円安や世界情勢の変化がありつつも、海外旅行への関心は再び高まりを見せています。久しぶりの海外旅行を計画している方、あるいは初めての海外への一歩を踏み出そうとしている方にとって、「どこへ行こうか?」という悩みは、旅の始まりのワクワクする瞬間ではないでしょうか。
世界には、息をのむような絶景、心躍るグルメ、奥深い歴史や文化、そして温かい人々との出会いが待っています。しかし、選択肢が多すぎるために、自分にぴったりの旅行先を見つけるのは簡単なことではありません。
この記事では、2024年の最新情報に基づいた海外旅行の行き先人気ランキングTOP20を詳しくご紹介します。さらに、「女子旅」「家族旅行」といった目的別のおすすめや、春夏秋冬それぞれの季節に最適な旅行先、費用を抑えるコツ、準備に役立つ持ち物リストまで、海外旅行に関するあらゆる情報を網羅的に解説します。
この記事を読み終える頃には、あなたの「次の旅先」が具体的に見えているはずです。さあ、一緒に世界への扉を開き、あなただけの特別な旅を見つけるための準備を始めましょう。
目次
【2024年最新】海外旅行の行き先人気ランキングTOP20
ここでは、各種旅行会社の予約状況やアンケート調査などを基にした、2024年最新の海外旅行先人気ランキングTOP20を発表します。各国の魅力や基本情報、おすすめの過ごし方などを詳しく解説しますので、行き先選びの参考にしてください。
① 韓国
日本から最も近い海外旅行先の一つである韓国は、週末や連休を利用して気軽に訪れることができるのが最大の魅力です。最新のグルメ、コスメ、ファッションが集まるエネルギッシュな都市ソウルを中心に、若者から大人まで幅広い層に支持されています。
項目 | 内容 |
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首都 | ソウル |
言語 | 韓国語 |
通貨 | ウォン(KRW) |
フライト時間 | 東京から約2時間30分 |
時差 | なし |
韓国の魅力
韓国の魅力は、その多様性にあります。明洞(ミョンドン)や弘大(ホンデ)では、最新トレンドのファッションアイテムやコスメを手頃な価格でショッピングできます。特に韓国コスメは品質の高さと種類の豊富さで、お土産としても大人気です。
グルメも見逃せません。サムギョプサルやチーズタッカルビといった定番料理から、広蔵市場(クァンジャンシジャン)で味わうB級グルメ、おしゃれなカフェで楽しむスイーツまで、食の選択肢は無限大です。フォトジェニックなカフェも多く、カフェ巡りだけでも一日中楽しめます。
また、景福宮(キョンボックン)などの歴史的な建造物を訪れ、伝統衣装のチマチョゴリを着て散策するのも特別な体験になります。少し足を延せば、港町の釜山(プサン)やリゾート地の済州島(チェジュド)など、ソウルとはまた違った魅力を持つ都市も楽しめます。
おすすめの過ごし方と注意点
女子旅であれば、ショッピングとカフェ巡りを中心にプランを組むのがおすすめです。コスメショップを巡り、最新の美容情報をキャッチアップするのも楽しいでしょう。カップルなら、Nソウルタワーからの夜景を眺めたり、漢江(ハンガン)でピクニックを楽しんだりするロマンチックな過ごし方が人気です。
注意点としては、特に夏は蒸し暑く、冬は厳しい寒さとなるため、服装には注意が必要です。また、日本語が通じる場所も多いですが、簡単な韓国語の挨拶を覚えておくと、現地の人とのコミュニケーションがよりスムーズになります。公共交通機関が非常に発達しているため、T-moneyカード(交通系ICカード)を活用すると、地下鉄やバスでの移動が格段に便利になります。
② 台湾
日本から飛行機で約3〜4時間とアクセスが良く、親日的で治安も比較的良いことから、海外旅行初心者や一人旅にも絶大な人気を誇るのが台湾です。ノスタルジックな街並みと、絶品グルメの数々が旅行者を魅了します。
項目 | 内容 |
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首都 | 台北 |
言語 | 中国語(北京語)、台湾語 |
通貨 | ニュー台湾ドル(TWD) |
フライト時間 | 東京から約4時間 |
時差 | -1時間 |
台湾の魅力
台湾旅行のハイライトは、何と言ってもグルメです。小籠包の名店「鼎泰豐(ディンタイフォン)」をはじめ、牛肉麺、魯肉飯(ルーローファン)、マンゴーかき氷など、絶対に外せない名物料理が目白押しです。夜になると活気づく「夜市」では、様々な屋台料理をリーズナブルな価格で食べ歩きでき、台湾の熱気を肌で感じられます。
観光スポットも多彩です。「千と千尋の神隠し」のモデルになったともいわれる九份(ジョウフェン)の幻想的な街並みは、一度は訪れたい場所です。台北市内では、衛兵交代式が見られる中正紀念堂や、台北のシンボルである超高層ビル「台北101」からの絶景が楽しめます。
また、台湾式シャンプーや足つぼマッサージなど、リラクゼーションも充実しています。旅の疲れを癒しながら、美と健康を手に入れられるのも台湾ならではの魅力です。
おすすめの過ごし方と注意点
初めての台湾なら、台北を中心に主要な観光スポットとグルメを巡るのが王道です。MRT(地下鉄)が発達しているので、個人でも簡単に移動できます。リピーターであれば、台中や台南、高雄など、地方都市へ足を延ばすのもおすすめです。特に台南は「美食の都」として知られ、よりディープな台湾グルメを堪能できます。
注意点として、夏は台風シーズンにあたるため、天候情報をこまめにチェックする必要があります。また、八角などの独特の香辛料が使われる料理もあるため、苦手な方は注意しましょう。水道水は飲用には適さないため、ミネラルウォーターを購入するのが一般的です。親切な人が多いので、困ったことがあれば積極的に尋ねてみると良いでしょう。
③ ハワイ
「常夏の楽園」として、日本人にとって永遠の憧れであり続けるハワイ。美しいビーチ、豊かな自然、快適な気候、そして充実したショッピング環境と、あらゆる世代が楽しめる要素が詰まった究極のバカンス先です。
項目 | 内容 |
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中心地 | ホノルル(オアフ島) |
言語 | 英語、ハワイ語 |
通貨 | USドル(USD) |
フライト時間 | 東京から約7時間30分 |
時差 | -19時間 |
ハワイの魅力
ハワイの代名詞であるワイキキビーチでのんびりと過ごす時間は、まさに至福のひとときです。サーフィンやSUP(スタンドアップパドルボード)などのマリンスポーツに挑戦するのも良いでしょう。ダイヤモンドヘッドへのハイキングでは、オアフ島の絶景を360度見渡せます。
ショッピングもハワイの大きな楽しみの一つです。アラモアナセンターやワイキキの路面店には、高級ブランドからローカルブランドまで様々なお店が軒を連ねます。パンケーキやアサイーボウル、ガーリックシュリンプといったハワイアングルメも外せません。
また、オアフ島だけでなく、マウイ島やカウアイ島、ハワイ島など、それぞれに異なる魅力を持つ島々を巡る「アイランドホッピング」もおすすめです。ハワイ島ではキラウエア火山の迫力ある自然を、カウアイ島では「太平洋のグランドキャニオン」と称されるワイメア渓谷の絶景を体験できます。
おすすめの過ごし方と注意点
カップルやハネムーンなら、高級ホテルに滞在し、サンセットクルーズや星空観賞ツアーに参加するなど、ロマンチックな時間を過ごすのがおすすめです。子連れの家族旅行では、動物園や水族館、イルカと触れ合えるプログラムなどが人気です。
注意点としては、日差しが非常に強いため、サングラス、帽子、日焼け止めは必需品です。また、観光地から離れた場所や夜間の一人歩きは避けるなど、基本的な安全対策は怠らないようにしましょう。物価は日本より高めなので、予算には余裕を持っておくと安心です。チップの習慣があるため、レストランやホテル、タクシーなどでは、料金の15〜20%程度のチップを渡すのがマナーです。
④ タイ
「微笑みの国」として知られるタイは、エキゾチックな文化と活気、そして物価の安さが魅力の国です。荘厳な寺院、美味しいタイ料理、美しいビーチリゾートと、多彩な楽しみ方ができます。
項目 | 内容 |
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首都 | バンコク |
言語 | タイ語 |
通貨 | バーツ(THB) |
フライト時間 | 東京から約7時間 |
時差 | -2時間 |
タイの魅力
首都バンコクでは、黄金に輝くワット・プラケオ(エメラルド寺院)や、巨大な涅槃仏で有名なワット・ポーなど、歴史と信仰を感じさせる寺院巡りが楽しめます。水上マーケットやナイトマーケットでは、活気あふれる雰囲気の中でショッピングやグルメを満喫できます。
タイ料理は、トムヤムクンやグリーンカレー、パッタイなど、日本でもおなじみのものが多く、本場の味は格別です。辛いものが苦手な方向けのメニューも豊富にあります。
リゾートを楽しみたいなら、プーケットやサムイ島がおすすめです。透明度の高い海でのシュノーケリングやダイビング、ビーチでのんびり過ごすなど、優雅な時間を過ごせます。また、古都チェンマイでは、ランタンフェスティバル(コムローイ祭り)など、幻想的な体験ができます。
おすすめの過ごし方と注意点
アクティブに動きたいならバンコク、のんびりしたいならビーチリゾート、文化に触れたいならチェンマイと、目的に合わせて滞在都市を選ぶのが良いでしょう。女子旅では、本場のタイマッサージやスパでリフレッシュするのも人気です。
注意点として、寺院を訪れる際は、露出の多い服装(タンクトップ、ショートパンツなど)はNGです。肩や膝が隠れる服装を準備しておきましょう。また、スコールが多いため、折りたたみ傘があると便利です。トゥクトゥク(三輪タクシー)に乗る際は、事前に料金交渉をすることがトラブルを避けるポイントです。
⑤ グアム
日本から約3時間半というフライト時間の短さで、小さな子供連れの家族旅行先として不動の人気を誇るのがグアムです。時差もわずか1時間で、時差ボケの心配もほとんどありません。
項目 | 内容 |
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中心地 | タモン |
言語 | 英語、チャモロ語 |
通貨 | USドル(USD) |
フライト時間 | 東京から約3時間30分 |
時差 | +1時間 |
グアムの魅力
グアムの魅力は、何と言っても透明度の高い美しい海です。タモンビーチでは、遠浅で波も穏やかなため、小さな子供でも安心して海水浴を楽しめます。シュノーケリングをすれば、カラフルな熱帯魚を間近で観察できます。
マリンスポーツも豊富で、パラセーリングやバナナボート、イルカウォッチングツアーなどが人気です。また、免税店でのショッピングも大きな楽しみの一つ。アメリカブランドのコスメやファッションアイテムがお得に手に入ります。
チャモロ文化に触れる体験もおすすめです。チャモロビレッジのナイトマーケットでは、ローカルフードの屋台や民芸品の販売、ダンスショーなどが楽しめ、グアムの文化を肌で感じることができます。
おすすめの過ごし方と注意点
家族旅行なら、ウォーターパークが併設されたホテルに宿泊するのがおすすめです。子供が飽きることなく一日中楽しめます。3世代での旅行にも適しており、祖父母はビーチでのんびり、親と子はアクティビティを楽しむといった過ごし方も可能です。
注意点としては、ハワイ同様、日差しが非常に強いので紫外線対策は必須です。また、スコールが降ることが多いので、雨具の用意も忘れずに。日本語が通じる場所が多いですが、基本的な英語での挨拶ができるとコミュニケーションが円滑になります。レンタカーがあると行動範囲が広がり、より自由に観光を楽しめます。
(以降、⑥~⑳も同様の形式で、各国の魅力を具体的に記述していきます。文字数調整のため、ランキング下位の国はやや簡潔にまとめます。)
⑥ シンガポール
未来的な建築物と緑豊かな自然が融合した、クリーンで安全な都市国家。マリーナベイ・サンズのインフィニティプールはあまりにも有名。多民族国家ならではの多彩なグルメ(チキンライス、ラクサなど)も魅力。公共交通機関が発達し、治安も非常に良いため、女子旅や子連れ旅行に最適です。
⑦ 香港
「100万ドルの夜景」で知られるエネルギッシュな都市。ビクトリア・ピークからの眺めは圧巻です。飲茶や海鮮料理などの広東料理は絶品で、グルメ目的の旅行者も多いです。ショッピング天国としても知られ、最新のファッションから伝統的な雑貨まで何でも揃います。
⑧ ベトナム
物価が安く、エキゾチックな雰囲気が魅力。フランス統治時代の面影が残る街並みが美しいハノイやホーチミン、ランタンが幻想的な古都ホイアン、風光明媚なハロン湾など見どころが満載です。フォーやバインミーといったベトナム料理は日本人の口にも合いやすいです。特にアオザイを着て街を散策する体験は女子旅に人気です。
⑨ イタリア
古代ローマの遺跡、ルネサンス芸術、美味しい料理と、旅行者の五感を刺激する魅力にあふれた国。ローマのコロッセオ、フィレンツェのウフィツィ美術館、ヴェネツィアの運河など、都市ごとに全く異なる顔を持っています。パスタやピザ、ジェラートなど、本場の味を堪能するグルメ旅もおすすめです。
⑩ フランス
芸術と美食の都パリを中心に、世界中の人々を魅了し続ける国。エッフェル塔やルーブル美術館、ベルサイユ宮殿といった象徴的な名所は必見です。南仏のニースやプロヴァンス地方では、美しい地中海の景色やラベンダー畑が広がります。洗練された雰囲気は、ハネムーンや記念日旅行にぴったりです。
⑪ アメリカ
広大な国土に多様な文化と自然が広がる国。ニューヨークの摩天楼、ロサンゼルスのエンターテイメント、ラスベガスの華やかなショー、グランドキャニオンの雄大な自然など、訪れる場所によって全く異なる体験ができます。ロードトリップで国立公園を巡る旅は、一生の思い出になるでしょう。
⑫ フィリピン
7,000以上もの島々からなる、美しいビーチリゾートの宝庫。特にセブ島やボラカイ島は、その海の透明度と白砂のビーチで世界的に有名です。物価が安く、ホスピタリティあふれる国民性も魅力。語学留学先としても人気があり、英語を学びながらリゾートライフを楽しめます。
⑬ オーストラリア
広大な大地にコアラやカンガルーといったユニークな動物たちが生息する自然豊かな国。シドニーのオペラハウスや、世界最大のサンゴ礁グレートバリアリーフ、巨大な一枚岩ウルル(エアーズロック)など、スケールの大きな見どころが満載です。南半球にあるため、日本の冬に暖かい夏を過ごせる避寒地としても人気があります。
⑭ スペイン
情熱的なフラメンコ、独創的なガウディ建築、美味しいパエリアやタパスなど、陽気な魅力に満ちた国。バルセロナのサグラダ・ファミリアや、マドリードのプラド美術館、アンダルシア地方の白い村など、見どころは尽きません。バル巡りをしながら、地元の人々と交流するのも楽しいです。
⑮ マレーシア
多民族国家ならではの多様な文化が混じり合う、エキゾチックな国。首都クアラルンプールのペトロナスツインタワーは圧巻です。世界遺産の街マラッカやペナン島、自然豊かなボルネオ島など、多彩な魅力を持っています。物価も比較的安く、長期滞在にも向いています。
⑯ インドネシア
世界最大の群島国家で、バリ島は「神々の島」として世界的に有名なリゾート地。美しいビーチやライステラス(棚田)の風景、伝統的なケチャックダンス、心身を癒すヨガやスパなど、スピリチュアルな魅力に溢れています。ヴィラに滞在して、何もしない贅沢を味わうのもおすすめです。
⑰ カナダ
雄大なロッキー山脈やナイアガラの滝など、手つかずの美しい大自然が最大の魅力。バンクーバーやトロントといった都市は多文化で洗練されており、治安も良く暮らしやすいことで知られています。秋の紅葉(メープル街道)は特に美しく、多くの観光客を魅了します。
⑱ イギリス
歴史と伝統が息づく国。ロンドンのバッキンガム宮殿や大英博物館、ビッグベンといった象徴的な名所は必見です。イングリッシュガーデンが美しいコッツウォルズ地方や、ハリー・ポッターのロケ地を巡る旅も人気。アフタヌーンティーやパブ文化を体験するのも英国旅行の醍醐味です。
⑲ ドイツ
中世の面影を残す美しい街並みと、ビールやソーセージといったグルメが魅力。ロマンチック街道や古城街道をドライブする旅は特に人気があります。冬に開催されるクリスマスマーケットは、幻想的で心温まる雰囲気。治安が良く、鉄道網が発達しているため、個人旅行もしやすい国です。
⑳ メキシコ
古代マヤ・アステカ文明の神秘的な遺跡と、カリブ海の美しいビーチを併せ持つ国。カンクンの高級リゾートや、世界遺産のチチェン・イッツァ遺跡は特に有名です。タコスやテキーラといった本場のメキシコ料理も楽しめます。陽気なラテンの雰囲気に浸れる、刺激的な旅行先です。
目的・テーマ別!おすすめの海外旅行先
ランキングに加えて、旅の目的やテーマから行き先を選ぶのも一つの方法です。ここでは、同行者や興味に合わせたおすすめの国をご紹介します。
女子旅におすすめの国
女子旅のキーワードは「フォトジェニック」「グルメ」「ショッピング」「治安の良さ」。これらの要素を満たす国が人気です。
- 韓国: 最新コスメのショッピング、おしゃれなカフェ巡り、フォトジェニックなスイーツなど、女子の「好き」が詰まっています。フライト時間が短く、週末旅行にも最適。
- 台湾: 美味しい小籠包やB級グルメの食べ歩き、九份の幻想的な風景、レトロな雑貨探しなど、ノスタルジックな雰囲気が魅力。治安も良く、安心して楽しめます。
- フランス: パリの美しい街並み、美術館巡り、本場のマカロンやクロワッサン、高級ブランドのショッピングなど、洗練された大人の女子旅が叶います。
女子旅では、インスタ映えするスポットや美味しいものが欠かせません。 また、複数人で部屋をシェアしやすいホテルや、スパ・エステが充実している場所もポイントが高いです。
カップル・ハネムーンにおすすめの国
二人だけの特別な時間を過ごすには、ロマンチックな雰囲気と美しい景色が重要です。
- イタリア: ヴェネツィアのゴンドラ遊覧、アマルフィ海岸の絶景、フィレンツェの芸術的な街並みなど、どこを切り取っても絵になるロマンチックな国です。
- ハワイ: 美しいサンセットを眺めながらのディナー、二人で挑戦するサーフィン、高級リゾートでのんびり過ごす時間など、王道のハネムーンが楽しめます。
- インドネシア(バリ島): プライベートプール付きのヴィラで過ごす贅沢な時間、カップルスパでの癒し、ウルワツ寺院の夕日とケチャックダンスなど、非日常的でスピリチュアルな体験ができます。
ハネムーンでは、少し奮発して普段は泊まれないような高級ホテルやヴィラに滞在するのがおすすめです。二人だけの思い出を作るアクティビティを計画に盛り込みましょう。
子連れ・家族旅行におすすめの国
子供と一緒に楽しむためには、「フライト時間の短さ」「治安」「子供向けアクティビティの有無」が重要なポイントになります。
- グアム: フライト約3時間半、時差1時間と、子供の負担が少ないのが最大のメリット。遠浅のビーチやウォーターパークなど、子供が思いっきり遊べる環境が整っています。
- ハワイ: 日本語が通じやすい環境と充実した医療体制で、万が一の時も安心。動物園や水族館、イルカと触れ合えるツアーなど、家族全員で楽しめるアクティビティが豊富です。
- シンガポール: 治安が非常に良く、ベビーカーでも移動しやすいクリーンな街。ナイトサファリやセントーサ島の巨大テーマパークなど、子供が喜ぶスポットが満載です。
子連れ旅行では、移動の負担を減らし、子供のペースに合わせたゆとりのあるスケジュールを組むことが成功の秘訣です。
一人旅におすすめの国
一人旅では、「治安の良さ」「公共交通機関の利便性」「食事のしやすさ」が鍵となります。
- 台湾: 親日的で治安が良く、人々も親切。MRT(地下鉄)が発達しており、一人でも移動が簡単。夜市など、一人でも気軽に食事を楽しめる場所が多いのも魅力です。
- ベトナム: 物価が安く、少ない予算でも満喫できます。カフェ文化が根付いており、一人で休憩しやすい場所が多いです。ホステルなども多く、他の旅行者との交流も楽しめます。
- ドイツ: 鉄道網が非常に発達しており、都市間の移動がスムーズ。治安も比較的良く、中世の街並みを一人でゆっくり散策するのに最適です。
一人旅は、自分の興味やペースで自由に行動できるのが最大の魅力。 事前に現地の治安情報や交通手段をしっかり調べておきましょう。
卒業旅行におすすめの国
仲間との思い出作りが目的の卒業旅行では、「コストパフォーマンス」「グループで楽しめるアクティビティ」「ナイトライフ」が重視されます。
- タイ: 物価が安く、少ない予算でも豪華な体験が可能。ビーチパーティーやナイトマーケットなど、皆でワイワイ楽しめるスポットが豊富です。
- 韓国: 航空券が安く、気軽に行けるのが魅力。グルメ、ショッピング、K-POPカルチャーなど、共通の話題で盛り上がれます。
- 台湾: グルメの食べ歩きやB級グルメ巡りは、グループで楽しむのにぴったり。コストも抑えられ、満足度の高い旅ができます。
卒業旅行では、全員の意見を取り入れつつ、幹事が中心となって計画を立てることが大切です。 費用を抑えたい場合は、航空券とホテルがセットになったツアーを利用するのも賢い選択です。
初めての海外旅行におすすめの国
初めての海外は、不安よりも楽しさが上回るような、安心できる国を選びたいものです。
- 台湾: 日本から近く、親日的。漢字が使われているため、看板などから意味を推測しやすいのも安心材料です。
- グアム: フライト時間が短く、日本語が通じる場所が多い。時差も少なく、体への負担も軽いです。
- ハワイ: 日本人観光客が多く、日本語対応のサービスが非常に充実しています。「海外旅行の入門編」として最適な場所です。
初めての海外旅行では、無理のない日程を組み、パッケージツアーを利用するのも一つの手です。 トラブルを避けるため、現地の文化やマナーを事前に学んでおきましょう。
グルメを満喫できる国
旅の最大の楽しみは「食」だという方におすすめの国です。
- 台湾: 小籠包、牛肉麺、魯肉飯、マンゴーかき氷、タピオカミルクティーなど、名物を挙げればきりがありません。夜市の食べ歩きは必須体験です。
- イタリア: パスタ、ピザ、リゾット、生ハム、チーズ、ワイン、ジェラート。地方ごとに特色ある郷土料理があり、食の探求は尽きることがありません。
- ベトナム: フォーやバインミーといった優しい味わいの料理から、新鮮なハーブをふんだんに使ったヘルシーな料理まで、日本人の口に合うものが豊富です。
ショッピングを楽しめる国
ブランド品から雑貨まで、買い物を目的に旅するのも楽しいものです。
- 韓国: プチプラコスメや最新ファッション、可愛い文房具や雑貨など、トレンドアイテムが安く手に入ります。
- アメリカ: 広大なアウトレットモールでのショッピングは圧巻。有名ブランドが驚きの価格で手に入ることがあります。
- フランス: シャネル、ルイ・ヴィトン、エルメスといった憧れのハイブランドの本店が軒を連ねます。蚤の市でアンティーク雑貨を探すのもおすすめです。
雄大な自然に癒される国
都会の喧騒を離れ、大自然の中でリフレッシュしたい方におすすめです。
- カナダ: カナディアンロッキーの壮大な山々や湖、ナイアガラの滝の迫力など、地球のスケールを体感できます。
- オーストラリア: 世界最大のサンゴ礁グレートバリアリーフや、神秘的な一枚岩ウルルなど、ユニークで広大な自然が広がっています。
- スイス: アルプスの名峰が連なる絶景の宝庫。ハイキングや登山列車で、絵葉書のような風景の中を旅できます。
歴史的な世界遺産を巡る旅
人類の歴史や文化の奥深さに触れる旅は、知的好奇心を満たしてくれます。
- イタリア: ローマの古代遺跡群、フィレンツェの歴史地区、ピサの斜塔など、国全体が美術館のようです。
- スペイン: ガウディの作品群、アルハンブラ宮殿、コルドバ歴史地区など、イスラム文化とキリスト教文化が融合した独特の遺産が見られます。
- メキシコ: チチェン・イッツァやテオティワカンなど、マヤ・アステカ文明の神秘的なピラミッドや神殿は圧巻です。
のんびり過ごせるビーチリゾート
美しい海を眺めながら、何もしない贅沢を味わう旅です。
- タイ(プーケット・サムイ島): 美しいビーチとホスピタリティあふれるサービス。コストパフォーマンスも高く、長期滞在にも向いています。
- フィリピン(セブ島): 透明度抜群の海でのダイビングやシュノーケリングが人気。ジンベイザメと泳ぐツアーも体験できます。
- インドネシア(バリ島): ビーチだけでなく、豊かな自然や文化、スピリチュアルな雰囲気に癒されるリゾートです。
季節別!おすすめの海外旅行先
旅行する時期によって、各国の魅力は大きく変わります。ここでは、日本の季節ごとにおすすめの旅行先をご紹介します。
春(3月・4月・5月)におすすめの国
気候が穏やかになり、花々が咲き誇る春は、街歩きや自然散策に最適な季節です。
- オランダ: 4月中旬から5月上旬にかけて、キューケンホフ公園では色とりどりのチューリップが咲き誇り、圧巻の景色が広がります。
- 台湾: 暑すぎず寒すぎず、一年で最も過ごしやすい季節。雨も少なく、観光に最適です。
- イタリア: 観光のベストシーズン。復活祭(イースター)の時期には、各地で特別な催しが行われます。
春は多くの国で観光シーズンが始まる時期ですが、ゴールデンウィークは航空券やホテルが高騰するため、時期を少しずらすのが費用を抑えるポイントです。
夏(6月・7月・8月)におすすめの国
日本の夏休みシーズン。避暑地へ行くもよし、南半球の冬を楽しむもよし、選択肢は豊富です。
- カナダ: 夏は涼しく過ごしやすいため、ハイキングやカヌーなどのアウトドアアクティビティを満喫するのに最適です。
- スイス: アルプスの高山植物が咲き乱れ、ハイキングのベストシーズン。涼しい気候の中で絶景を楽しめます。
- オーストラリア: 日本とは季節が逆の冬にあたりますが、シドニーなどは比較的温暖で過ごしやすいです。ホエールウォッチングのシーズンでもあります。
北半球のビーチリゾートはトップシーズンですが、ヨーロッパの主要都市は観光客で混雑し、ホテル代も高騰する傾向にあります。あえて南半球を選ぶのも賢い選択です。
秋(9月・10月・11月)におすすめの国
暑さが和らぎ、過ごしやすい気候になる秋は、多くの地域でベストシーズンを迎えます。
- ドイツ: 9月下旬から10月上旬にかけてミュンヘンで開催される「オクトーバーフェスト」は世界最大のビール祭り。ワインの新酒が楽しめる時期でもあります。
- カナダ(東部): 9月下旬から10月中旬にかけて、「メープル街道」の紅葉が見頃を迎えます。息をのむような美しい景色が広がります。
- ベトナム(ハノイ): 雨季が明けて乾季に入り、気候が安定して過ごしやすくなります。街歩きに最適な季節です。
秋は気候が良いだけでなく、夏の混雑が落ち着き、旅費も比較的安くなる「ショルダーシーズン」にあたるため、狙い目の時期と言えます。
冬(12月・1月・2月)におすすめの国
日本の寒い冬を抜け出して暖かい南国へ行くか、あえて本場の冬を楽しむかで、行き先が大きく分かれます。
- ドイツ・オーストリア: 11月下旬からクリスマスにかけて、各地で開かれるクリスマスマーケットは幻想的で、ヨーロッパの冬の風物詩です。
- タイ・オーストラリア: 日本とは逆に乾季や夏にあたり、温暖な気候の中で過ごせます。年末年始の避寒地として人気です。
- ハワイ: 年間を通して温暖ですが、冬は雨季にあたるものの、一日中雨が降ることは少なく、快適に過ごせます。ホエールウォッチングが楽しめるのもこの時期です。
年末年始は一年で最も旅費が高騰する時期です。予算を抑えたい場合は、1月中旬以降から2月にかけて出発するのがおすすめです。
海外旅行の費用を安く抑える4つのコツ
憧れの海外旅行ですが、やはり気になるのは費用です。ここでは、少しの工夫で旅行費用をぐっと抑えることができる4つのコツをご紹介します。
① 旅行に行く時期を調整する
海外旅行の費用は、行く時期によって大きく変動します。 航空券やホテル代が最も高騰するのは、多くの人が休みを取るハイシーズンです。
- ハイシーズン: ゴールデンウィーク、お盆休み(8月中旬)、年末年始
- オフシーズン: 大型連休明け(1月中旬〜2月、4月中旬〜下旬、5月中旬〜6月、10月〜11月など)
もし休暇を自由に調整できるのであれば、ハイシーズンを避けてオフシーズンに旅行するだけで、旅費を半分近くに抑えられることもあります。また、ハイシーズンとオフシーズンの間の「ショルダーシーズン」も、気候が良く、費用も比較的安いため狙い目です。出発日を金曜日や土曜日ではなく、平日にするだけでも航空券代は安くなる傾向があります。
② LCC(格安航空会社)を利用する
LCC(Low Cost Carrier)は、サービスを簡素化することで低価格な運賃を実現している航空会社です。アジア圏など近距離の路線を中心に、多くのLCCが就航しています。
LCCのメリット | LCCのデメリット |
---|---|
運賃が圧倒的に安い | 受託手荷物や機内食、座席指定が有料 |
セール時には驚きの価格も | 座席間隔が狭いことが多い |
短距離路線が豊富 | 遅延や欠航の際の補償が手薄な場合がある |
発着が早朝・深夜帯の便が多い |
移動コストを徹底的に抑えたい、機内サービスは特に必要ないという方には、LCCは非常に強力な選択肢です。ただし、荷物が多くなりそうな場合や、快適性を重視する場合は、追加料金を含めた総額でFSC(フルサービスキャリア)と比較検討することが重要です。
③ ツアーのセールや早割を利用する
旅行会社のパッケージツアーを利用する場合、セールや早期割引を賢く活用することで費用を抑えられます。
- 初売りセール: 年始に行われるセールで、目玉商品が多数登場します。
- 決算セール: 旅行会社の決算期(3月、9月など)に行われることが多く、在庫一掃のためお得なツアーが出やすいです。
- 早割(早期割引): 出発の90日前、60日前など、早く予約することで割引が適用されるプランです。行き先や日程が決まっている場合は、早めの予約がお得です。
これらのセール情報は、旅行会社のメールマガジンに登録したり、SNSをフォローしたりすることで、いち早くキャッチできます。
④ パッケージツアーと個人手配を比較する
海外旅行の手配方法は、大きく分けて「パッケージツアー」と「個人手配」の2つがあります。それぞれのメリット・デメリットを理解し、自分に合った方法を選びましょう。
パッケージツアー | 個人手配 | |
---|---|---|
メリット | ・航空券とホテルをまとめて予約でき、手間が少ない ・空港送迎や観光が付いているものもある ・時期によっては個人手配より安くなることがある ・旅行会社のサポートがあり、初心者でも安心 |
・フライトやホテル、滞在プランを自由に組める ・こだわりの宿やマイナーな都市にも行ける ・LCCや格安ホテルを組み合わせ、費用を抑えやすい ・自分のペースで行動できる |
デメリット | ・行動が制限され、自由度が低い ・団体行動が苦手な人には不向き ・興味のないお土産物屋に立ち寄ることもある |
・全て自分で手配する必要があり、手間と時間がかかる ・トラブル発生時は自己責任で対応する必要がある ・語学力が必要になる場面もある |
初めての海外旅行や、手配の手間を省きたい方はパッケージツアーが安心です。一方、旅慣れた方や、自分だけのオリジナルな旅を作りたい方は個人手配がおすすめです。どちらがお得かは、時期や行き先によって異なるため、両方の料金を比較してみると良いでしょう。
みんなの海外旅行の予算や日数は?
他の人がどれくらいの予算と日数で海外旅行に行っているのかは、自分の計画を立てる上で参考になります。ここでは、一般的なデータをご紹介します。
平均的な旅行予算
旅行費用は行き先によって大きく異なります。観光庁の「旅行・観光消費動向調査 2023年年間値(速報)」によると、2023年の日本人海外旅行における1人1回あたりの旅行支出は33.8万円でした。(参照:観光庁 旅行・観光消費動向調査 2023年年間値(速報))
ただし、これは全ての行き先を含んだ平均値です。行き先別の一般的な予算目安は以下のようになります。
行き先エリア | 予算目安(1人あたり) |
---|---|
韓国・台湾などアジア近隣 | 5万円~15万円 |
タイ・ベトナムなど東南アジア | 8万円~20万円 |
ハワイ・グアムなどリゾート | 15万円~30万円 |
アメリカ・ヨーロッパなど欧米 | 20万円~50万円以上 |
これらの予算には、航空券、宿泊費、現地での食費、交通費、お土産代などが含まれます。特に航空券と宿泊費が費用の大部分を占めるため、前述の「費用を安く抑えるコツ」を実践することで、総額をコントロールできます。
平均的な旅行日数
旅行日数も行き先によって変わります。
- 韓国・台湾・グアムなど(近距離): 2泊3日~4泊5日が一般的です。週末プラス有給1〜2日で気軽に行けるのが魅力です。
- 東南アジア・ハワイなど(中距離): 4泊6日~5泊7日程度の日程を組む人が多いです。移動に半日以上かかるため、現地での滞在時間を確保するにはこのくらいの日数が必要になります。
- ヨーロッパ・アメリカ本土など(長距離): 6泊8日~8泊10日以上が主流です。フライト時間が長く、時差もあるため、じっくり滞在して複数の都市を周遊するプランが人気です。
自分の確保できる休暇日数と、行きたい場所までの移動時間を考慮して、無理のないスケジュールを組むことが大切です。短い日数で長距離の場所に行くと、移動だけで疲れてしまい、現地で十分に楽しめない可能性もあります。
海外旅行の準備と持ち物リスト
海外旅行を快適に楽しむためには、事前の準備が欠かせません。ここでは、必要な持ち物をリストアップしました。渡航先や旅行スタイルに合わせてカスタマイズしてください。
必ず必要なもの
これらがなければ出国・入国ができない、あるいは現地で非常に困るものです。何度も確認しましょう。
パスポート
海外旅行における身分証明書であり、最も重要な持ち物です。申請から受け取りまで1〜2週間かかるため、持っていない場合は早めに申請しましょう。すでに持っている場合も、渡航先が求める残存有効期間を満たしているかを必ず確認してください。国によっては「入国時に6ヶ月以上」などの規定があり、これを満たしていないと入国を拒否されます。
ビザ(査証)
渡航先の国が、日本国籍者に対して入国許可証(ビザ)を求めているかを確認する必要があります。多くの国は短期の観光目的であればビザ免除となっていますが、滞在日数や目的によっては必要になります。また、アメリカの「ESTA」、カナダの「eTA」、オーストラリアの「ETAS」のように、ビザは免除されていても、事前の電子渡航認証が必要な国もあるため、外務省の海外安全ホームページなどで最新の情報を確認しましょう。
航空券(Eチケット)
現在は電子化されたEチケットが主流です。予約完了時に送られてくる旅程表を印刷しておくか、スマートフォンに保存しておきましょう。空港でのチェックインや、入国審査時に提示を求められることがあります。
現金・クレジットカード
現地通貨とクレジットカードをバランス良く用意しましょう。クレジットカードは、VISAやMastercardなど、世界中で広く使える国際ブランドのものを2枚以上持っていくと安心です。1枚が磁気不良や利用限度額超過で使えなくなる事態に備えられます。現金は、屋台やチップ、小規模な店舗での支払いに必要です。
海外旅行保険
海外での医療費は非常に高額になることがあります。万が一の病気やケガ、盗難などのトラブルに備え、海外旅行保険には必ず加入しておくことを強くおすすめします。 クレジットカードに付帯している保険もありますが、補償内容や適用条件(旅行代金をそのカードで支払っているかなど)を事前にしっかり確認しておきましょう。
インターネット接続手段(Wi-Fi・SIM)
現地での地図検索や情報収集、連絡手段として、インターネット接続は不可欠です。主な手段は以下の4つです。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
海外用Wi-Fiルーター | ・複数人でシェアできる ・設定が簡単 |
・常に持ち運ぶ必要がある ・充電が必要 |
海外用SIMカード | ・荷物にならない ・比較的安価 |
・SIMフリーのスマホが必要 ・SIMの入れ替えが必要 |
eSIM | ・SIMの入れ替え不要 ・オンラインで申込・設定が完結 |
・対応機種が限られる |
国際ローミング | ・設定不要で最も手軽 | ・料金が非常に高額になる可能性がある |
自分のスマートフォンの機種や旅行スタイルに合わせて最適なものを選びましょう。
あると便利なもの
必需品ではありませんが、持っていくと旅の快適度が格段に上がるアイテムです。
変換プラグ・変圧器
日本のコンセント形状(Aタイプ)や電圧(100V)は、海外では異なります。渡航先のコンセント形状に合わせた変換プラグは必須です。変圧器については、最近のスマートフォンやカメラの充電器は海外の電圧(110V〜240V)に対応しているものがほとんどですが、日本国内専用のドライヤーなどを持っていく場合は必要になります。
モバイルバッテリー
スマートフォンで地図を見たり、写真を撮ったりしていると、電池の消耗は激しいものです。外出先で充電が切れると非常に不便なため、大容量のモバイルバッテリーを一つ持っていくと安心です。
常備薬
普段から服用している薬はもちろん、飲み慣れた胃腸薬、頭痛薬、酔い止め、絆創膏などがあると、いざという時に安心です。海外の薬は体に合わない可能性もあります。
スリッパ
海外のホテルにはスリッパが備え付けられていないことが多くあります。機内やホテルでリラックスするために、携帯用のものがあると便利です。
ウェットティッシュ
食事の際に手を拭いたり、少し汚れた場所を拭いたりと、何かと重宝します。除菌タイプのものだとさらに安心です。
エコバッグ
海外でもレジ袋が有料の国が増えています。お土産などで荷物が増えた際に、折りたたみ式のエコバッグがあると非常に役立ちます。
海外旅行の計画はいつから始める?
一般的に、航空券の予約は出発の3ヶ月〜半年前が比較的安く、選択肢も多いとされています。特にハイシーズンに旅行する場合は、早めの行動が肝心です。パッケージツアーも同様に、早割を利用するためには3ヶ月以上前からの検討がおすすめです。
パスポートの申請やビザの確認も考慮すると、少なくとも半年前には大まかな行き先と時期を決め、情報収集を始めるのが理想的なスケジュールと言えるでしょう。
自分にぴったりの海外旅行先を見つけよう
ここまで、2024年最新の海外旅行先人気ランキングから、目的別・季節別のおすすめ、費用を抑えるコツ、そして準備に至るまで、幅広く解説してきました。
たくさんの情報に触れて、行きたい場所の候補がいくつか思い浮かんだのではないでしょうか。ランキング上位の国は多くの人が訪れるだけの魅力がありますが、必ずしもそれがあなたにとって最高の旅先とは限りません。
大切なのは、ランキングや情報を参考にしつつも、最終的には「自分が旅に何を求めているのか」を明確にすることです。
- 美味しいものを心ゆくまで食べたいのか?
- 歴史的な建造物や芸術に触れたいのか?
- 美しい海でのんびりと癒されたいのか?
- エキサイティングなアクティビティに挑戦したいのか?
あなたの興味、予算、時間、そして大切な同行者。これらの要素をパズルのように組み合わせた先に、あなただけの完璧な旅のプランが見えてくるはずです。
この記事が、あなたの次なる冒険への第一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。さあ、パスポートを手に、まだ見ぬ世界へ出発しましょう。素晴らしい旅が、あなたを待っています。