【2024年最新】海外旅行におすすめの国20選!安くて安全な人気旅行先

海外旅行におすすめの国、安くて安全な人気旅行先

「次の休みはどこへ行こう?」と海外旅行の計画を立てる時間は、心躍るひとときです。しかし、世界には魅力的な国が多すぎて、どこを選べば良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。特に、久しぶりの海外旅行や初めての海外旅行では、「治安は大丈夫?」「費用はどれくらいかかるの?」といった不安もつきものです。

この記事では、そんな悩みを解決するために、2024年の最新情報に基づいた海外旅行におすすめの国を20カ所厳選してご紹介します。アジアの身近な国から、ヨーロッパの歴史ある街並み、アメリカやオセアニアの雄大な自然まで、多様な魅力を持つ旅行先を網羅しました。

さらに、「女子旅」「一人旅」「家族旅行」といった目的別のおすすめ旅行先や、海外旅行にかかる費用の目安、準備の進め方、現地での注意点まで、海外旅行に関するあらゆる情報を徹底解説します。この記事を読めば、あなたにぴったりの旅行先が見つかり、安心して旅の計画をスタートできるはずです。

海外旅行におすすめの国・地域20選

世界中から厳選した、今こそ訪れたい魅力的な国・地域を20カ所ご紹介します。それぞれの国の見どころやグルメ、予算の目安などを参考に、あなたの理想の旅先を見つけてみてください。

① 韓国

日本から最も近い海外旅行先の一つである韓国は、週末や短い休暇でも気軽に訪れることができるのが最大の魅力です。特にソウルや釜山といった都市は、最新のファッションやコスメ、カフェ文化が常にアップデートされており、何度訪れても新しい発見があります。

グルメ: 韓国料理は日本でも人気ですが、本場で味わう焼肉、サムギョプサル、チヂミ、キムチチゲは格別です。明洞(ミョンドン)の屋台でトッポッキやホットクを食べ歩いたり、広蔵市場(クァンジャンシジャン)で活気あふれる雰囲気を楽しみながらローカルフードを堪能したりするのもおすすめです。

ショッピング: コスメ好きにはたまらない最新の韓国コスメブランドが路面店を連ねる明洞や、おしゃれなアパレルショップが集まる弘大(ホンデ)、高速ターミナル駅の巨大地下街「GOTO MALL」など、ショッピングスポットが充実しています。手頃な価格で質の良いアイテムが見つかるため、お土産探しにも困りません。

観光: ソウルには、景福宮(キョンボックン)や昌徳宮(チャンドックン)といった歴史的な王宮が都心にあり、伝統衣装のチマチョゴリをレンタルして散策するのも人気です。また、アートな街として知られる仁寺洞(インサドン)や、伝統的な家屋が並ぶ北村韓屋村(プクチョンハノンマウル)も、韓国の文化に触れられるスポットとして外せません。

フライト時間: 東京からソウルまで約2時間半。
予算目安(3日間): 5万円~10万円程度。

韓国は、短い日数でグルメ、ショッピング、文化体験を凝縮して楽しみたい方に最適な旅行先と言えるでしょう。

② 台湾

日本から飛行機で約3〜4時間とアクセスが良く、親日的で治安も比較的安定している台湾は、初めての海外旅行先として絶大な人気を誇ります。レトロな街並みと近代的な都市が融合し、どこか懐かしい雰囲気が漂うのが魅力です。

グルメ: 台湾といえば、何と言ってもグルメです。小籠包の名店「鼎泰豐(ディンタイフォン)」は外せませんし、巨大なフライドチキン「大鶏排(ダージーパイ)」や、牛肉麺(ニューロウミェン)、魯肉飯(ルーローファン)など、安くて美味しいB級グルメの宝庫です。夜市(ナイトマーケット)は台湾観光のハイライトで、士林夜市や饒河街観光夜市などでは、活気あふれる雰囲気の中、多彩な屋台料理を楽しめます。

観光: 台北市内では、高さ509mを誇る超高層ビル「台北101」からの眺めは圧巻です。また、衛兵の交代式が見られる中正紀念堂や、パワースポットとして有名な龍山寺(ロンシャンスー)も必見です。少し足を延せば、映画『千と千尋の神隠し』のモデルになったとも言われるノスタルジックな街並みの「九份(ジョウフェン)」や、ランタン(天燈)上げ体験ができる「十分(シーフェン)」など、魅力的な観光地が点在しています。

文化体験: 台湾茶の産地としても有名で、本格的な茶藝館でゆったりとお茶を楽しむのもおすすめです。また、足つぼマッサージや台湾式シャンプーなど、旅の疲れを癒やすリラクゼーションも充実しています。

フライト時間: 東京から台北まで約4時間。
予算目安(3日間): 6万円~12万円程度。

治安の良さと食文化の豊かさから、老若男女問わず誰もが安心して楽しめる旅行先です。

③ タイ

「微笑みの国」として知られるタイは、活気あふれる都市バンコク、美しいビーチが広がるリゾート地、荘厳な仏教寺院など、多様な魅力を持つ国です。物価が比較的安く、長期滞在にも向いています。

バンコク: 首都バンコクでは、黄金に輝くワット・プラケオ(エメラルド寺院)、ワット・ポー(涅槃寺)、川の対岸にそびえるワット・アルン(暁の寺)の三大寺院巡りは外せません。水上マーケットやナイトマーケットも活気に満ちており、エキゾチックな雰囲気を楽しめます。近年は、高級ショッピングモールやルーフトップバーも人気を集めています。

リゾート: プーケット島やサムイ島、パタヤといったビーチリゾートでは、エメラルドグリーンの海でのんびりと過ごせます。シュノーケリングやダイビングなどのマリンアクティビティも豊富で、リゾートホテルで贅沢な時間を過ごすのもおすすめです。

グルメ: スパイシーでハーブの効いたタイ料理は世界中で人気です。トムヤムクン、グリーンカレー、パッタイ(タイ風焼きそば)、カオマンガイ(鶏肉のせご飯)など、本場の味は格別。屋台から高級レストランまで、さまざまなスタイルで美食を堪能できます。

文化: 象乗り体験や、伝統的なタイ古式マッサージもタイならではの体験です。チェンマイなど北部では、山岳民族の村を訪れるトレッキングツアーも人気があります。

フライト時間: 東京からバンコクまで約6時間半。
予算目安(4日間): 7万円~15万円程度。

エネルギッシュな都市観光と癒やしのリゾート滞在の両方を楽しみたい欲張りな方におすすめです。

④ ベトナム

近年、経済成長が著しく、活気に満ちあふれているベトナム。フランス統治時代の面影が残る美しい街並みと、手仕事の温かみが感じられる雑貨、そして日本人の口にも合う美味しい料理が魅力です。南北に長い国土のため、訪れる都市によって全く異なる表情を見せてくれます

ハノイ(北部): ベトナムの首都ハノイは、政治と文化の中心地。旧市街の雑多な雰囲気や、静かなホアンキエム湖のほとりを散策するのがおすすめです。世界遺産のハロン湾クルーズもハノイからの日帰りまたは宿泊ツアーで楽しめます。

ダナン・ホイアン(中部): 中部のダナンは、美しいビーチが広がるリゾートシティ。そこから車で30分ほどの場所にあるホイアンは、古い街並みが世界遺産に登録されており、夜になるとランタンの灯りが幻想的な雰囲気を醸し出します。オーダーメイドでアオザイや洋服を作るのも人気です。

ホーチミン(南部): 南部のホーチミンは、ベトナム最大の経済都市。バイクの洪水と高層ビルがエネルギッシュな雰囲気を生み出しています。フランス統治時代に建てられた中央郵便局やサイゴン大教会など、コロニアル建築も見どころです。

グルメ: フォー(米粉の麺)や生春巻き、バインミー(ベトナム風サンドイッチ)など、野菜をたっぷり使ったヘルシーな料理が多いのが特徴。練乳をたっぷり入れた甘いベトナムコーヒーもぜひ試してみてください。

フライト時間: 東京からハノイまで約5時間半、ホーチミンまで約6時間。
予算目安(4日間): 7万円~15万円程度。

物価が安く、少ない予算でもグルメやショッピング、観光を存分に楽しめるコストパフォーマンスの高さが魅力です。

⑤ シンガポール

多様な民族が共存するシンガポールは、「ガーデンシティ」とも呼ばれる緑豊かな都市国家です。コンパクトな国土に見どころが凝縮されており、治安の良さと清潔さから、特に子連れファミリーや女子旅に人気があります。

観光: シンガポールの象徴である「マーライオン」は必見。そして、近未来的な植物園「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」の夜のライトアップショーは圧巻です。マリーナ・ベイ・サンズの屋上にあるインフィニティプールからの眺めも格別(宿泊者限定)。セントーサ島には、ユニバーサル・スタジオ・シンガポールや水族館など、一日中遊べるアトラクションが揃っています。

グルメ: 中華系、マレー系、インド系など多国籍な文化を反映したグルメが楽しめます。ホーカーズ(屋台村)では、チキンライスやラクサ、チリクラブといったローカルフードをリーズナブルに味わえます。さまざまな国の食文化が一堂に会する食の宝庫です。

文化体験: アラブ・ストリート、チャイナタウン、リトル・インディアなど、エリアごとに異なる民族の文化や雰囲気に触れることができます。カラフルな建物や寺院、モスクを巡るだけでも楽しめます。

ショッピング: オーチャード・ロードには高級ブランドからデパートまでが軒を連ね、ショッピング好きにはたまりません。

フライト時間: 東京から約7時間半。
予算目安(4日間): 10万円~20万円程度。

治安が良くインフラも整備されているため、初めての海外旅行や子連れでも安心して近未来的な都市観光を楽しめる国です。

⑥ 香港

「100万ドルの夜景」で知られる香港は、かつてのイギリス領時代の西洋文化と中国文化が融合した、エネルギッシュでユニークな魅力を持つ国際都市です。グルメ、ショッピング、夜景と、観光の三拍子が揃っています

夜景: ヴィクトリア・ピークからのパノラマ夜景は、香港を訪れたら必ず見たい絶景です。また、毎晩8時からヴィクトリア・ハーバーで行われる光と音のショー「シンフォニー・オブ・ライツ」も壮観です。

グルメ: 香港は「食の都」としても名高く、飲茶(ヤムチャ)や海鮮料理、ワンタン麺、エッグタルトなど、美味しいものが目白押しです。ミシュランの星付きレストランから、ローカルな食堂まで選択肢は無限大。食べ歩きだけでも十分に楽しめます。

観光: 昔ながらの香港の雰囲気が残る下町を二階建てトラムに乗って散策したり、スターフェリーに乗ってヴィクトリア・ハーバーを渡ったりするのも香港らしい体験です。ランタオ島にある巨大な大仏(天壇大仏)も見どころの一つです。

ショッピング: コーズウェイベイ(銅鑼湾)やチムサーチョイ(尖沙咀)には巨大なショッピングモールが立ち並び、最新のファッションやコスメが手に入ります。女人街や男人街といったナイトマーケットでは、ローカルな雰囲気を楽しみながらお土産探しができます。

フライト時間: 東京から約4時間半。
予算目安(3日間): 8万円~15万円程度。

短い滞在でも凝縮された都市の魅力を満喫でき、特に夜景とグルメを重視する方におすすめです。

⑦ マレーシア

マレーシアは、マレー系、中華系、インド系など多様な民族が共存する多文化国家です。首都クアラルンプールの近代的な都市景観、マラッカやペナンといった世界遺産の街、そしてボルネオ島の豊かな自然など、一つの国で様々な体験ができるのが大きな魅力です。

クアラルンプール: マレーシアの象徴であるペトロナス・ツイン・タワーは必見です。ブキッ・ビンタン周辺は、巨大なショッピングモールが立ち並ぶ繁華街で、買い物や食事に便利です。ヒンドゥー教の聖地であるバトゥ洞窟のカラフルな階段も人気のフォトスポットです。

世界遺産の街: マラッカは、ポルトガル、オランダ、イギリスの統治時代の面影が残る港町で、エキゾチックな街並みが魅力です。ペナン島は「東洋の真珠」と称され、ジョージタウンの街にはコロニアル建築とストリートアートが融合しています。どちらの街も美食の街として知られています。

自然: ボルネオ島では、オランウータンやテングザルといった野生動物に出会えるジャングルクルーズや、世界最大級の花ラフレシアを探すトレッキング、東南アジア最高峰のキナバル山登山など、大自然を満喫するアクティビティが楽しめます。

グルメ: ナシレマ(ココナッツミルクで炊いたご飯)、サテ(串焼き)、ラクサなど、多文化を反映したスパイシーで奥深い味わいの料理が豊富です。

フライト時間: 東京からクアラルンプールまで約7時間半。
予算目安(5日間): 8万円~18万円程度。

都市、歴史、自然、グルメと、旅の要素をバランス良く楽しみたい方におすすめの国です。

⑧ フィリピン

7,000以上もの島々からなるフィリピンは、美しいビーチと透明度の高い海が魅力の、アジアを代表するリゾートアイランドです。公用語の一つが英語であるため、コミュニケーションが取りやすいのも嬉しいポイントです。

セブ島: 日本からの直行便もあり、最も人気のあるリゾート地の一つです。美しいビーチでのんびり過ごすのはもちろん、ジンベイザメと一緒に泳ぐツアーや、小さな島々を巡るアイランドホッピングなど、アクティビティが非常に充実しています。

ボラカイ島: かつて環境保護のために一時閉鎖されましたが、そのおかげで息をのむほど美しい「ホワイトビーチ」が蘇りました。パウダーサンドの白い砂浜と遠浅の海は、まさに楽園です。

エルニド(パラワン島): 「フィリピン最後の秘境」とも呼ばれ、石灰岩の切り立った崖とエメラルドグリーンのラグーンが織りなす絶景が広がります。カヤックやシュノーケリングで、手つかずの自然を冒険気分で楽しめます。

グルメ: 豚の丸焼き「レチョン」や、酸味の効いたスープ「シニガン」、フィリピン風焼きそば「パンシット」など、スペインや中華料理の影響を受けた独自の食文化があります。マンゴーやバナナなど、南国フルーツも絶品です。

フライト時間: 東京からマニラまで約4時間半、セブ島まで約5時間半。
予算目安(4日間): 8万円~18万円程度。

美しい海でのんびりしたり、マリンアクティビティを思いっきり楽しんだりしたい方に最適なデスティネーションです。

⑨ イタリア

古代ローマ帝国の歴史からルネサンス芸術、そして最新のファッションまで、訪れる都市ごとに全く異なる魅力を持つイタリア。美味しい料理とワイン、陽気な人々が旅を一層豊かなものにしてくれます。

ローマ: 「永遠の都」ローマには、コロッセオ、フォロ・ロマーノ、パンテオンといった古代ローマ遺跡が街の至る所に点在しています。トレビの泉やスペイン広場も必見。バチカン市国では、サン・ピエトロ大聖堂やバチカン美術館の壮大さに圧倒されるでしょう。

フィレンツェ: 「花の都」フィレンツェはルネサンス発祥の地。ウフィツィ美術館ではボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」など、アカデミア美術館ではミケランジェロの「ダビデ像」など、珠玉の芸術作品に出会えます。ドゥオモ(大聖堂)のクーポラからの眺めも格別です。

ヴェネツィア: 「水の都」ヴェネツィアでは、ゴンドラに乗って運河を巡るのが定番。迷路のような路地を散策し、サン・マルコ広場のカフェで優雅な時間を過ごすのもおすすめです。

グルメ: パスタ、ピッツァはもちろん、生ハムやチーズ、ワインなど、地方ごとに特色ある豊かな食文化が根付いています。本場のティラミスやジェラートもぜひ味わってみてください。

フライト時間: 東京からローマまで直行便で約13時間。
予算目安(7日間): 20万円~40万円程度。

歴史、芸術、食、ファッションと、文化的な好奇心を刺激するあらゆる要素が詰まった、奥深い魅力を持つ国です。

⑩ フランス

芸術、ファッション、美食の国として、世界中の人々を魅了し続けるフランス。華やかな首都パリだけでなく、地方にもそれぞれ個性的な魅力があります。

パリ: エッフェル塔、凱旋門、ノートルダム大聖堂といった象徴的なランドマークに加え、ルーブル美術館やオルセー美術館では世界的な名画を鑑賞できます。セーヌ川クルーズや、モンマルトルの丘の散策、おしゃれなカフェでのひとときなど、パリの魅力は尽きません。

地方の魅力: 南フランスのプロヴァンス地方では、ラベンダー畑や美しい村々を巡るドライブが楽しめます。コート・ダジュール地方のニースやカンヌは、紺碧の地中海が美しい高級リゾート地です。また、アルザス地方のストラスブールやコルマールは、まるでおとぎ話のような木組みの家が並ぶ可愛らしい街並みが人気です。モン・サン・ミッシェルも、その神秘的な姿で訪れる人々を圧倒します。

グルメ: フランス料理はユネスコ無形文化遺産にも登録されています。クロワッサンやバゲットといったパン、精巧なパティスリー、多種多様なチーズ、そしてワイン。星付きレストランから、街角のビストロ、マルシェ(市場)での食べ歩きまで、食の楽しみは無限大です。

フライト時間: 東京からパリまで直行便で約14時間半。
予算目安(7日間): 25万円~45万円程度。

洗練された都会の雰囲気と、風光明媚な田舎の風景の両方を体験したい、感性豊かな旅を求める方におすすめです。

⑪ スペイン

情熱の国スペインは、太陽の光が降り注ぐ明るい雰囲気と、地方ごとに異なる独自の文化が魅力です。建築、芸術、グルメ、そして陽気な人々との交流が楽しめる国です。

マドリード: 首都マドリードは、プラド美術館やソフィア王妃芸術センターなど、世界有数の美術館が集まる芸術の都。夜はバルをはしごしてタパス(小皿料理)とワインを楽しむのがマドリード流の過ごし方です。

バルセロナ: 天才建築家アントニ・ガウディの作品群が街を彩るバルセロナ。未だ建設が続くサグラダ・ファミリアをはじめ、グエル公園、カサ・ミラなど、独創的な建築物は必見です。地中海に面した開放的な雰囲気も魅力です。

アンダルシア地方: スペイン南部のアンダルシア地方には、イスラム文化の影響が色濃く残るグラナダのアルハンブラ宮殿や、セビリアのフラメンコ、コルドバのメスキータ(イスラム教とキリスト教の様式が融合した寺院)など、異国情緒あふれる見どころが満載です。「白い村」を巡るのも人気です。

グルメ: パエリア、タパス、生ハム(ハモン・セラーノ)、ガスパチョ(冷製スープ)など、地中海の幸を活かした料理が豊富。サングリアやシェリー酒と共に楽しむのがおすすめです。

フライト時間: 東京からマドリードやバルセロナまで乗り継ぎで約16時間~。
予算目安(8日間): 25万円~50万円程度。

ガウディ建築やフラメンコなど、他に類を見ないユニークな文化に触れたい方や、バル巡りで現地の食文化を体験したい方にぴったりです。

⑫ イギリス

伝統と革新が共存する国、イギリス。歴史ある王室の文化、世界的な文学や音楽、美しい田園風景など、多様な側面を持っています。首都ロンドンだけでも見どころは満載ですが、地方都市にも足を延ばす価値があります

ロンドン: バッキンガム宮殿の衛兵交代式、ロンドン塔、ビッグ・ベン(エリザベス・タワー)、タワー・ブリッジなど、象徴的なランドマークが数多くあります。大英博物館やナショナル・ギャラリーといった主要な美術館・博物館の多くが無料で入場できるのも大きな魅力です。ミュージカルの本場ウェスト・エンドでの観劇もおすすめです。

地方の魅力: ビートルズゆかりの地リヴァプールや、大学都市オックスフォード、ケンブリッジも人気です。コッツウォルズ地方では、はちみつ色の石造りの家々が並ぶ、絵本のように可愛らしい村々を散策できます。スコットランドのエディンバラでは、中世の面影が残る旧市街と、雄大な自然が楽しめます。

文化: アフタヌーンティーの文化は、イギリスならではの優雅な体験です。スコーンやサンドイッチ、ケーキを紅茶と共に楽しみましょう。また、街の至る所にあるパブで、地元の人々と共にエールビールを味わうのも良いでしょう。

フライト時間: 東京からロンドンまで直行便で約14時間半。
予算目安(7日間): 25万円~50万円程度。

歴史や伝統文化に深く触れたい方、美術館巡りやミュージカル鑑賞など知的なエンターテイメントを楽しみたい方に最適です。

⑬ アメリカ(ハワイ)

「常夏の楽園」ハワイは、日本人にとって最も人気のある海外旅行先の一つです。美しいビーチ、温暖な気候、ショッピング、グルメ、そしてアロハスピリット溢れる温かい人々が、訪れる人々を癒やしてくれます

オアフ島: 州都ホノルルがあるオアフ島は、ワイキキビーチでのんびりしたり、サーフィンに挑戦したりするのに最適な場所です。ダイヤモンドヘッドへのハイキングでは、ワイキキの絶景を一望できます。アラモアナセンターでのショッピングや、歴史を学ぶパールハーバー(真珠湾)訪問も定番です。

ハワイ島(ビッグアイランド): 活動を続けるキラウエア火山や、星空観測で有名なマウナケア山など、ダイナミックな自然が魅力です。「ビッグアイランド」の名の通り広大で、レンタカーでのドライブがおすすめです。

マウイ島: 「渓谷の島」とも呼ばれ、美しいビーチと緑豊かな自然が調和しています。ハレアカラ火山の山頂から見る日の出は、息をのむほどの美しさです。

グルメ: パンケーキ、アサイーボウル、ガーリックシュリンプ、ロコモコなど、ハワイならではのグルメが豊富。新鮮なシーフードを使ったポケ(ポキ)も人気です。

フライト時間: 東京からホノルルまで約7時間半。
予算目安(5日間): 15万円~30万円程度。

美しい自然の中でリラックスしたい方、ショッピングやグルメを楽しみたい方、そして家族旅行やハネムーンにも、あらゆる層におすすめできる万能なリゾート地です。

⑭ グアム

日本から約3時間半というフライト時間で行ける、最も身近なアメリカンリゾート、グアム。時差も1時間しかなく、週末や短い休みを利用して気軽に南国気分を味わえるのが魅力です。

ビーチ&アクティビティ: タモン湾を中心に、透明度の高い遠浅のビーチが広がっており、小さな子供でも安心して海水浴を楽しめます。シュノーケリングやダイビング、パラセーリング、イルカウォッチングなど、マリンアクティビティも非常に豊富です。

ショッピング: グアムは免税の島(フリーポート)であるため、ブランド品などを日本よりお得に購入できる可能性があります。タモン地区にはTギャラリア by DFSやザ・プラザなどのショッピングモールが集まっています。また、マイクロネシアモールなどの大型ショッピングセンターでは、アメリカンな雰囲気を楽しめます。

文化: スペイン統治時代や、先住民チャモロの文化に触れることができるスポットもあります。ラッテストーン公園や、スペイン広場などを訪れてみるのも良いでしょう。

グルメ: アメリカンなステーキやハンバーガーはもちろん、チャモロ料理も試してみたいところ。レッドライスやケラグエン(肉や魚介のレモン・ココナッツ風味和え)などが代表的です。

フライト時間: 東京から約3時間半。
予算目安(4日間): 8万円~18万円程度。

短い日数で手軽に海外リゾートを満喫したい方、特に小さな子供連れの家族旅行に最適な場所です。

⑮ カナダ

広大な国土に手つかずの大自然が広がるカナダ。安全でフレンドリーな国民性でも知られており、安心して旅ができる国です。西海岸のバンクーバー、東海岸のトロントやモントリオール、そしてカナディアン・ロッキーと、訪れるエリアによって全く異なる魅力があります。

カナディアン・ロッキー: バンフ国立公園やジャスパー国立公園に代表されるカナディアン・ロッキーは、世界中の人々が憧れる絶景スポット。エメラルドグリーンに輝くルイーズ湖やモレーン湖、壮大な氷河など、息をのむような大自然が広がっています。ハイキングやカヌーなどのアクティビティも楽しめます。

バンクーバー(西海岸): 海と山に囲まれた美しい都市。都会でありながら自然を身近に感じられ、「世界で最も住みやすい都市」ランキングの常連です。スタンレーパークでのサイクリングや、グランビルアイランドのマーケット散策がおすすめです。

トロント・ナイアガラの滝(東海岸): カナダ最大の都市トロントは、多文化が共存する活気ある街。CNタワーからの眺めは圧巻です。トロントからは、世界三大瀑布の一つであるナイアガラの滝へも日帰りで訪れることができます。

ケベック州(東海岸): フランス文化が色濃く残るケベック州では、北米にいながらヨーロッパの雰囲気を味わえます。城壁に囲まれたケベック・シティの旧市街は世界遺産に登録されており、石畳の道を散策するだけでも楽しめます。

フライト時間: 東京からバンクーバーまで約9時間、トロントまで約12時間半。
予算目安(7日間): 25万円~50万円程度。

雄大な自然に癒やされたい方、ハイキングなどのアウトドアアクティビティが好きな方には、カナディアン・ロッキーが特におすすめです。

⑯ オーストラリア

南半球に位置し、広大な大陸に多様な自然環境を持つオーストラリア。コアラやカンガルーといったユニークな動物たち、美しいビーチ、グレートバリアリーフのサンゴ礁、そして「アウトバック」と呼ばれる内陸部の赤い大地など、見どころが満載です。

シドニー: オペラハウスやハーバーブリッジといった象徴的なランドマークがあるオーストラリア最大の都市。ボンダイ・ビーチでのサーフィンや、ザ・ロックス地区の歴史的な街並み散策が楽しめます。

ケアンズ&グレートバリアリーフ: 世界最大のサンゴ礁群であるグレートバリアリーフへの玄関口。シュノーケリングやダイビングで、色とりどりの魚やサンゴの世界を体験できます。また、近くには世界最古の熱帯雨林もあり、キュランダ観光鉄道に乗って大自然を満喫できます。

ウルル(エアーズロック): オーストラリア大陸のほぼ中央に位置する巨大な一枚岩ウルルは、先住民アボリジニの聖地。特に朝日や夕日を浴びて刻一刻と色を変える姿は、神秘的で感動的です。

メルボルン: 「世界で最も住みやすい都市」として知られ、カフェ文化が根付いたおしゃれな街。路地裏のストリートアートや、ビクトリア様式の建物が美しいです。グレートオーシャンロードのドライブも人気があります。

フライト時間: 東京からケアンズまで約7時間半、シドニーまで約9時間半。
予算目安(6日間): 20万円~40万円程度。

大自然の絶景に触れたい方、ユニークな動物たちと出会いたい方、そして都市と自然の両方を楽しみたい方におすすめです。

⑰ ニュージーランド

「手つかずの自然の宝庫」と称されるニュージーランドは、氷河、フィヨルド、山々、湖、ビーチなど、変化に富んだ地形が魅力の国です。アウトドアアクティビティの天国でもあります。

北島: 首都ウェリントンや、国内最大の都市オークランドがあります。ロトルアでは、マオリ文化に触れたり、間欠泉や温泉地帯を見学したりできます。映画『ロード・オブ・ザ・リング』のロケ地である「ホビット村」も人気です。ワイトモ洞窟では、土ボタルが創り出す幻想的な光景を見ることができます。

南島: 南アルプス山脈が連なり、よりダイナミックな自然景観が広がります。マウント・クック国立公園でのハイキングや、クイーンズタウンを拠点としたバンジージャンプなどのアドベンチャースポーツ、ミルフォード・サウンドのフィヨルドクルーズなど、壮大な自然を体感するアクティビティが満載です。星空が美しいテカポ湖も必見です。

アクティビティ: ハイキング(現地ではトランピングと呼ばれる)、カヤック、スキー、バンジージャンプ、氷河ウォークなど、年間を通して様々なアウトドアスポーツが楽しめます。

治安: 治安が非常に良く、人々もフレンドリーなため、安心して旅行ができます。

フライト時間: 東京からオークランドまで直行便で約11時間。
予算目安(8日間): 25万円~50万円程度。

何よりも大自然が好きで、ハイキングやドライブをしながら美しい景色を巡りたいという方には最高の旅行先です。

⑱ トルコ

ヨーロッパとアジアの文化が交差するトルコは、東西文明の十字路として、古代から多様な歴史が刻まれてきた国です。イスタンブールの活気、カッパドキアの奇岩群、エーゲ海のリゾートなど、見どころが尽きません。

イスタンブール: かつてビザンツ帝国、オスマン帝国の首都として栄えた歴史都市。ブルーモスクやアヤソフィアといった壮麗なモスク、トプカプ宮殿など、見どころが凝縮されています。グランドバザールでの買い物も楽しみの一つです。

カッパドキア: 奇岩群が広がる幻想的な風景は、まるで別世界。早朝、空に無数の気球が浮かぶ光景は、カッパドキアを象徴する絶景です。洞窟ホテルに宿泊するのもユニークな体験です。

パムッカレ: 石灰棚が広がる真っ白な丘で、世界遺産にも登録されています。温かい温泉が流れており、足湯を楽しむことができます。

グルメ: ケバブはもちろん、トルコ風ピザ「ピデ」や、サバサンド、伸びるアイス「ドンドゥルマ」など、世界三大料理の一つに数えられるトルコ料理は絶品。チャイ(紅茶)文化も根付いています。

治安: 観光地は比較的安全ですが、外務省の海外安全情報を確認し、デモや集会などには近づかないようにしましょう。(参照:外務省海外安全ホームページ)

フライト時間: 東京からイスタンブールまで直行便で約13時間。
予算目安(8日間): 20万円~40万円程度。

歴史や遺跡に興味があり、エキゾチックでユニークな風景に出会いたいという冒険心あふれる方におすすめです。

⑲ エジプト

古代文明の謎とロマンに満ちた国、エジプト。ギザの三大ピラミッドやスフィンクス、ルクソールの壮大な神殿群など、人類の偉大な遺産を目の当たりにできる、唯一無二の旅が待っています。

カイロ: 首都カイロ近郊のギザには、クフ王、カフラー王、メンカウラー王の三大ピラミッドとスフィンクスが鎮座しています。そのスケールは写真で見るのとは比べ物にならないほどの迫力です。エジプト考古学博物館(または大エジプト博物館)では、ツタンカーメン王の黄金のマスクをはじめとする貴重な出土品を鑑賞できます。

ルクソール: ナイル川中流に位置し、古代には「テーベ」と呼ばれた都。カルナック神殿やルクソール神殿といった巨大な神殿群が残る東岸と、「王家の谷」やハトシェプスト女王葬祭殿などがある西岸に分かれています。ナイル川をクルーズ船でゆっくりと旅するのも人気です。

アスワン: ナイル川上流の都市。巨大なアスワン・ハイ・ダムや、切りかけのオベリスク、イシス神殿が祀られていたフィラエ島などが見どころです。アブ・シンベル神殿への日帰り観光の拠点ともなります。

注意点: 治安や衛生面では注意が必要です。外務省の海外安全情報を必ず確認し、ツアーを利用するなど安全対策をしっかりと行いましょう。水道水は飲まず、ミネラルウォーターを飲むようにしてください。(参照:外務省海外安全ホームページ)

フライト時間: 東京からカイロまで乗り継ぎで約16時間~。
予算目安(8日間): 25万円~50万円程度。

一生に一度は見ておきたいピラミッドや古代遺跡に強い憧れを持つ、探究心旺盛な方に最適なデスティネーションです。

⑳ メキシコ

ラテンの陽気な雰囲気と、古代マヤ・アステカ文明の神秘的な遺跡が共存するメキシコ。カラフルな街並み、美しいカリブ海、そして世界無形文化遺産にも登録された奥深いメキシコ料理が魅力です。

カンクン: カリブ海に面した世界有数のリゾート地。オールインクルーシブのホテルが多く、ホテル内で食事やドリンク、アクティビティを気兼ねなく楽しめます。コスメル島などでのダイビングも人気です。

遺跡巡り: カンクンからは、マヤ文明最大の遺跡であるチチェン・イッツァへの日帰りツアーが定番です。また、自然の泉である「セノーテ」での遊泳は、神秘的で忘れられない体験となるでしょう。

メキシコシティ: 首都メキシコシティは、アステカ帝国の都テノチティトランの跡地に築かれた都市。国立人類学博物館は、メキシコの古代文明を知る上で必見の場所です。少し足を延せば、巨大な太陽のピラミッドがあるテオティワカン遺跡も訪れることができます。

カラフルな街: オアハカやグアナファトといった都市は、カラフルな建物が並ぶ可愛らしい街並みで知られ、世界遺産にも登録されています。散策するだけで楽しい気分になります。

グルメ: タコスやブリトーはもちろん、モーレ(チョコレートを使ったソース)やワカモレなど、スパイスとハーブを巧みに使った料理が豊富。テキーラやメスカルといったお酒も有名です。

フライト時間: 東京からメキシコシティまで直行便で約12時間半。
予算目安(8日間): 30万円~60万円程度。

美しいビーチでのリゾート滞在と、ミステリアスな古代遺跡巡りの両方を楽しみたい方にぴったりの国です。

【目的・テーマ別】あなたにぴったりの海外旅行先は?

数ある旅行先の中から、あなたの希望にぴったりの国を見つけるためのガイドです。目的やテーマに合わせて、おすすめの国をまとめました。

目的・テーマ おすすめの国・地域
初めての海外旅行 台湾、グアム、ハワイ、シンガポール
費用を抑えて安く タイ、ベトナム、フィリピン、マレーシア
治安が良くて安全 シンガポール、ニュージーランド、カナダ、台湾
女子旅におすすめ 韓国、台湾、フランス、イタリア
一人旅で気ままに 台湾、ベトナム、イタリア、スペイン
家族旅行・子連れ ハワイ、グアム、シンガポール、オーストラリア
グルメを満喫 台湾、韓国、イタリア、スペイン、タイ
海・ビーチリゾート ハワイ、グアム、フィリピン、タイ、メキシコ
世界遺産・歴史 イタリア、エジプト、スペイン、トルコ、メキシコ
短い日数・週末 韓国、台湾、香港、グアム

初めての海外旅行におすすめの国

初めての海外旅行は、期待と同時に不安も大きいもの。日本から距離が近く、治安が比較的安定しており、日本語が通じやすい、または英語が広く使われている国がおすすめです。

  • 台湾: 親日的で治安が良く、漢字文化圏なので看板などで意味を推測しやすいのが心強いです。
  • グアム: フライト時間が約3時間半と短く、時差も1時間。日本語の案内も多く、安心してリゾート気分を味わえます。
  • ハワイ: 日本語対応のスタッフやサービスが充実しており、海外旅行のストレスを感じにくいです。
  • シンガポール: 治安の良さは世界トップクラス。交通網が発達しており、コンパクトな国なので移動も簡単です。

費用を抑えて安く行ける国

海外旅行は費用がかかるイメージがありますが、物価の安い国を選べば予算を抑えて楽しむことが可能です。特に東南アジア諸国は、航空券も比較的安く、現地での食費や交通費、宿泊費を低く抑えられます

  • タイ: 屋台グルメやローカル交通機関をうまく利用すれば、滞在費をかなり節約できます。
  • ベトナム: フォーやバインミーなど、安くて美味しいグルメが豊富。雑貨なども手頃な価格で購入できます。
  • フィリピン: リゾート地でも比較的物価が安く、コストパフォーマンスの高い旅行が可能です。
  • マレーシア: 多様な文化を反映した美味しいローカルフードが安価で楽しめます。

治安が良くて安全な国

安心して旅行を楽しむためには、治安の良さは重要なポイントです。政府機関が発表する治安情報を参考にし、スリや置き引きなどの軽犯罪への対策はどの国でも必要ですが、比較的安全とされる国を選ぶと心に余裕が生まれます。

  • シンガポール: 法律が厳しく、清潔で治安が良いことで有名です。夜間の単独行動も比較的安心できます。
  • ニュージーランド: 穏やかな国民性で知られ、治安は非常に良好です。
  • カナダ: 銃規制が厳しく、治安の良い国として知られています。人々もフレンドリーです。
  • 台湾: 治安が安定しており、人々も親切なため、安心して街歩きを楽しめます。

(参照:外務省海外安全ホームページ)

女子旅におすすめのおしゃれな国

グルメ、ショッピング、写真映えするスポット、美容など、女子の「好き」が詰まった国は女子旅にぴったりです。

  • 韓国: 最新コスメやファッションのショッピング、おしゃれなカフェ巡り、美味しい韓国料理と、女子旅の要素が満載です。
  • 台湾: 美味しいスイーツやB級グルメ、ノスタルジックな九份の街並み、可愛い雑貨探しなど、魅力が尽きません。
  • フランス: パリの洗練された街並み、美しいパティスリー、美術館巡りなど、感性を刺激する旅ができます。
  • イタリア: 歴史的な街並みでの散策、本場のイタリアン、ショッピングと、どこを切り取っても絵になります。

一人旅で気ままに楽しめる国

自分のペースで自由に旅ができる一人旅。公共交通機関が発達していて移動しやすく、治安が良く、一人でも食事をしやすい雰囲気の国がおすすめです。

  • 台湾: コンパクトなエリアに見どころがまとまっており、夜市など一人でも食事を楽しめる場所が多いです。
  • ベトナム: 物価が安く、カフェ文化が根付いているため、街歩きの合間に気軽に休憩できます。
  • イタリア: 都市間の鉄道網が発達しており、周遊しやすいのが魅力。美術館巡りなど、自分の興味をとことん追求できます。
  • スペイン: バル文化があり、一人でも気軽に立ち寄ってタパスとワインを楽しめます。

家族旅行・子連れで楽しめる国

子供連れの旅行では、フライト時間、衛生面、子供が楽しめるアクティビティの有無が重要なポイントになります。

  • ハワイ: 子供向けのプログラムが充実したホテルが多く、ビーチやプールで安心して遊ばせられます。
  • グアム: フライト時間が短く時差も少ないため、子供の負担が少ないです。遠浅のビーチは小さな子供に最適です。
  • シンガポール: 清潔で治安が良く、動物園や水族館など子供が喜ぶ施設が豊富です。
  • オーストラリア: コアラやカンガルーなど、子供が喜ぶ動物との触れ合いが楽しめます。広大な公園も多く、のびのびと過ごせます。

グルメを満喫できる国

旅の大きな楽しみの一つは「食」。その土地ならではの料理を心ゆくまで味わいたい食いしん坊には、以下の国がおすすめです。

  • 台湾: 小籠包から夜市のB級グルメまで、安くて美味しいものが溢れています。
  • 韓国: 焼肉、鍋料理、屋台フードなど、パワフルで美味しい料理が楽しめます。
  • イタリア: パスタ、ピッツァ、チーズ、ワインなど、地方ごとに特色ある豊かな食文化が魅力です。
  • スペイン: タパスをはしごするバル巡りは、食のエンターテイメントです。
  • タイ: スパイシーでハーブの効いた奥深い味わいのタイ料理は、一度食べるとやみつきになります。

海やビーチリゾートでのんびりできる国

美しい海を眺めながら、日常の喧騒を忘れてリラックスしたい方には、ビーチリゾートが最適です。

  • ハワイ: 世界的に有名なワイキキビーチをはじめ、様々な魅力を持つビーチが点在します。
  • グアム: 日本から最も近いアメリカンリゾート。手軽に南国気分を味わえます。
  • フィリピン: 7,000以上の島々があり、透明度の高い海と手つかずの自然が魅力です。
  • タイ: プーケットやサムイ島など、世界的なリゾート地が数多くあります。
  • メキシコ: カリブ海の美しい「カンクンブルー」の海は、まさに楽園です。

世界遺産や歴史的建造物を巡る国

人類の歴史や文化の壮大さに触れる旅は、知的好奇心を満たしてくれます。

  • イタリア: ローマ帝国からルネサンスまで、国全体が美術館のようです。
  • エジプト: ピラミッドや神殿群など、古代文明の神秘に触れることができます。
  • スペイン: イスラム文化とキリスト教文化が融合した、ユニークな建築物が見どころです。
  • トルコ: 東西文明の十字路として、多様な時代の遺跡が残っています。
  • メキシコ: マヤ・アステカ文明の謎に満ちたピラミッドや遺跡が点在します。

短い日数・週末で行ける国

有給休暇が取りにくい方でも、週末+αで楽しめる近場の海外旅行先もあります。

  • 韓国: フライト時間が約2時間半と国内旅行感覚で行けます。
  • 台湾: 3連休あれば、台北市内と近郊の観光を十分に楽しめます。
  • 香港: グルメとショッピング、夜景と見どころがコンパクトにまとまっています。
  • グアム: 金曜の夜に出発すれば、土日を丸々使ってリゾートを満喫できます。

海外旅行にかかる費用の目安

航空券代、宿泊費、食費、現地交通費、観光・アクティビティ代、お土産代

海外旅行の計画を立てる上で、最も気になるのが費用です。ここでは、費用の内訳と地域別の相場について解説します。

海外旅行の主な費用内訳

海外旅行の費用は、主に以下の項目で構成されます。

航空券代

旅行費用全体の中で最も大きな割合を占めるのが航空券代です。利用する航空会社(FSCかLCCか)、旅行時期(ハイシーズンかオフシーズンか)、予約のタイミングによって価格は大きく変動します。

宿泊費

宿泊費も費用の大きな要素です。高級ホテル、ビジネスホテル、ホステル、民泊(Airbnbなど)といった宿泊施設のランクによって、料金は大きく異なります。都市部やリゾートエリアの中心部は高くなる傾向があります。

食費

食費は、旅のスタイルによって大きく変わります。高級レストランでの食事がメインか、ローカルな食堂や屋台を活用するかで、1日あたりの予算は大きく異なります。物価の安い国では、食費を抑えやすいです。

現地交通費

空港からホテルまでの移動や、観光地間の移動にかかる費用です。タクシー、電車、バス、レンタカーなど、利用する交通手段によって変わります。公共交通機関が発達している都市では、交通費を抑えることができます。

観光・アクティビティ代

美術館や博物館の入場料、オプショナルツアーの参加費、マリンスポーツなどのアクティビティにかかる費用です。事前にどのくらい観光にお金を使うか計画しておくと良いでしょう。

お土産代

家族や友人、自分へのお土産代も予算に入れておく必要があります。これも個人差が大きい費用項目です。

【地域別】旅行費用の相場

旅行日数や滞在スタイルによって費用は大きく異なりますが、ここでは一般的なモデルケースでの費用相場をご紹介します。

地域 旅行期間の目安 費用相場(1人あたり)
アジア(韓国、台湾など) 3~4日間 5万円~15万円
アジア(タイ、ベトナムなど) 4~5日間 7万円~18万円
オセアニア・北米リゾート(グアム、ハワイ) 4~6日間 10万円~30万円
ヨーロッパ(イタリア、フランスなど) 7~9日間 25万円~50万円
北米・オセアニア(カナダ、オーストラリアなど) 7~9日間 25万円~50万円

これらの相場はあくまで目安です。LCCを利用したり、宿泊施設のランクを調整したりすることで、費用はこれより安くも高くもなります。

海外旅行の費用を安く抑える5つのコツ

航空券が安い時期(オフシーズン)を狙う、LCC(格安航空会社)を利用する、ツアーと個人手配の料金を比較する、早めに予約する、ポイントサイトやセールを活用する

少しの工夫で、海外旅行の費用は大きく抑えることができます。賢く節約して、その分現地での体験を充実させましょう。

① 航空券が安い時期(オフシーズン)を狙う

航空券代は、旅行時期によって大きく変動します。ゴールデンウィーク、お盆、年末年始といった大型連休はハイシーズンとなり、航空券代は最も高騰します。逆に、大型連休の前後や、気候が安定しているものの観光客が少ない4月~6月、10月~12月上旬といった時期はオフシーズン(またはショルダーシーズン)となり、航空券を安く購入できる可能性が高いです。

② LCC(格安航空会社)を利用する

LCC(Low-Cost Carrier)は、機内食や預け荷物などのサービスをオプション化することで、低価格な運賃を実現している航空会社です。アジアの近距離路線を中心に多くのLCCが就航しており、FSC(Full-Service Carrier)の半額以下で航空券が手に入ることもあります。ただし、座席が狭い、遅延や欠航のリスクが比較的多め、空港が都心から遠い場合があるといったデメリットも理解した上で利用しましょう。

③ ツアーと個人手配の料金を比較する

旅行の手配方法には、航空券とホテルがセットになった「パッケージツアー」と、それぞれを自分で予約する「個人手配」があります。一概にどちらが安いとは言えませんが、一般的にオフシーズンの旅行や、複数の都市を周遊しない場合は、航空会社や旅行会社がセールで出すパッケージツアーの方がお得になることが多いです。一方、LCCを利用したり、ホステルに宿泊したりと、旅のパーツを自由に組み合わせたい場合は、個人手配の方が安くなることもあります。両方の料金を比較検討するのがおすすめです。

④ 早めに予約する

航空券は、一般的に出発日が近づくにつれて価格が上がっていく傾向があります。特にFSCの割引運賃は、空席が少なくなるほど高い価格帯のものしか残らなくなります。旅行の計画が決まったら、なるべく早く予約するのが費用を抑える基本です。国際線の場合は、出発の2~3ヶ月前が一つの目安とされていますが、ハイシーズンの場合は半年前からチェックを始めると良いでしょう。

⑤ ポイントサイトやセールを活用する

航空券やホテルの予約サイトを利用する際に、ポイントサイト経由で予約すると、利用金額に応じたポイントが還元され、実質的に割引になります。また、各航空会社や旅行予約サイトは、定期的にタイムセールやキャンペーンを実施しています。メールマガジンに登録したり、SNSをフォローしたりして、お得な情報を見逃さないようにしましょう。

海外旅行の準備と持ち物チェックリスト

パスポートの取得と残存期間の確認、ビザ(査証)の有無を確認、航空券・ホテルの予約、海外旅行保険への加入、通信手段(Wi-Fi・SIMカード)の確保、現地通貨とクレジットカードの準備

安心して海外旅行に出発するために、事前の準備は非常に重要です。ここでは、出発前に必要な手続きと、持ち物のチェックリストをご紹介します。

旅行前に必要な6つの準備・手続き

① パスポートの取得と残存期間の確認

海外旅行にはパスポートが必須です。まだ持っていない場合は、申請から受け取りまで1~2週間程度かかるため、早めに手続きをしましょう。すでに持っている場合も、有効期限だけでなく「残存有効期間」の確認が非常に重要です。渡航する国によっては、「入国時に6ヶ月以上の残存期間が必要」といった規定があるため、必ず渡航先の要件を確認してください。

② ビザ(査証)の有無を確認

渡航先の国や滞在日数、目的によっては、パスポートとは別にビザ(査証)が必要になる場合があります。日本のパスポートは多くの国で短期観光目的のビザが免除されていますが、アメリカのESTAやカナダのeTAなど、電子渡航認証システムへの事前申請が必要な国もあります。必ず外務省のウェブサイトや、渡航先の大使館の情報を確認しましょう。

③ 航空券・ホテルの予約

旅行先と日程が決まったら、航空券とホテルを予約します。前述の通り、早めの予約が費用を抑えるコツです。予約が完了したら、予約確認書(eチケットお客様控えなど)を印刷しておくか、スマートフォンに保存しておきましょう。

④ 海外旅行保険への加入

海外では日本の健康保険は適用されません。海外で病気やケガをして治療を受けると、日本では考えられないほど高額な医療費を請求されることがあります。また、携行品の盗難や破損、航空機の遅延などを補償してくれるプランもあります。万が一の事態に備え、海外旅行保険には必ず加入しておきましょう。クレジットカードに付帯している保険もありますが、補償内容や適用条件を事前に確認することが重要です。

⑤ 通信手段(Wi-Fi・SIMカード)の確保

現地で地図アプリを使ったり、情報を検索したりするために、インターネット通信は不可欠です。主な手段としては、海外用Wi-Fiルーターのレンタル、現地のSIMカードの購入、eSIMの利用、携帯キャリアの海外ローミングサービスなどがあります。料金や利便性を比較し、自分の使い方に合ったものを選びましょう。

⑥ 現地通貨とクレジットカードの準備

現地で使う最低限の現金を、日本の空港や現地の両替所で両替しておきましょう。ただし、多額の現金を持ち歩くのは危険です。海外ではクレジットカードが主流の決済手段なので、VISAやMastercardなど、国際的に広く使えるブランドのカードを複数枚持っていくと安心です。キャッシング機能があれば、現地のATMで現地通貨を引き出すこともできます。

必需品の持ち物リスト

カテゴリ 持ち物
貴重品 パスポート、航空券(eチケット)、現金、クレジットカード、海外旅行保険証
電子機器 スマートフォン、充電器、モバイルバッテリー、変換プラグ・変圧器(必要に応じて)
衣類 着替え、下着、パジャマ、羽織るもの(カーディガンなど)、フォーマルな服(必要な場合)
洗面用具 歯ブラシ・歯磨き粉、シャンプー・リンス、洗顔料、化粧品、日焼け止め
医薬品 常備薬(胃腸薬、頭痛薬など)、絆創膏、消毒液

あると便利な持ち物リスト

カテゴリ 持ち物
快適グッズ アイマスク、耳栓、ネックピロー、スリッパ、エコバッグ
衛生用品 ウェットティッシュ、携帯用アルコール消毒液、ティッシュ、マスク
衣類関連 サンダル、水着、サングラス、帽子、雨具(折りたたみ傘など)
その他 筆記用具、ガイドブック、ジップロック(防水・整理用)、洗濯バサミ・携帯用洗剤

海外旅行で気をつけるべき3つの注意点

最新の治安情報を確認する、貴重品の管理を徹底する、感染症や健康に関する情報を確認する

楽しい海外旅行を台無しにしないために、安全管理は徹底しましょう。特に気をつけるべき3つのポイントを解説します。

① 最新の治安情報を確認する

渡航先の国や地域の治安は、常に変動します。出発前には必ず、外務省の「海外安全ホームページ」で、渡航先の危険情報や感染症危険情報を確認しましょう。デモやテロ、犯罪多発エリアなどの情報を把握し、危険な場所には近づかないようにすることが重要です。また、現地滞在中も最新の情報に注意を払うように心がけてください。(参照:外務省海外安全ホームページ)

② 貴重品の管理を徹底する

スリや置き引きは、どの国でも起こりうる犯罪です。パスポートや多額の現金、クレジットカードなどの貴重品は、ホテルのセーフティボックスに預けるのが基本です。外出時は、必要最低限の現金とカードだけを持ち歩きましょう。バッグは体の前に抱えるように持ち、ファスナー付きのものを選ぶと安全です。レストランやカフェで席に荷物を置いたまま席を離れるのは絶対にやめましょう。

③ 感染症や健康に関する情報を確認する

渡航先によっては、日本ではあまり馴染みのない感染症(デング熱、マラリアなど)が流行している場合があります。厚生労働省検疫所(FORTH)のウェブサイトで、渡航先の感染症情報を確認し、必要に応じて予防接種を受けるなどの対策をしましょう。また、生水は飲まず、必ずミネラルウォーターを飲む、生野菜やカットフルーツは避けるなど、衛生管理にも気を配ることが体調を崩さないためのポイントです。(参照:厚生労働省検疫所 FORTH)

海外旅行に関するよくある質問

海外旅行の予約はいつから始めるべき?、航空券を安く手に入れる方法は?、英語が話せなくても大丈夫?、おすすめの海外旅行予約サイトは?

海外旅行の予約はいつから始めるべき?

一概には言えませんが、一般的には出発の2~3ヶ月前が予約の目安とされています。ただし、ゴールデンウィークやお盆、年末年始などのハイシーズンに旅行する場合は、半年前から1年前に予約しないと、航空券や人気のホテルが満席になってしまうこともあります。LCCのセールを狙う場合は、発売と同時に予約する必要があります。計画的に、早めに行動するのがおすすめです。

航空券を安く手に入れる方法は?

航空券を安く手に入れるには、いくつかの方法があります。

  • オフシーズンを狙う
  • LCCを利用する
  • 出発・到着の曜日を平日にする(火・水・木曜は比較的安い傾向)
  • 乗り継ぎ便を利用する(直行便より安い場合が多い)
  • 航空券比較サイトで複数の航空会社や旅行代理店の価格を比較する
    これらの方法を組み合わせることで、航空券代を大きく節約できる可能性があります。

英語が話せなくても大丈夫?

結論から言うと、多くの国で英語が話せなくても旅行は可能です。特に、台湾や韓国などアジアの主要な観光地や、ハワイ、グアムなど日本人に人気のデスティネーションでは、日本語の案内があったり、日本語を話せるスタッフがいたりすることが多いです。
しかし、簡単な挨拶や「ありがとう」「すみません」といった現地の言葉や、基本的な英単語(This one, please. / How much? など)を覚えておくと、コミュニケーションがスムーズになり、旅がより楽しくなります。最近はスマートフォンの翻訳アプリも非常に高性能なので、活用するのも良いでしょう。

おすすめの海外旅行予約サイトは?

海外旅行の予約サイトは数多くあり、それぞれに特徴があります。ここでは代表的なサイトをいくつかご紹介します。

JTB

日本最大手の旅行会社で、質の高いパッケージツアーが豊富です。航空券とホテルのセットだけでなく、現地でのサポートやオプショナルツアーも充実しており、特に初めての海外旅行や家族旅行で安心感を重視する方におすすめです。店舗での相談も可能で、手厚いサポートが魅力です。(参照:JTB公式サイト)

HIS

格安航空券やリーズナブルなパッケージツアーに強みを持つ旅行会社です。学生向けの旅行や、ユニークなテーマ性のあるツアーなど、幅広い商品ラインナップが特徴。オンラインだけでなく、全国に店舗があり、専門スタッフに相談しながら旅行プランを立てることもできます。(参照:H.I.S.公式サイト)

楽天トラベル

楽天グループが運営する旅行予約サイトで、最大の魅力は楽天ポイントが貯まる・使えること。航空券とホテルを自由に組み合わせる「楽パック」は、セットで予約すると割引が適用されることが多くお得です。国内外のホテル掲載数も豊富で、普段から楽天のサービスを利用している方には特におすすめです。(参照:楽天トラベル公式サイト)

Expedia

世界最大級のオンライン旅行会社で、航空券とホテルの同時予約(ダイナミックパッケージ)による割引率の高さが特徴です。取り扱い商品数が非常に多く、世界中のホテルや航空券を比較検討できます。頻繁にセールやクーポンを配布しているため、こまめにチェックするとお得に予約できる可能性があります。(参照:Expedia公式サイト)

Trip.com

中国発のオンライン旅行会社で、特にアジア圏の航空券やホテルの価格に強みがあります。日本語のカスタマーサポートも24時間対応しており、安心して利用できます。独自のセールや割引も頻繁に行っており、コストを抑えたい旅行者から人気を集めています。(参照:Trip.com公式サイト)

これらのサイトを比較検討し、ご自身の旅行スタイルや目的に合ったものを選んでみてください。素晴らしい海外旅行の計画を立てる一助となれば幸いです。