選びましょう。

施設タイプ メリット デメリット こんな人におすすめ
ドームテント 窓が大きく開放感があり、景色を楽しめる。おしゃれでSNS映えする。 布一枚なので防音性は低い。プライバシーが気になる場合も。 絶景や星空を重視する人、おしゃれな空間で過ごしたい人。
ベルテント/コットンテント キャンプらしい雰囲気と可愛らしい外観が魅力。 内部空間はドームテントより狭いことが多い。雨天時の快適性は施設による。 アウトドア感を満喫したい人、ナチュラルな雰囲気が好きな人。
コテージ/キャビン 建物なのでプライバシーと防音性が高い。キッチンやバスルーム完備で快適。 テントに比べて自然との一体感は少し薄れる。 小さな子ども連れ、アウトドア初心者、グループでの利用。
トレーラーハウス アメリカンな雰囲気で非日常感が味わえる。コンパクトながら設備が充実。 内部はやや手狭な場合がある。 ユニークな体験がしたい人、車好きな人。

それぞれのメリット・デメリットを理解し、自分たちが最も快適に過ごせそうなタイプを選ぶことが、満足度を高める鍵となります。

食事のスタイルから探す

グランピングの楽しみの大きな割合を占める「食事」。食事の提供スタイルも施設によって様々なので、自分たちの希望に合ったプランを選びましょう。

  • 手ぶらBBQプラン
    最も一般的なスタイルです。食材、機材、食器類がすべて用意されており、火起こしや後片付けもスタッフにお任せできます。手軽に豪華なBBQを楽しみたい方に最適です。
  • レストランプラン
    施設内に併設されたレストランで、シェフが腕を振るうコース料理やビュッフェを楽しめるスタイルです。天候に左右されず、落ち着いた雰囲気でゆっくりと食事をしたいカップルや記念日におすすめです。
  • 食材持ち込みプラン(素泊まり)
    BBQグリルなどの設備は借りられますが、食材は自分たちで持ち込むスタイルです。費用を抑えたい方や、自分たちの好きな食材でオリジナルの料理を楽しみたい方に向いています。スーパーが近くにあるかなど、買い出しの便も確認しておきましょう。
  • ハーフ調理プラン
    カット済みの野菜やお肉など、下ごしらえが済んだ食材が提供され、最後の調理(焼く、煮るなど)だけを自分たちで行うスタイルです。「少しだけ料理する楽しみも味わいたい」という、良いとこ取りをしたい方におすすめです。

これらの選び方を参考に、自分たちにとって最高のグランピング体験を計画してみてください。

【エリア・目的別】おすすめグランピング施設25選

ここからは、全国に数あるグランピング施設の中から、特におすすめの25施設をエリアと目的別に厳選してご紹介します。2024年の最新情報を基に、各施設の魅力や特徴をまとめました。

※掲載内容は変更される場合があります。最新の情報や料金、予約状況については各施設の公式サイトをご確認ください。

【関東】カップルにおすすめのグランピング施設5選

都心からのアクセスも良く、ロマンチックな雰囲気が魅力の施設をピックアップしました。

① 藤乃煌 富士御殿場(静岡県)

富士山の絶景を独り占めできる、大人のためのラグジュアリーグランピングです。全室が独立したキャビンタイプで、プライベート感は抜群。広々としたウッドデッキにはハンモックや焚き火台が設置され、雄大な富士山を眺めながら二人だけの時間を満喫できます。食事は、アウトドアを知り尽くしたシェフが監修する豪華なコース料理を、部屋食スタイルで楽しめます。記念日利用にも最適な、特別な空間です。(参照:藤乃煌 富士御殿場 公式サイト)

② 高滝湖グランピングリゾート(千葉県)

廃校となった小学校をリノベーションして生まれた、ユニークなグランピング施設。高滝湖のほとりに佇むカラフルなテントが特徴で、夜のライトアップは幻想的です。オールインクルーシブ制を採用しており、夕朝食のBBQはもちろん、夜のバータイムでのアルコールや各種アクティビティ、校舎を再利用した大浴場の利用もすべて宿泊料金に含まれています。手頃な価格で充実した体験ができるため、若いカップルにも人気です。(参照:高滝湖グランピングリゾート 公式サイト)

③ THE FARM(千葉県)

「農のある暮らし」をコンセプトにした、自然体験型リゾート。コテージ、テント、貸切サイトなど多様な宿泊施設が揃っています。カップルには、森の中に佇むプライベート感の高い「フォレスト」や、川沿いの「リバーサイド」がおすすめ。施設内の農園での野菜収穫体験や、天然温泉「かりんの湯」も魅力です。おしゃれなカフェも併設されており、ゆったりとした時間を過ごせます。(参照:THE FARM 公式サイト)

④ 那須ハミルの森(栃木県)

那須の豊かな自然に囲まれた、透明なドームテントが特徴的な施設。360°自然に囲まれる非日常的な体験ができます。夜には満点の星空をベッドから眺めることができ、ロマンチックな雰囲気を演出。各テントには専用のBBQスペースとシャワー・トイレが完備されており、快適性も高いです。食事は那須高原の食材を活かしたグランピングBBQを楽しめます。(参照:那須ハミルの森 公式サイト)

⑤ COMORIYADO(茨城県)

筑波山の麓、里山の風景に溶け込むように佇む、一日数組限定の隠れ家のような宿。全室に源泉かけ流しの半露天風呂が付いており、誰にも邪魔されずに温泉を満喫できます。食事は、地元のブランド牛「常陸牛」や新鮮な野菜を使ったこだわりのBBQ。プライベート感を何よりも重視するカップルに最適な、静かで贅沢な時間を約束してくれます。(参照:COMORIYADO 公式サイト)

【関西】子連れ・ファミリーにおすすめのグランピング施設5選

子どもが喜ぶアクティビティが豊富で、家族みんなで楽しめる施設を集めました。

① グランピングリゾート Awaji(兵庫県)

淡路島の美しい海を一望できる高台に位置し、全室オーシャンビューのドームテントが魅力です。広大な敷地内には、子どもが思いっきり遊べる芝生広場や遊具があり、夏にはプールも楽しめます。食事は、淡路牛や海の幸など、島の恵みをふんだんに使ったBBQ。子ども用のメニューも用意されており、家族全員が満足できるリゾートです。(参照:グランピングリゾート Awaji 公式サイト)

② GRAX PREMIUM CAMP RESORT 京都 るり渓(京都府)

るり渓温泉に併設された人気のグランピング施設。テント、キャビン、トレーラーハウスなど多彩なサイトから選べます。滞在中は「るり渓温泉」の本館を何度でも利用可能で、水着で楽しめるバーデゾーンや岩盤浴、ランタンテラスなど、子どもから大人まで一日中遊べるコンテンツが満載です。食事は、手ぶらで楽しめるBBQや鍋プランが用意されており、ファミリーに優しいサービスが充実しています。(参照:GRAX PREMIUM CAMP RESORT 京都 るり渓 公式サイト)

③ ネスタリゾート神戸(兵庫県)

大自然の冒険テーマパーク「ネスタリゾート神戸」内にあるグランピング施設です。宿泊者はパーク内の様々なアクティビティをお得に楽しめます。日本最長・最速のジップライン「スカイ・イーグル」や、野生動物と出会える「ワイルド・バギー」など、スリル満点のアトラクションが盛りだくさん。夜は豪華なBBQを楽しみ、一日中遊び尽くせる、アクティブなファミリーにぴったりの場所です。(参照:ネスタリゾート神戸 公式サイト)

④ 奥琵琶湖マキノグランドパークホテル(滋賀県)

琵琶湖のほとり、美しいマキノサニービーチに隣接したホテルが運営するグランピング。湖畔に設置されたドームテントからは、穏やかな琵琶湖の景色を望めます。夏は湖水浴やSUP、カヌーなどのウォーターアクティビティが楽しめ、子どもたちも大喜び。ホテルの施設も利用できるため、快適性と安心感も高く、小さな子ども連れのファミリーでも安心して過ごせます。(参照:奥琵琶湖マキノグランドパークホテル 公式サイト)

⑤ デュラクスアウトドアリゾート京丹後(京都府)

夕日ヶ浦海岸近くに位置し、全室にプライベートプールと天然温泉の露天風呂が付いた贅沢なヴィラ&グランピング施設です。周りを気にせず、家族だけでプールや温泉を楽しめるのが最大の魅力。食事は、日本海の新鮮な魚介類や但馬牛を使った豪華なBBQ。プライベートな空間で、リゾート気分を満喫したいファミリーにおすすめです。(参照:デュラクスアウトドアリゾート京丹後 公式サイト)

【東海】おしゃれで安いグランピング施設5選

デザイン性が高くSNS映えするのに、比較的リーズナブルに楽しめるコストパフォーマンスに優れた施設を選びました。

① 伊勢志摩エバーグレイズ(三重県)

アメリカンアウトドアリゾートをコンセプトにした、日本におけるグランピングの先駆け的存在。池のほとりに立つキャビンやテントは、まるで海外リゾートのような雰囲気です。カヌー付きのサイトが人気で、部屋から直接カヌーに乗り込めます。季節ごとのイベントも豊富で、特にハロウィンシーズンの装飾とイベントは圧巻。リーズナブルなサイトから豪華なサイトまで幅広く、予算に合わせて楽しめます。(参照:伊勢志摩エバーグレイズ 公式サイト)

② UFUFU VILLAGE(静岡県)

伊豆・月ヶ瀬の自然に囲まれ、敷地内を流れる清流・狩野川で水遊びが楽しめる施設。宿泊はテントサイトとキャンピングトレーラーから選べます。自家源泉かけ流しの温泉施設があり、水着で入れる温泉スパや貸切風呂も完備。リーズナブルな価格設定ながら、温泉も楽しめるコストパフォーマンスの高さが魅力です。(参照:UFUFU VILLAGE 公式サイト)

③ ほうだいぎアウトドアパーク(岐阜県)

郡上市の標高1,000mに位置する、夏でも涼しい高原のグランピング施設です。ドームテントやロータスベルテントが森の中に点在し、自然との一体感を味わえます。共用のキッチンやシャワー、トイレも清潔に管理されており、快適。BBQプランのほか、食材持ち込みプランも選択でき、費用を抑えたいグループにもおすすめです。夜の星空は格別です。(参照:ほうだいぎアウトドアパーク 公式サイト)

④ グランオーシャン伊勢志摩(三重県)

伊勢志摩国立公園内の美しいビーチ「阿津里浜」に面した、全室オーシャンビューのグランピング施設です。波音をBGMに過ごす時間は最高の贅沢。海を望むウッドデッキでのBBQや、透明なドームテントからの絶景が楽しめます。これだけのロケーションでありながら、比較的利用しやすい価格帯のプランも用意されています。(参照:グランオーシャン伊勢志摩 公式サイト)

⑤ ザ・グランリゾート エレガンテ伊豆(静岡県)

会員制リゾートホテルが運営するグランピングエリア。ホテルの敷地内にあるため、レストランや大浴場などの充実した施設を利用できるのが大きなメリットです。おしゃれなドームテントに宿泊しながら、ホテルの快適なサービスを受けられます。安心感とコストパフォーマンスを両立させたい方におすすめです。(参照:ザ・グランリゾート エレガンテ伊豆 公式サイト)

【甲信越】温泉・サウナ付きのグランピング施設5選

自然の中で心身ともにリフレッシュできる、温泉やサウナが自慢の施設をご紹介します。

① 星のや富士(山梨県)

日本初のグランピングリゾートとして知られる、丘陵に立ち並ぶキューブ型のキャビンが印象的な施設です。全室から河口湖と富士山の絶景を望めます。森の中で楽しむコース料理「狩猟肉ディナー」や、専属のグランピングマスターが提案する多彩なアクティビティなど、最高峰のサービスを提供。クラウドテラスでの焚き火や、森の中のウッドデッキでのストレッチなど、心身を整える体験が満載です。(参照:星のや富士 公式サイト)

② GLAMPING VILLAGE 富士河口湖(山梨県)

富士山の麓、河口湖エリアに位置し、全棟にプライベートサウナと温泉露天風呂を完備した贅沢な施設です。好きな時に好きなだけサウナと温泉を楽しめる「ととのう」体験が魅力。サウナは本格的なフィンランド式で、セルフロウリュも可能です。富士山を望む絶好のロケーションで、究極のリラクゼーションを追求できます。(参照:GLAMPING VILLAGE 富士河口湖 公式サイト)

③ 白馬岩岳マウンテンリゾート(長野県)

北アルプスの絶景が広がる白馬岩岳の山頂エリアに位置するグランピング。標高1,289mからの大パノラマは圧巻です。宿泊者限定で、絶景テラス「HAKUBA MOUNTAIN HARBOR」を夜間に貸し切りで利用できます。テントサウナも用意されており、北アルプスの絶景を眺めながらの外気浴は格別の体験です。(参照:白馬岩岳マウンテンリゾート 公式サイト)

④ 八ヶ岳ホテル風か(山梨県)

八ヶ岳の自然に囲まれたホテルに併設されたグランピング施設。宿泊者はホテルの展望露天風呂や大浴場を利用できます。食事やドリンクが宿泊料金に含まれるオールインクルーシブスタイルで、気兼ねなく滞在を楽しめるのが魅力。夜には焚き火を囲んでマシュマロを焼いたり、バーでカクテルを楽しんだりと、充実した時間を過ごせます。(参照:八ヶ岳ホテル風か 公式サイト)

⑤ THE GLAMPING PLAZA(長野県)

飯綱東高原に2023年にオープンした新しい施設。全棟に温泉露天風呂と、テントサウナまたはバレルサウナが完備されています。霊仙寺湖を望むロケーションで、プライベートな「ととのい」空間を満喫。食事は信州の食材を活かしたグランピングBBQ。自然の中で温泉とサウナを心ゆくまで楽しみたい方におすすめです。(参照:THE GLAMPING PLAZA 公式サイト)

【九州・中国・四国】絶景が魅力のグランピング施設5選

その土地ならではの雄大な自然景観を堪能できる、絶景自慢の施設をセレクトしました。

① グランドーム福岡ふくつ(福岡県)

福岡市内から車で約40分という好アクセスながら、目の前には玄界灘の絶景が広がるロケーションが魅力。全16棟のドームテントはすべてオーシャンビューで、水平線に沈む夕日は息をのむ美しさです。専用のBBQスペースやバスルームも完備。夏にはSUPやシーカヤックなどのマリンアクティビティも楽しめます。(参照:グランドーム福岡ふくつ 公式サイト)

② INN THE PARK 福岡(福岡県)

福岡市東区の「海の中道海浜公園」内にある、泊まれる公園。公園の象徴である球体テントは、まるで宙に浮いているかのようなユニークなデザインです。夜にはライトアップされ、幻想的な雰囲気に。レストランでは、九州の食材を活かしたフレンチベースのコース料理が楽しめます。公園という広大な敷地を活かした、開放感あふれる滞在が魅力です。(参照:INN THE PARK 福岡 公式サイト)

③ TheMana Village(高知県)

足摺宇和海国立公園内に位置し、太平洋の絶景を望むラグジュアリーリゾート。イタリア語で「真実の口」を意味する洞窟を模したプライベートプール付きのドームテントなど、ユニークで豪華な客室が揃っています。断崖絶壁に立つレストランからの眺めも圧巻。自然とアートが融合した、非日常的な空間です。(参照:TheMana Village 公式サイト)

④ Glampic(岡山県)

瀬戸内海に面した絶景グランピング施設。「日本のエーゲ海」とも称される牛窓の美しい多島美を一望できます。全室オーシャンビューのドームテントには、インフィニティプールのようなプライベートバスが設置されており、海と一体になるかのような感覚を味わえます。瀬戸内の新鮮な魚介を使ったBBQも絶品です。(参照:Glampic 公式サイト)

⑤ スノーピーク奥日田(大分県)

人気アウトドアブランド「スノーピーク」が運営するキャンプフィールドに併設された、建築家・隈研吾氏が設計したモバイルハウス「住箱-JYUBAKO-」に宿泊できます。大きな窓から見える奥日田の自然は、まるで一枚の絵画のよう。シンプルながらも洗練された空間で、静かに自然と向き合う時間を過ごせます。隣接するスノーピークの直営店で、最新のギアを試せるのも魅力です。(参照:スノーピーク奥日田 公式サイト)

グランピングの楽しみ方

大自然を満喫するアクティビティ、温泉やサウナでリラックス、キャンプファイヤーや焚き火

グランピングの醍醐味は、快適な施設に泊まることだけではありません。その場所ならではの自然を活かした過ごし方を知ることで、体験の質はさらに高まります。ここでは、グランピング滞在を何倍にも楽しむためのヒントをご紹介します。

大自然を満喫するアクティビティ

多くのグランピング施設では、その土地の自然環境を最大限に活かした多彩なアクティビティが用意されています。ぜひ積極的に参加して、非日常の体験を味わいましょう。

  • ウォーターアクティビティ: 海や湖、川の近くの施設なら、カヌー、カヤック、SUP(スタンドアップパドルボード)は定番です。水面を滑るように進む爽快感は格別で、初心者向けの体験ツアーも充実しています。釣りセットをレンタルして、のんびりと釣り糸を垂れるのも良いでしょう。
  • フォレストアクティビティ: 山や森に囲まれた施設では、ガイド付きのハイキングやトレッキングがおすすめです。普段は気づかないような植物や野鳥について教えてもらいながら歩けば、新たな発見があるはずです。マウンテンバイクで森の中を駆け抜けたり、乗馬体験で馬の背に揺られたりするのも非日常的で楽しい体験です。
  • 収穫体験: 農園が併設された施設では、季節の野菜や果物の収穫体験ができます。自分たちの手で収穫した採れたての食材を、その日のBBQで味わう美味しさは格別です。子どもたちの食育にも繋がります。
  • 星空観測: 周りに街の明かりが少ないグランピング施設は、絶好の星空観測スポットです。天体望遠鏡を貸し出してくれる施設や、星のソムリエによる観測会を開催している施設もあります。寝転がって満点の星空を眺める時間は、忘れられない思い出になるでしょう。

温泉やサウナでリラックス

自然の中で心と体を解放する、ウェルネス体験もグランピングの大きな魅力です。

  • 温泉: 施設内に源泉かけ流しの温泉や露天風呂がある場合、滞在中に何度も利用して日頃の疲れを癒しましょう。客室に専用の露天風呂が付いているタイプなら、24時間いつでも好きな時に、誰にも邪魔されずに入浴できます。自然の音を聞きながら浸かる温泉は、格別の心地よさです。
  • サウナ: 近年、プライベートサウナ付きのグランピング施設が急増しています。テントサウナや、樽型のバレルサウナなど種類は様々。自分で薪をくべて温度を上げたり、アロマ水でロウリュを楽しんだりできます。火照った体を天然の水風呂(川や湖)や外気浴でクールダウンさせる体験は、まさに「ととのう」の極致。大自然の中で行うサウナは、心身ともに深いリフレッシュをもたらしてくれます。

キャンプファイヤーや焚き火

キャンプの象徴とも言える「焚き火」。グランピングでは、安全に管理されたファイアピットや焚き火台で、手軽にその魅力を味わうことができます。

  • 炎を眺める: パチパチと薪がはぜる音を聞きながら、ただ揺らめく炎を眺めているだけでも、不思議と心が落ち着きます。これは「1/fゆらぎ」と呼ばれる効果で、リラックス効果が高いとされています。
  • 焚き火クッキング: 焚き火の楽しみは、暖をとるだけではありません。長い串にマシュマロを刺して、表面をカリッと、中をトロトロに焼く「焼きマシュマロ」は、子どもから大人まで大人気の定番おやつです。他にも、アルミホイルで包んだジャガイモやサツマイモを火の中に入れて作る焼き芋や、ホットワイン、淹れたてのコーヒーなどを楽しむのもおすすめです。
  • コミュニケーションの場として: 焚き火を囲むと、自然と会話が弾みます。普段は話さないようなことも、不思議と素直に語り合えるかもしれません。家族や友人、恋人と語らう貴重な時間となり、絆を深めてくれるでしょう。

グランピングの準備:持ち物と服装

「手ぶらでOK」が魅力のグランピングですが、より快適に、そして安全に過ごすためには、最低限の準備が必要です。ここでは、基本的な持ち物リストと、季節ごとのおすすめの服装をご紹介します。

必要な持ち物リスト

アメニティや備品の充実度は施設によって異なります。予約時に公式サイトで何が用意されているかを確認した上で、以下のリストを参考に準備しましょう。

必ず持っていくもの

持ち物 備考
着替え・下着 宿泊日数分+予備1組。汗をかいたり汚れたりすることを想定して多めに。
パジャマ・部屋着 多くの施設で用意がないため必須。リラックスできるものを用意しましょう。
洗面用具 歯ブラシ、歯磨き粉、洗顔料など。ホテルと違い、用意がない場合も。
タオル類 バスタオル、フェイスタオル。施設に備え付けがあるか要確認。
健康保険証・常備薬 万が一の体調不良や怪我に備えて。普段飲んでいる薬は忘れずに。
虫除けスプレー・かゆみ止め 特に夏場や森の中の施設では必須。肌に合うものを持参すると安心。
日焼け止め・帽子・サングラス 屋外で過ごす時間が長いため、季節を問わず紫外線対策は重要。
スマートフォン・充電器 写真撮影や情報収集に。モバイルバッテリーもあると便利。

あると便利なもの

持ち物 備考
モバイルバッテリー テント内のコンセントが少ない場合や、屋外でスマホを使う時に重宝します。
ポータブルスピーカー 好きな音楽を流してリラックス。ただし、音量には配慮しましょう。
ボードゲーム・トランプ 雨天時や夜の団らんに。会話が弾むきっかけになります。
カメラ スマートフォンとは一味違う、こだわりの写真を撮りたい方に。
ウェットティッシュ・除菌グッズ 手が汚れた時やテーブルを拭く時など、何かと役立ちます。
絆創膏・消毒液 ちょっとした切り傷やすり傷に備えて。救急セットがあると万全。
サンダル・クロックス テントからトイレやシャワーへの移動時に、さっと履けて便利。
ブランケット・羽織りもの 朝晩の冷え込みや、冷房対策に。1枚あると重宝します。
ヘッドライト・懐中電灯 夜間にテントの外を移動する際に、両手が空くヘッドライトが安全。

【季節別】おすすめの服装ガイド

グランピング施設は山間部や水辺にあることが多く、市街地よりも気温が低かったり、天候が変わりやすかったりします。基本は「重ね着(レイヤリング)」で体温調節ができる服装を心がけましょう。

春(3月~5月)

日中は暖かくても朝晩は冷え込むことが多い季節です。

  • トップス: 長袖Tシャツやシャツに、薄手のフリースやパーカーを重ねるのが基本。
  • アウター: 風を通しにくいウインドブレーカーやマウンテンパーカーがあると安心です。
  • ボトムス: 動きやすいチノパンやカーゴパンツ。
  • 足元: スニーカーと、冷え対策に少し厚手の靴下。

夏(6月~8月)

日差しと虫への対策が重要です。標高の高い場所は涼しいですが、朝晩は肌寒いことも。

  • トップス: 吸湿速乾性のあるTシャツが快適。ただし、虫刺されや日焼け防止のために、薄手の長袖シャツやラッシュガードを羽織れるように準備しましょう。
  • ボトムス: ショートパンツが涼しいですが、こちらも虫対策やアクティビティでの怪我防止に、長ズボンも1本あると万全です。
  • その他: 帽子、サングラスは必須。川遊びなどをするなら水着やウォーターシューズも。

秋(9月~11月)

一年で最も寒暖差が激しい季節。重ね着が最も重要になります。

  • トップス: 長袖Tシャツに、フリースや厚手のパーカー、ダウンベストなどを組み合わせます。
  • アウター: 朝晩の冷え込みに備えて、ライトダウンジャケットなど、保温性の高いものを用意。
  • ボトムス: 暖かめの素材のパンツ。
  • その他: ネックウォーマーやニット帽、厚手の靴下で首元や末端を冷やさない工夫を。

冬(12月~2月)

しっかりとした防寒対策が必須です。

  • インナー: ヒートテックなどの高機能・保温性インナーを必ず着用しましょう。
  • ミドルレイヤー: フリースやセーターを重ねて、空気の層を作ります。
  • アウター: 防風・防水性に優れた厚手のダウンジャケットやスキーウェアが最適です。
  • ボトムス: 暖パンや、タイツの上にパンツを重ね履きします。
  • 小物: ニット帽、手袋、ネックウォーマー、厚手の靴下、カイロは必需品です。足元はスノーブーツなど、防水・防寒仕様の靴を選びましょう。

グランピングに関するよくある質問

グランピングの費用相場はどれくらい?、グランピング施設の予約はいつからできる?、ペットと一緒に泊まれますか?

最後に、グランピングを計画する際によく寄せられる質問とその回答をまとめました。

グランピングの費用相場はどれくらい?

グランピングの費用は、季節、曜日(平日か休日か)、施設のグレード、食事プランなどによって大きく変動します。あくまで目安ですが、大人1名あたり・1泊2食付きの料金相場は以下の通りです。

  • リーズナブルな施設: 15,000円~25,000円
    比較的シンプルな設備で、食事はBBQが中心。共用のシャワーやトイレを利用するタイプの施設が多いです。
  • スタンダードな施設: 25,000円~40,000円
    快適な設備が整っており、食事のクオリティも高いです。客室に専用のバス・トイレが付いている施設が増えてきます。
  • ハイグレード・ラグジュアリーな施設: 40,000円以上
    客室に温泉露天風呂やプライベートサウナが付いていたり、専属シェフによる食事が楽しめたりと、最高級のサービスを受けられます。

これに加えて、交通費や追加のアクティビティ費用がかかることを想定しておきましょう。多くの施設では、シーズンオフの平日が最も安価になる傾向があります。

グランピング施設の予約はいつからできる?

人気のグランピング施設は、週末や連休、夏休みなどのハイシーズンはすぐに予約で埋まってしまいます。一般的には宿泊日の2~3ヶ月前から予約受付を開始する施設が多いですが、人気の施設では半年前から予約が開始されることもあります。

計画を立て始めたら、まずは行きたい施設の公式サイトをチェックし、予約開始日を確認するのがおすすめです。予約開始と同時に申し込めるように準備しておくと、希望の日程で予約できる可能性が高まります。旅行予約サイト経由で予約できる施設も多いので、複数のサイトを比較してみるのも良いでしょう。

ペットと一緒に泊まれますか?

近年、ペット同伴可能なグランピング施設は増えています。愛犬と一緒に広大な自然の中で過ごせるのは、飼い主にとって大きな喜びです。しかし、すべての施設がペットOKというわけではありません。

ペット同伴を希望する場合は、以下の点に注意が必要です。

  • 「ペット可」の施設か確認する: 予約サイトの絞り込み機能や、公式サイトで確認しましょう。
  • 同伴条件を確認する: 同伴できるペットの種類(小型犬のみ、など)、頭数、体重制限、ワクチン接種の証明書の要否など、施設ごとに細かなルールが定められています。
  • 宿泊可能な客室タイプを確認する: ペットが泊まれるのは特定の客室のみ、という場合がほとんどです。
  • 追加料金の有無を確認する: ペットの宿泊には、別途追加料金がかかるのが一般的です。

施設によっては、専用のドッグランやペット用のアメニティ(ケージ、食器、トイレシートなど)が充実しているところもあります。大切な家族の一員であるペットも快適に過ごせるよう、事前にルールをしっかりと確認し、マナーを守って利用しましょう。

まとめ

この記事では、グランピングの基本から魅力、施設の選び方、おすすめ施設25選、そして当日の楽しみ方や準備まで、幅広く解説しました。

グランピングは、キャンプが持つ「自然との一体感」と、ホテルが提供する「快適性と手軽さ」を融合させた、まさに現代のニーズに応える新しい旅のスタイルです。面倒な準備や不便さから解放され、誰もが気軽に、そして贅沢にアウトドアを満喫できます。

おしゃれで個性的な宿泊施設、その土地の恵みを活かした豪華な食事、心身を癒す温泉やサウナ、そして満点の星空の下での焚き火。グランピングには、日常を忘れさせてくれる特別な体験が詰まっています。

失敗しないためには、「エリア」「目的」「宿泊施設のタイプ」「食事スタイル」という4つのポイントから、自分たちにぴったりの施設をじっくりと選ぶことが大切です。この記事でご紹介した25の施設も参考にしながら、あなただけの最高のグランピングプランを計画してみてください。

次の休日は、都会の喧騒を離れ、グランピングでしか味わえない贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。きっと、忘れられない素晴らしい思い出が作れるはずです。